立読ブログ

立読師による一人語りのブログ 今後ともよろしう

と いうわけで 読了報告~栞と紙魚子~

2011-01-31 21:21:23 | 
読み終えました

栞と紙魚子 1 新版 (ソノラマコミック文庫 も 16-1) 諸星大二郎 朝日新聞社出版局

意外 と大丈夫でした
そんなに怖くない
なんというか どこかしら落語的な可笑味があるんですよ
少女栞と変な本の知識豊富な友人紙魚子の掛け合いが面白い
また常識から少し異世界にズレているセンス
例えば冒頭 バラバラ殺人事件の発見者になってしまう栞は
生首を内緒で持ち帰ってしまうんですよ
何で持ち帰るねん!と紙魚子も突っ込むんですが
なんとなく話しているうちに
「まぁ それじゃあ仕方がないか」と
生首の飼い方 なる古本を自宅の古書店から持ってきて
協力してしまう
おいおい…とは思うものの
全編通してこんな調子で
ああそうだ 落語の「らくだ」系みたいな
死体 怨霊 幽霊 妖怪がでてきても

まぁ いいか

と すんなり納得してしまう怖いんだけど(笑)
いい意味で思考停止してしまう世界観ですな

しかしこのシリーズ巻を追うごとに
怖さ がエスカレートしていくそうで…
うーん…

ほんじつのだらだららん

2011-01-15 23:17:44 | 雑記
えー 世間様は今日で正月は終わりですが
本日の立読家
まっことお正月気分でありました
と 申しますのも
年末年始は戦争のようなもので
まずは大掃除
あああそこが汚れている
あああそこも掃除しなくちゃ
あら そこも拭いた方がいいんじゃない?
と 基本的に掃除が苦手な人が陥る
完璧主義が発揮されて
もう やめよ な?
と提案してようやっと終了
と同時に姉が甥っこ姪っ子を連れて里帰り
子供がいると賑やか
それは楽しい
しかし
子供はうるさい(苦笑)
ま 正確に言うと子供と子を持つ母は
四六時中なにか歌っているかしゃべっているか泣いているか叱っている
ということです
ま 普段静かに生きている当方としては
正直 疲れた

精神科の先生によると
発達障害の人にとって盆暮れ正月というのは
鬼門で なんでかってぇと
いつもと違うことが頻発するために
ストレスを感じやすいらしいです
たしかに 正月休みが終わって
仕事がいつも通りに始まったら
かえってほっとしました

少しその話をすると
発達障害やアスペルガーの人は
例えば休日の過ごし方が下手な人が多いそうです
いつもと違うこと を進んでやりたがらない
そういう傾向があるので
平日の決まったルーティンワークから
「なにをしてもいいのようふん」状態の
休日になると
何をしていいのかわからずに
かえって不安になってしまう
じゃあ休日をどうするかというと
例えば休日のパターンを決めてしまうんです
日曜日は必ず図書館へ行く とか
土曜の夜は必ず晩酌をする とか
一日中お金関係の支払いに飛び回る とか
お昼と晩御飯を必ず作る とか
夕方に漫喫でブログを更新する とかね
休日の行動パターンをいくつか決めてしまって
今日はこのパターンの日と決めて
それを順繰りに繰り返すんです
その方が安定
パターンになければ
それがたとえ「一日中こたつでごろごろ」というのも
なにか間違ったことをしているようで不安なんです
閑話休題

さて そんな怒涛の正月が終わって
仕事も始まって
休日で いつものテレビも見終わって
んで 気がつくと家族全員ゴロゴロしている
立読師はうっかり二度寝
んごっと目覚めると
父も母も二度寝
え? 正月?
昼までだれもどこへもいかずなにをするのでもなく
ただただそろってゴロゴロ…それって…
ついにきたか我が家の正月

ありがたいことに農閑期
今日は「手伝わねぇっ」て怒られる心配がない
だってみんな寝てるし
ほっとして三度寝

ンゴッと自分のいびきで目が覚めると11:30
おお 昼飯の支度をせねば
なにに…ああ そういや昨夜の晩酌で
ソーメンを失敗したな
うん ソーメンはストーブでゆっくり温めて作っちゃダメだ
餅を焼く要領でストーブの熱でソーメンを茹でながら
こころゆくまでにゅうめんをアテに飲もうと企んだんだが
柔らかいんだけど妙に粉っぽくて
麺同士が寄生虫みたいに絡まって気持ち悪…
まずそうなのなんの
ありゃぁひどかった…orz
よし んじゃリベンジ
昼飯はソーミンチャンプル
…ネギ まだあったかな…

半分しなびた玉ねぎと人参
白菜を細切りにして
チャーハンの要領で濃い目に炒める
そこへちゃんと強火で茹であがったソーメンを投入
ごま油を潤滑油にしてソーメンをほぐす…はずが
ま まぁええか
味付けは鶏がらスープと塩コショウのみ

昼餉も終わって片付け済んで
両親ともに散歩…もといウォーキングに出かけたので
ヨシ今のうちにと 溜まっているDVDを一部鑑賞
「んだよ 漫画見てんのかよ」と
両親が帰宅したので渋々鑑賞を中断
といっても両親とて観たい番組もなく
「なにもやってねぇ」といいながら
古いサスペンス劇場の再放送に
チャンネルを合わせたと思ったら
もう寝息を立ててる
ホントに正月か今日の家は

さて 私はどうすべぇかねぇ
あ そうだ聴講授業のペーパーテスト対策に
ノートをまとめないとな
テキストと暗号のようなノートとにらめっこしながら
要点をまとめていく
意外と手こずりそうだなぁ今日中に終わるかなぁ
とやっていたら
ありゃ? ここで終わりだ できちゃったよ

時刻は…5:00 か
夕餉の支度には微妙に早いな
二階で諸星大二郎でも読むか…
あ 洗濯ものとりこまなな
ほんで あ トイレ
ああ それでえーと なんだっけ?
あ そうそう洗濯物 な
ほんで…ちょっと早いけど晩飯なににしよ


冷凍庫を開けると
正月についぞ食わなかったタラバガニの足
ふむ…焼きタラバ…いいね
やったことはないけれど
テレビの通販で見たことある感じで
殻を切って魚焼きグリルで焼く
開けてみてびっくり
…カニって焼くと海老と同じ匂いなんだ
甲殻類なんだなぁ

あ そうそう
カニのキチンキトサンってカニの甲羅の成分じゃないんだよ
カニの甲羅に寄生している
接合菌が分泌している成分なんだよ
閑話休題

カニも焼けたし
飯も盛ったで晩飯
今夜は 飲むのやめとこか
ブログ更新したいしな

読了報告~漫画3冊~

2011-01-15 21:52:15 | 
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(3) (イブニングKC)  きくち正太 講談社

よつばと! 10 (電撃コミックス) あずまきよひこ アスキー・メディアワークス

暗黒神話 (集英社文庫―コミック版) 諸星大二郎 集英社


さて マンガ三冊 お年玉です はい

まずは おせん
年明けに別冊漫画ゴラクで連載していた
「きりきり亭主人」が消えていて
きくち正太新境地新連載! と
三四郎^2のラストワルツ以来じゃないの?
という音楽ネタで連載が始まっていてトホホ
やっぱりネタがおせんとかぶり気味だったから
打ち切られたのかなぁぶら雲先生…
と愚痴っていたのですが
だからおせんは嫌いか?て訊かれりゃあ
んなこたあないわけよ
今回も読ませますじっくりたっぷり
しかし個人的には今巻で次巻へ続く
河村先生とのエピソードの方が気になるわけで
ええ 河村先生のキャラクターがいいっすわ
おせんでなくても惚れますよありゃ
をとこ たるものかくあるべし
歳をとると女子はジャニーズにはまる
という現象がありますが
年上フェチなんですかね立読師
河村先生の方にきゃあああ と
黄色い声を上げちまいます
(なに?濁声の間違いだろうって?)


さてお次 よつばと!
おなじみ出たら買う本です
今巻でとーちゃんがナイスなとーちゃんっぷりを見せますが
こりゃああれだな
とーちゃんも子供のころあれをやられたとみたがどうか
なんというか8巻あたりから
とーちゃん大活躍な気がしますが
やっぱり夏休みも終わって
よつばの相手をするのがとーちゃんの時間が
それだけ増えたってことですかね
だんだん よつばと! は
是非によつばでなくても
子供が日常でやらかす行動が
丁寧に描写されていて
はっ と あーそうそうやるよねーと気付かされつつ 
読みながらにやにやしてしまうのは
こちらに同年の甥っ子がいるからか(笑)

あずまきよひこの方向性が
はっちゃけたギャグ から
日常の空気感を精密に描くことに
ベクトルが行っちゃってますが
その細密さが故におかしみを感じます
芝居の役どころでいえば
真面目一辺倒で真面目すぎるが故に
三枚目の滑稽役みたいな
ギャグとしたらそういう路線を狙っているのかもしれない


さてラスト 諸星大二郎です
絵柄不気味です 立読師は正味引きました はい
しかし ま こういうのが好きな人には
たまらないんだろうなぁ
古事記や地方伝承の神話伝説と古代遺跡の伝承を
あーやってこーやってと
つなぎ合わせてラスト オチはそれかい!
と突っ込んだ暗黒神話
オチはともかく
一般的におめでたいとされる神様や
ありがたいとされる神社仏閣には
実は暗黒な事実が隠されていて…というもの
まぁ 神様とかありがたがるものは
元ネタからの伝承経路とその土地の時代背景で
良くも悪くも変わってしまって
しかも時代が下ると平行に残ってしまっていますから
それらをならべて新解釈をつくっても
バチは当たらないでしょうね
これだけのネームを組み立てた諸星さんには
拍手ぱちぱちですが
…が ネーム長すぎです
今のジャンプ編集部に新人で持ち込んだら
つっかえされるんじゃないか?て心配になるくらい
ネームが長くて重い…(笑)
DEATH NOTEすら読み続けられなかった私としては
えーっと 読みずらかったです


困ったことに(笑)
この手のものがストライクゾーンの某氏から
おススメ(はあと) と

栞と紙魚子 1 新版 (ソノラマコミック文庫 も 16-1) 諸星 大二郎

も頂いているのですが
読まなきゃまずいよなぁ…(笑)
ま 怖いもの見たさでそのうち読みます はい 

読了報告~文庫二冊~

2011-01-15 20:55:02 | 
最近読了したのは集英社文庫の二冊
つっても前者は勉強の合間に
寒さを気持ちでそらすために
ちょびちょび読んでた受験本(そうか?)
後者は試験も終わってのびのびと
一気読みしてしまった面白本


空は、今日も、青いか? (集英社文庫) 石田衣良 集英社

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫) 高橋秀行 集英社


空は今日も青いか?

これは池袋ウェストゲートパークシリーズで
マコトがタケシから言われる
「当たり前のこと聞くなよ」的セリフ
とくると このタイトルもまた
「今の当たり前のこと」
というメッセージなのかな と読める
「こんなの今の常識」 というと
上から目線で面白くないが
「今ってこんな感じじゃね?」的に
隣でだべってるやつからフられたら
「…ああ うん」と 生返事してしまいそうな
そんなレベルの常識の話ととらえると
そんなに腹も立たずにページが繰れる

石田衣良が呼びかけたり薦めたり励ましたり
IWGPシリーズのちょっとした制作秘話が語られたり
といったエッセイで

就活にきゅうきゅうとしている大学生や
新卒でやっとこ入った会社なのに
毎日しんどくて気分は袋小路な若手君
婚活以前に彼氏が…と焦る彼女
そんな人が読んだら 
ほっとしたり勇気もらったりすんのかな
とか 同じくこの本を開いているだろう
知らない見えない読者像を想像したりもした
ひょっとしたらこの本のターゲットは
「今この状態から抜け出したいともがいている人」
なのかもしれない
中学や高校だったら
気の遠くなるような歳の差を感じた
ほんの少し年上の先輩から
「歳をとるとこんなことだよ」と
アドバイスを聞くような本でもある
エンタメとしては面白い


異国トーキョー~ は
同じく集英社文庫
何気にハチメソウセキを狙って
夏100に買っていました はい
エンタメノンフ界の高野秀行と
宮田珠己は二大巨頭だと思うんだけど
じゃあここに内澤旬子が加わったら
花札でいう 花見で一杯 か?(笑)

悪乗りして西原理恵子と鴨ちゃん銀玉親分
ゲッツ板谷がそろうと
四暗刻…(笑)
閑話休題

んで 旅行記とか紀行文で
「私こんなひどい目に逢いました(笑)」とか
「異国の地で知る本当の私」とか
「貧しさに負けない子供たちのホンモノの笑顔」とかとか
まぁ体験してきた本人の感動は本物であったとしてもだ
今日日のインターネットによる
一億総乱読化社会で
この文章でお金取っちゃあまずいでしょ?
という外れ旅行記が多い中
やはり高野さんはいい
社会を覘くピンホールの開け方のセンスもだが
誰にでもあるカッコ悪さや見栄虚勢
当時を振り返ることで赤裸々に語る
恥ずかしい自分の性根の部分を
へりくだりもせず かといって
どうだあ!と開き直ってえばるわけでもなく
淡々と 
素人だったらとても口にできないような
恥ずかしい自分の恥ずかしさを
恥ずかしい言葉で書き綴っている
同時に他人に対しても
罵倒するわけでもなく
同じく淡々と恥ずかしい言葉で描写しているので
高野氏含め登場人物全員が
高野フィルターによって素っ裸である
いや いやらしい意味ではないよ
ま そこが たまらん
宮田珠己もそうだが
この変にドラマチックに飾らない加減こそ
お金を払う価値があると思うがどうか

本書は外国人と付き合いながら見る東京は
トーキョーであって
今まで当たり前だと思っていた風景が
まったく摩訶不思議なものに見えてくる
話の本筋はここから一歩もぶれないのだが
これは「ここがヘンだよ日本人」という
路線ではない
外国人と関わることでえらい目に遭ってしまったり
外国人や自分の身勝手さが身に沁みたりといった
エピソード集である
例えば日本の ブトー に
本当の自己表現がある と
勘違いしているフランス娘から
フランス語を習おうとするが
その娘のブトーの舞台を延々と見させられた挙句に
ちんぷんかんぷんなブトーの感想をひねりだす羽目になったりとか
飛行機で隣り合わせた外人が
日本語はおろか英語もダメで
スペイン語が分かることから面倒を見る羽目になるが
彼は実は…とか
盲目の留学生のためにトーキョードームで
実況中継をすることになり
生まれて初めて神経を張り詰めて
野球を1回から9回まで見たとか

いやはや 立読師いつもはネタばれ禁止を
己に課しているのだが
今回ばかりはこれくらいのストーリーは
ばらせる
なんでかってぇと
高野氏の文章の方が10倍面白くて
この程度のネタばれじゃびくともしないからだ


外人 になんとなくコンプレックスが拭えない人には
読め読め読め読めゴゴゴゴゴ……である 

初日の出2011

2011-01-02 12:06:43 | 雑記
初日の出2011

あけましておめでとうございます
2011年も立読ブログをよろしくお願いいたします


と いうわけでぇ
年末に更新してから
新年一発目の更新でございます
んで 一発目といやぁ ここ3年ほど続いている
個人的イベント

初日の出を見に行くぞ

今年も行って参りました
もうあれすね 3回目ともなると
過去の失敗を糧にして
準備も万端でございます
まずは紅白も観ずに2010年最後の更新を終えたところで
就寝
はい 昨年の紅白も誰が出たのかどっちが勝ったか
知ったこっちゃ…いやいやゴホンゲフン…
ま 気にはなりますがさっさと寝ましたよ ええ
んで 目覚ましは5:20セット

翌朝 起床は0540 
命知らずの二度寝も昨年末 とある事情で
早起きが習慣づいていましたので
あんがいすっきり起きられました
んで 身支度
昨年のモーロー頭でのもたくさ準備を反省し
大晦日の眠りの前に準備は済ませております
そしてこれまた昨年とうとう穴の開いたジーンズを
昨年中に直しておいたのですが
このつぎはぎジーンズに足を通して
長Tにトレーナー 冬使用のジャンバーを持って一階へ
真っ先にやることはヤカンに湯を沸かす!
ね 去年は思いつきで紅茶を入れようとしたら
お湯が沸いていなかったんだよな と
今年はその辺を余念なく
真っ先にしゅんしゅんと沸かしてしまおうというわけです
さて 着替えも済みました
身支度もあらかた済んで
お湯も沸いたところで水筒に移して
時計を見ればほぼ6時半
日の出はたしか7:12ごろだったはずなので
HAHAHA!マイク余裕だよ と
ジャンバーでモコモコになった格好に
肩掛けかばんを提げて
愛車コーヒー豆号の空気圧をチェックする余裕まで見せて
いざ出発です
変速は中段の3 ゆっくりめに息が切れない程度の負荷で
しかし 寒い
上半身はもっこもこですが
下はジーパン一丁ですよ
バナナで釘が打てますレベルに太ももの筋肉が
ゆうこと聞きゃあしません
つか ペダルが重いのか 寒さでこわばって足が動かないのか
区別が付かない
うー むー ふーっ ふーっ 
ペダルをえっちらおっちら漕いで
ようやっとK公園に到着
例年のポジションに着いて時計を見やれば
6:50  よし

空はやや雲り 
東の空からの天然光源のおかげで
まるで雲が太陽に向かって集まっているようにすら見える
おお いわゆるあれだ 逆光集中線だ
漫画で ビカーッ とかいうやつだ
雲は最初朝焼けの赤からピンク色に変わり
やがて黄昏色のしょんべん色から
神々しい光を反射する金色へ
ここまでくるとまぁ だいーたい
「はい ワタシココから顔を出しマスヨー」的に
ポジションが分かってくるのですが
しかし やや曇天
はたして輝く太陽のその瞬間が拝めるのでしょうか

「おはようございます」
ああ いつものおじさんだ おはようございます
「今年も見られますかね」
ええ はい 多分…あと5分ほどで

散歩にでている人々も立ち止まって東の空をじっと眺めます
着膨れミーヤキャットの一列
しかし日の出というのはずいぶん明るくなっても
なかなか太陽の顔が出るまでじれるものです
もうでるでしょ? 
まーだまだ
ふと時計を見やれば7:15分
あれ? おいおい誰だよ個の辺りの日の出は7:12分 つったの
そうこうしているうちに
足元がずいぶん冷たくなってきます
じんじん凍えてきて小指辺りから感覚が麻痺してきた
寒ぃ サミィ♪サミィ♪サミィちゃあん♪
というのは今思いついたのだけれど
とにかく寒いので持ってきた白湯を飲んで
お菓子も腹に納めて気持ちをごまかします
寒すぎて 昨年はできた鳥の観察も
声は聞こえど目視で探す余裕がありません
ああ首が回らない…カチーン(凍)

なにかもう ひょっとしたら
今日が夜の明けないターニングポイント的な歴史的瞬間なんじゃないか
とか
ひょっとしていま雲に隠れているあの明るい部分が
ひょっとしてもう太陽で もう日の出ちゃったよーんとか
おれここまできて日の出すでに見逃したんじゃないか
そう思うとあのひときわ光を反射していると思っていた雲のあたり
あれに光をさえぎられた太陽がもう出ているんじゃないか
とかとか だんだん動揺してぐらついてくるわけです
しかし ね 明けない夜はないわけですよ




チカッ   





山の稜線の一点がひときわ強く光を発すると

キターーーーーーーー!!!!!!!

ああ やっぱり
本物のお天道様の光っちゅうやつはうっすらな雲っくらいじゃあ
その強さを遮られないもんなんですねぇ
ああよかった…日が昇って本当に良かった…

おっといかん 撮影撮影
写メをすかさず起動して一枚
ついで ああ早くしないと! とあせりながら
グリー投稿用にネットを起動して一枚
んでコメントを書いているうちにすっかり日は顔を出して
うむ 今年も無事に撮影できたな と
人心地ついたところで 温かい白湯を一口
もう少し眺めていたいものの
足がもう限界です
素足で板の間を歩いているような冷たさ
なに?靴濡れてんの? んなわきゃないよな
えっちらおっちらふたたび自転車を漕いで
暖を取るために手近のコンビニへ
ついでにトイレも済ませて
ふと 見やれば 別冊漫画ゴラク
きりきり亭主人は載っているかなぁ…と
!?  載ってないどころじゃねぇ…
きくち正太新境地 新連載? はいぃぃい?(杉下右京風)
おいおい んじゃ きりきり亭 は…立ち消え?

さすが女36年目の本厄…細木センセ曰くの大殺界…
まさか年明け一発で んながっかりイベントがあるとは…orz
まぁ 些細なことといえばそうで
結局きくち先生の漫画が読めるに越したことはないのだけれど
ぶら雲先生とはもう会えないのですね シクシク(T◇T)


傷心を圧迫止血して肉まんを買い
パクついてから帰途に着きました

元旦の一日は…二度寝三度寝…
なーもせんと 酒も飲まんと
飯のしたく飯の片付け姪っ子のお守りで終わり
翌朝なんだかえらく疲れた自分を発見する