立読ブログ

立読師による一人語りのブログ 今後ともよろしう

マンガ遍歴思いで語り~その3~

2011-03-31 00:03:20 | 
さて マンガ遍歴も飲酒二合目にして
記憶もあいまいになってまいりましたが
まぁ 続けます
また思い出したら書き加えたらええんやし♪


高校にあがってからしばらくはあまりマンガ読んでなかったですね
いや ほんのしばらくのあいだだけで 
高校の雰囲気に慣れたらまた読み出したんですけど(笑)

高校でもイラストクラブならぬアニメ同好会に所属しまして
ヤオイはわかんなかったんで婦女子ではないとは思うんですが
まぁ オタクな香りを漂わせている仲間とマンガ読んでました
イラストは…あいかわらず人の顔が描けなかったですねぇ
今もよう描けませんが(苦笑)
アニメのシャーロックホームズみたいな
頭は犬なんだけど身体は人というキャラクターを良く描いてました
ま そんなこた どうでもいい

そのアニメ同好会で涙腺のツボを押されたのが

うしおととら

あれは・・・ずるいですよ
人の気持ちの琴線にうったえる重低音
おかあさん とか ひとのあったかさ とか 身体張って友達を救う勇気 とか
今までだれかに言って欲しかった言葉や
言ってみたい 見得を切ってみたい場面が目白押しですもん
ええ話や・・・


さて 高校辺りのころにはしゃらくさいことに
立読み防止のビニールカバーが当たり前になってしまって
立読師の面目丸つぶれだったものですが
それでも背表紙のキャラクターの絵が気に入って
買ってしまったらさあ大変
すっかりはまったのが

三四郎の二乗(三四郎^2)

きましたーきくち正太
もう ね コミック一気買い
特に柔道編の7巻は何度読んでも痛快でしたなー
んでまた絵が! 絵が超好み!
デッサンがしっかりしていてかつ無駄な線がない
誰だ?リアリティとかいってシャカシャカ描きこんじゃあページ真っ黒にしてる漫画は(笑)

高校のときにはまったマンガってぇと今はこれくらいしか思いつきませんねぇ

あのころはバイト先の店長の影響で
池波正太郎や椎名誠 野田知佑なんかに目覚めてました(苦笑)
あと 史記?(笑) あ 孫子の影響で(笑)
 

マンガ遍歴思いで語りその2

2011-03-28 21:46:04 | 
中学にあがってからはすっかり自分も周りもジャンプ党でした
あのころジャンプの黄金時代だったんじゃないスか?

ドラゴンボールがあってろくでなしBLUSEがあって北斗の拳があってCHYTY HANTERでしょ?あれ?キャッツアイもまだかかってたか?んで幽々白書が始まって銀牙の連載が終わったり奇面組も終わったんだよな

看板漫画の目白押しで
毎週のジャンプ回し読みか立読みで読む漫画が一番多かった

このころ運動部で鍛えられたおかげで
気力と体力が満ちていたんでしょう
本格的に本屋で立読みをするようになりました
当時はまだコミックにビニールカバーをかけるなんてぇのは
なかったので もう立読み放題
体力と集中力の続く限りマンガ本を繰り返し読んで
吟味して買うことが出来ました
ジャンプ以外の面白いマンガに出会うこともできたんです

「これは自分の本棚に置くにふさわしいかどうか?」と
よくよく吟味した結果買った漫画は今捨てるに捨てられない
思い入れが強すぎて(苦笑)
あまりに古いタイトルでAmazonに乗っていないので
記憶に頼ってタイトルを書くんですが
学園情報部HIP  I'm ナム これらは3巻で終わってるんですが
かなりインスパイアされましたね
とくにHIPは反抗期にどストライクにはまりました
はっはっは 青いなぁ

そしてこの立読み黎明期にポスト奇面組として
つぼにはまったのが

機動警察パトレイバー

とにかくもう一読で笑えて気に入りました
これがゆうきまさみチルドレン化の第一作です(笑)
そして友人から「パトレイバーより面白い らしいで」と
渡されたのが

究極超人あ~る

もう今となっては伝説化しているギャグマンガです
個人的にギャグの質がマヌケ時空化したのはこの作品がきっかけ(笑)
中学後半から高校前半までは
するめをかみ締めるようにこの2作品を繰り返し読み読み込みました

なんつって ま 他にも読んではいたんですけどね
イラストクラブの縁で仲良くなった先輩にそそのかされて
バレーボール部に入ってしまったり
これまた先輩の影響で アニパロ を仲間で読むようになったり
同時に 今で言う婦女子ですね 当時は「ヤオイ」ものといって
賛否両論喧々諤々だったんですが
ま とまれ このころに
週刊マンガ雑誌ではないところに作品を発表している作家さんだとか
同人誌 だとか 古本市 を知ることになります
高橋なの が描いた独眼流正宗とか
アニパロオリジナルのGO!WEST!とか
好きだったなぁ

同人誌即売会の延長線上で古本市に足繁く通うようになり
そこで「3年奇面組」全巻コンプ
この3年~の方が作者はメッセージを強烈に発信していたんだなぁ と
感心した覚えがあります
ま 同時に「人と違うことは良い事だ」という思想を刷り込まれたわけです


さて そうこう漫画にはまっていれば
自分も書いてみたくなるのも必定で(苦笑)
へたくそな漫画を描いたりもしたりしましたが
このころにはなんというか 銀牙の刷り込みの強さ ともいえますが
まぁ 小さいころから描いていたのが犬とか馬ばかりだったもんで
「動物画専門」とかうそぶいていました
で 今?
絵心はあるつもりなんですがねぇ(苦笑)
もう腕がさび付いてます
ケンヂ風にいえば「もう指先もぷにょぷにょだよ」て感じかな



あ ついでですが
このHNである 立読師 という言葉を思いついたのもこのころです
なんつーか今言うと照れるんですが
当時は本屋で本を立読みして吟味して買うってのが
なんか 目利き みたいで
なに?おれって立読みのプロ?みたいな?
そうだ オレは立読みのプロ 立読師 だ・・・!
とまぁ 声には出さずともそう思いついたんですよ
んで後年 本関係のサイトの掲示板に書き込みするときになって
なにか本にちなんだ名前を と考えていたら
ふと 思い出して今に至る と(苦笑)

たしかオフ会で なんでこのHN? てきかれて
照れ隠しととっさに思い出せなくて
いやー夜中に突然思いつきまして とか言ってましたが
あれは 嘘です
あのときのオフ会のみなさんすいません

マンガ遍歴一人語り その1

2011-03-28 04:35:48 | 
今日はマンガの話をしようかな と

何度かに分けて しかも時系列は特に気にせずに
記憶の赴くままにつづってみようかな と
ええ 以前立読みで読んでいる気になっているマンガを
ずらずら書いたことがあるんですが
そこで冗談半分に「マンガ遍歴を書きます 心してあきれ果てよ!」
みたいな事も書いたんですよ

今夜はちびちび飲んでいて
それでいて酔っ払っていないので
まぁこのテンションなら書けるかな と

では思いで語りの始まりです


一番古い記憶で「マンガ」を読んだのはなんだったのか?
これが自分の中でも諸説紛々ではっきりしないんですが
たしか・・・
とび職のおっちゃんたちの宿舎に出入りしていたころに
そのおっちゃんたちが買って読み捨てていた週刊雑誌を
読んでいた記憶があります
チャンピオンだったかなー
それからそのおっちゃんたちの誰かが買い貯めて
結局ビニールで縛られて後は捨てるだけ状態だったコミックを
むさぼり読んで おお! と衝撃を受けた記憶があります
がきデカ でした
この経験で週刊少年漫画雑誌の楽しみ方とコミックの読み方を
習得したんじゃないかな
ちょっと自慢ですが 当時小学校に上がるかあがらないかの段階で
チャンピオン系を読めたというのは
マンガ読みとしてはませた子供といっていいのではないかと

さて 小学校に上がってひらがなと簡単な漢字をマスターしますと
ジャンプデビューです
家で犬を飼っていたこともあって
最初にはまったのは「銀牙~流れ星銀~」でしたねぇ
最初は姉がコミックを買ってもらってきて
それを読んでいたんですが
あれです ジャンプですから(笑)
ええもう続きが気になるわけですよ
しかし自分で毎週ジャンプを買える財力というか
毎週本屋さんで買えるものと思っていなかった
んじゃ どうしていたか?ていうと
当時の地元の小学校では小学生による廃品回収というイベントが
毎年2回ほどあって
まぁ そのときに壊れたテレビや空き缶なんかと一緒に
溜まりに溜まったジャンプが まとめてどんっと
集まるわけですよ
多分紐にくくられていて本当は読んじゃいけなかったはずですが
まぁ気がつくと廃品と古紙の山に腰掛けて
みんな読んでましたね
まだ地元に本屋が少なくて新刊チェックなんてしている小学生はいなかったので
まだコミックになっていない 最新の(笑) 銀牙が読めるのは
廃品回収のごほうびでした

そんなこんなで小学校時代ジャンプは
毎週買ってるお兄ちゃんがいる家 とか
ラーメン屋でラーメンも食わんと とか
むさぼりまとめ読むお付き合いでしたが

小学校高学年ごろですねぇ
「ハイスクール!奇面組」にもののみごとにはまりまして
ええもうそりゃあ 銀牙よりも(笑)
当時つるんでいた友達が遠足がきっかけで少し変わって
ギャグの効いた生活に変わったことも大きい
そして彼女が奇面組にはまっていたことが一番の影響か

それまでの個人的ギャグマンガ一番は のらくろ だったんですが
感性の成長とマンガのテンポが合っていたんでしょうね
小6のとき友人と奇面組ファンクラブを作ろうとして
下準備で頓挫した覚えがあります(苦笑)

話が前後しますが
小学校の図書館で最初に読んだのが「のらくろ上等兵」でした
ええ 図書館にはマンガないかなー て探したら あった
んで 旧仮名遣いもなんのそので
けっこう流行りましたよ
ゑ とか ゐ とか ゝゝ とかの読み方は
確実にのらくろで覚えました(笑)
ある意味学校では教えてくれない勉強です(苦笑)
まぁ 小学校の図書館で真一発で漫画を探した辺りを考えると
やっぱり 漫画は小学校以前から読んでいたんだと思います
そうそう のらくろ は多分小学2年までにコンプリート読破しているはずです
のらくろ退役後の今で言うセカンドシーズンの最終回読んだしなー


話をジャンプに戻して
あのころ気に入って読んでいたのは
シェイプアップ乱 とか?
ちょっとエッチなギャグでよく解らないながらも朗らかに笑って読んでいました
意外とドクタースランプにははまってなかったなぁ
大学時代にBOOK OFFでまとめて読んでみたら面白かったんだけど
まぁ 先にアニメで見ていたので漫画の面白さに目が行かなかったんでしょう
逆に 兄の部屋に忍び込んで読んだコミック 
ドラゴンボール はいっぺんで虜になりました(笑)
1巻2巻の まだ悟空がヤムチャにちょっとかなわないんじゃないかくらいのときの
冒険感 ハラハラドキドキしましたねぇ
・・・て その時はまさかその漫画が
ジャンプの連載とは知らなかったんですが(苦笑)
後年ジャンプで悟空と再会したときには狂喜乱舞したものです

小学校高学年になるころには
漫画は本屋さんで買えるものだと解ってきて
ジャンプ系列は姉妹にまかせて
自分で積極的に集めたといえば 大長編ドラえもん でした
毎年一本は大長編ドラえもん映画があって
そのコミックが年一冊ペースで出ていたんですよ
これは 集めました
ジャンプとは違うハラハラドキドキ感や
えっ! ちゅう起死回生のどんでん返しに度肝を抜かれる快感
たしか「のび太と鉄人兵団」まではコンプリートしていたんですが
あの作品から大長編のストーリーカラーがちょっと変わっちゃうんですよ
冒険! から 地球を救え! みたいな感じに
それで もういいかな と 買わなくなりましたが
子供時代の幸せな時間の一つを上げるとしたら
大長編ドラえもんははずせないなー
今でもキュンっとします

ちょっと横道にそれますが
学校で「のび太の魔界大冒険」をやっと友達から借りられて
早く読みたいんだけど
図書委員の当番だからすぐ読めなくて
でも借りられたのが嬉しくてついカウンターまで持ち込んじゃうんですよ
んで 今は読んじゃいけない! てのと 読みたい! て葛藤で
中庸をとって「誰も居ない今ならいいんじゃない?」て
もーもー「こないでー」て祈りながら
半心ばれたらどうしようってビクビクしながら
でも読み始めたらやっぱりすげえ面白くてやめらんないって
今でも思い出すと苦笑してしまう思いでがあります  

読了記録

2011-03-28 01:04:40 | 
書を捨てよ、街へ出よう(角川文庫) 寺山修司 角川書店

うーん…ワタシにはピンとこなかったなぁ寺山修司
キャッチコピー的には好きなんですよ
「書を捨てよ、街へ出よう」
なんかこー拳を突き上げるような
縦ノリの勢いを感じます
んじゃ その書 はどうなのよ? と
これまた一箱古本市で目に留まったので買ってみて
んで この間まで会社で読んでいたんですがー…
うーん…言わせてもらえば
この人とワタシとは面白がり方のベクトルが違う
だから嫌 とはいいませんが
多分寺山修司リスペクターから2時間くらい
レクチャーされないときっと二冊目は買わないだろうな と(笑)
ま そんな奇特な方はいないでしょうけど
ま これ読んだ寺山修司ファンの方は
「えー?この面白さがわかんないの?センス悪っ」とか
思って流してください

ある意味つかこうへいにも近いものがあります
というのは個人的な問題(笑)



誰も寝てはならぬ(14)(ワイドKCモーニング) サライネス 講談社

サラ先生やっとゲットしました最新刊(笑)
まぁ立読みで掲載リアルタイムでは読んでいるんですが
やっぱりまとめて読むと面白い
だんだん連載当初に「実は…」ではじめていたネタと
矛盾する展開になりそうでこっちはハラハラしています
って 見てるトコ違うし(苦笑)
設定のその後が気になるネタもありますしね
個人的にはシバガッちゃんとくぜぴょん+よう会うおっさんトリオの
長野県ネタがでると「あるある!」と楽しい
あとは 個人的に性格がマキオちゃんよりなので
マキオちゃんが褒められたりしていると我がことのように喜んでいたりします

そして

猫も寝てはならぬ(ワイドKCモーニング) サライネス 講談社

もうなにもいうまい(笑)
利休乃介シール欲しさに買いました はい



ぼくらのカプトン 2 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル) あずまよしお 小学館

第二巻にはいって面白さのグレードが上がったか?
というと
青春妄想エロさが増しましたね(笑)
若さとはバカさ とはよく言ったもんです
一年メンバーサイコー(笑)
こういうバカ日常を淡々と描いてくれるギャグマンガっていいわ
かっこよさとバカさの境界線を描いているところが
絶妙におもしろい
晩飯の支度にちょっと手の空いた間手にしてクスッと笑える
お手軽マンガに定着しました(笑)


ところで…立読師は無敵看板娘から気がついたんですが
最近の単行本は「予告編で遊ぶ」というのが
お約束なんでしょうか?
いやいや まじめな予告が描いてある漫画もありますが
ギャグ系だと ぜってぇありえねえ 展開を
「・・・の 予定(はあと)」的に
描いていて 最初は面白かったんだけど
みんながみんなそれをやっているようだと
それは・・・どうなの? と首を傾げてしまいます
例えれば お笑い芸人がこぞってニッチに分かりにくいけど可笑しいモノマネ ネタしかしなくなったような感じ?



3月はいろいろ動いていたんですが
んじゃ 読了は? となると読みかけばかりが溜まっています
一応記録として読みかけタイトルを

ゆうきまさみ年代記
南方熊楠の森
図書館の死体

そして 買ったもののまだ読んでいないタイトルが

たてつく二人
センセイの書斎

恒例ミっちゃんとコーキくんのラジオ
小銭が入ったもんで つい 買うてしまいました
そしてマイリスペクト内澤旬子センセーの渾身の一冊文庫版
買わないとバチがあたりそうなので買いました
あ それからセンセーのブログに掲載されている
中ヨークの伸ちゃん(頭蓋骨)とのツーショット写真
個人的に ですが改めて惚れました かっこよすぎです(変態?)


書店で気になっているものの
図書館で買うよりこれは手元においてちょくちょく使い込みたい本として

山が楽しくなる地形と地学

山渓さん…わかってるよなぁ(萌え)

揺れたねぇ

2011-03-12 06:35:01 | 雑記
佐久も揺れました

仕事中でした
みんな一瞬「あれ?ワタシ立ちくらみ?」と
思ったそうです 私も
んで 誰かの「あれ?地震じゃない?」の一言で
はじめて作業が止まった

あー 揺れてるねぇ
結構強いねぇ…長い ねぇ・・・
なんか阪神淡路のときと似てるねぇ
え?なんか感覚的に強さと長さが ね
「とりあえず蛍光灯の揺れが止まるまでじっとしていましょう」
「動かないほうがいいですね」
しかし揺れが長い…
こーれはー 16年前と照らし合わせると
震源地の近くは大変なことになっているんじゃないかなぁ

ようやっと揺れが収まって
社長が工場の安全確認 おっつけ常務が休憩室のテレビから
「東北!岩手! 震度5!」て
駆けこんできた
東北? 岩手とか震度5は直後の情報だからまぁ置いておいて
東北で起きて長野でこの揺れってことは どんだけ…?

ちょうど休憩時間少し前だったので
みんな動揺しているだろうと急遽20分の休憩
家に老いた家族を置いてきている人 学校の子供 保育園の子供 家の様子
みんな気になってケータイを開くが
一様につながらない
ためしにmixiでつぶやいてみたら これは繋がった おお
でも 電話は繋がらない

作業が再開されてからしばらくして
「佐久は震度5強!」と常務情報
あ それくらいはいったかやっぱり
んじゃ 震度は16年前の京都とおんなじくらいだ

作業中は基本私語厳禁なんだけど
こういうときは普段無口な人でも饒舌になる
動揺しているのだ
余震も3回くらいキタ
なんだか常に揺れてる感じがする人もいる
揺れが気分の悪さを誘発している人もいる
社長 みんな動揺してるし家が心配だし もう帰ろうよ
「今日はみんな定時までね(はあと)」
おーい・・・

落ち着かない気分のままようやっと仕事が終わって
家に帰る 何事もなかったように無事 やれやれ

多分回線がパンクしてすぐには繋がらないだろうとは思うものの
東京方面のダーリンはじめ友人親戚にメールを打つ
帰れなくなってるんだろうなぁ

夜 全員からなにかしらの返信アリ
ダーリンは仕事柄泊りで仕事
友人親戚はみな夜中まで歩いて自宅に戻ったらしい いいのかそれは?

なんだかぐったり疲れたので早めにダウン

翌朝ラジオをつけたらNHKは安否情報を流していた
うむ やはりこういうときはNHK

読了報告 一応二月分

2011-03-07 21:13:15 | 
読了報告

私は猫ストーカー [単行本]  浅生ハルミン 洋泉社

阿房列車 1号~3号(IKKI COMIX) 内田百 一條裕子


まずは 私は猫ストーカー
あっちゅう間に読了してしまったので
少々物足りない
着想は良いし イラストもかわいく
なにより「猫ラヴ」で書かれているので
変にえばっていなくてよろしいんだけど
もう少しエピソードが多かったらなぁ
ラストの猫の聖地巡礼(笑)エピソードが
もっと盛り上がったと思うのだ
散歩の途中でふと猫の後をついていってしまう
のんびりした感じがいい


お次は阿房列車
たいへんよろしゅうございました堪能しました
至福のひと時
気がついたのだけど
漫画は漢字を現代の常用漢字にしているのですね
原作の百先生は
今読むと「?」となるような
漢字表現として今では使わない使い方をしているところが多々あって
漢字からのイメージが頭の中に浮かばずに
そのギャップで読書のリズムがけつまずくことが多いんだけど
漫画はそのあたりを常用にしているので
つまずくことなくすいすい読める
おかげで作品の面白さが非常に分かりやすい



さて こっからはつらつら思ったことなど
昔の漫画と最近の漫画で何が一番違うかな?と
気がつきました
いわゆる「風刺」に力を入れてないんですね今の漫画は
手塚治虫物語という漫画で
若き日の手塚治虫が御大的なえらい漫画の先生から
「漫画というものは社会風刺がなければダメだ」
的に意見されて凹んだエピソードがあって
その後の手塚治虫の漫画にはだいたい
政治や社会の風刺や批判が入るようになるんだけど
今の漫画はあんましそういうんに力んでいないよなぁ 
 と 気がついた
もちろんメッセージとして社会悪や政治の世界に
痛烈な批判を入れている漫画もあるけど
じゃあ いわゆる「売れてる」漫画がみな必ずそうか?
というとそうでもない
「黒笑ばかりが漫画でない」
漫画表現が多様化したともいえるんじゃないかな
自由度が上がったと感じたり
逆に売れるための要素が一つ薄まった分不自由さを感じるかもしれない
なんてな(笑)