立読ブログ

立読師による一人語りのブログ 今後ともよろしう

読了報告~会社本~

2010-06-26 00:24:29 | 
酒呑みの自己弁護 (新潮文庫 や 7-7) 山口瞳 新潮社

ええ 古本で手に入れました
つか 面白いよと買ってもらったんですが
ええ 面白かったです
山口瞳という人の名前は
開高健の名前の周りをちらりちらりと漂っていたので
名前だけは知っているけど…誰?
ヤマグチヒトミ…黒木瞳…似ているけど?
とまあとんちんかんな想像をしていた名前
つまりは初めて読んだ山口瞳なわけですが

いやー 面白かったぞマイルドエッセイ!!

久しぶりに飯を食う手を止めて
早く手に取り読みたくなる
そういう本でした
またイラストの山藤章二の扉絵が
オモチロイよ早くオイデオイデをしているんだなぁ
左手におむすび 右手に箸でときおり白湯
どうやったらこれで文庫を開けるか…本気で一瞬悩んだよ(笑)

本書は酒に絡んだ思い出話を主軸に
男の酒についての想いや
人についての想いが指し挟まって
知らず知らずに酒について洗脳されちゃう(笑)
男の作法のサブリミナル教科書(笑)
以前酒についてのエッセイは
考え込まずに読み飛ばせ!と悟っているので
ふぅん おじさんはそういう感じなのかそうかそうかと
にこやかに流すことができる
まぁそうして読んだことも大いに関係してはいるものの
本書自体も実に読みやすく
活字を追う息継ぎの切れがよく
なんだかあっとゆう間にさくさく読めたような気がするものの
勘定してみるとそんなにスピーディに読めたわけでもない
素潜りで言うところの
ジャックナイフで一気に5~6m潜る
海女さんみたいな読書だったんだなぁ
しかも酒のつまみになりそうなネタを豊富に
拾えたし(笑)


ちなみにこの本に新刊案内(いつのだよ)が
挟まっていて栞に重宝した
どうもこの本は一度BOOK OFFを通過してきたらしい
スピンがすっぱりなくなっていた
それはさておき 
その新刊案内に「マイルドエッセイ」と銘打って
開口閉口 や 散歩のとき何か食べたくなって そして
ラーメン煮えたもご存じない という田辺聖子のエッセイも
入っており うーっむ
世の中腹の立つことばかりと腹を立ててばかりいては
ラーメン煮えたもご存じない とはネ…(苦笑)
あいもかわらぬ心の角を丸く醸すタイトルに
ウマイっと一本取られたのであった 

一箱古本市のはなし

2010-06-25 23:55:11 | 
ずいぶん経ってしまったが
不忍通りの一箱古本市に行ってきた話を
少ししようと思う

一箱古本市というのは
まぁ一言で言えば素人の本屋さんごっこなのだが
段ボール箱一箱に入るものなら
本でもポストカードでも雑貨でも
何でも売ってよしとして 
参加者を募り一店舗一箱で直売りする

まぁ イベントの概要などは

http://sbs.yanesen.org/

こちらを見ていただいて
興味のある方は出かけてみるもよし
オラのとこでもやってみるべ と
やってみるもよし
案外 地元でもすでにやっていたりして
全国に広がっているのが一箱古本市なのだが
まぁそれはおいておいて

話したかったのは
いわゆる古本市とは違う遊び方なのだな と
思った話
まず 一箱古本市と聞いて
想像したのが
歩道にずらりと並んだ段ボール箱に
人が押し合いへし合い
掘り出し物はねぇがー と
出刃包丁持って通りを練り歩くよーな
まーちょっと鬼気迫る 男の勝負的なものを
連想していた
もしくは広場にずらりと広がるダンボールの
古本絨毯 とか…
よーするに デパートなんかでやっている
古本市の延長線のようなものを想像していたのだ

しかし である
出かけてみると
いったいどこに・・・?というほど
古本どころかダンボールのだの字も見当たらない
ようやっと普通の新刊書店に飛び込んで
尋ねてみたところ
「あー ここからがだいたいスタート地点なんですわー
こっから先に行けば最初のスポットがありますよ
不忍ブックストリートMAP?
あー…申し訳ない うちが大体のスタート地点なんで
もう皆さん持って行かれてもうここにはないんですよ」



とりあえずもうすこし先に行って
おお あった 一箱古本市の旗がひらめいている
こじんまりと 7,8箱くらいが雑然と置かれて
人だかりができていた
そういえば 予習で読んだ

一箱古本位置の歩きかた (光文社新書) 南陀楼綾繁

に 大家と店主の関係で店を開く云々とあったが
つまりはそういうあれか
一箱のお店を置いてもいいよというスペースが
飛び地のようにあって
そのスポットを巡っていく 
そういうラリー的な要素もあるのだ
なるほど と合点して本を眺めるが
おっ と思う本はでかいしかさばるしで
ある程度価格が安くてもやはり最初は躊躇してしまう
買う気もないのに店番の人に話しかけるのも
気が引けるのですーっとやり過ごしてしまうと
一スポットで買えた本が0だったりもする

なので基本買うかと決めた本のある店主には
話しかけてみることにして
ついでに予習の一箱古本市の~で紹介されていた
店主さんにも積極的に話しかけてみるようにした
そうしてみてわかってきましたよ先生
本屋さんに出かけて本を買う というのは
まぁ 個人的な営みである
どんなに贔屓にしている書店でも
じゃあ常連さんとして書店員さんとプライベートでも
なかよくしているよ という人は
普通は少ないはずだ 居酒屋じゃないんだから
「最近のオススメの本ってありますかね?」
「あ 立読みさんがすきそうな本入荷しましたよ(笑)」
という関係も 出版関係者とかでもなければ
まぁあまりできない夢の会話である
え?もっと足繁く通えばどうにか?うーん…
書店員さんだって忙しいでしょうに

しかしこの素人の本屋さんごっこで
結構気軽に声をかけてみると
結構うれしそうに話に応じてくれる
少し気を惹かれるタイトルを指して
これってどういう意味?と聞いて
ははぁ なるほどと 思わず買ってしまった本もある
洋書は基本読めないからまず買わないのに
「素人でも読みやすい洋書ってないですか?」
とかある意味なめた質問をしても
ストーリーからオススメポイントまで突いて
薦められ つい買ってしまった洋書もあった
話してみて買ってみるという流れは
なかなか楽しい
なるほどね 
これください ありがとうございます 
だけの会話で終わる買い方と違う

ふぅん だんだん遊び方がわかってきました

つまりはあれだ
保育園でやったお店やサンごっこ
紙で作った飴玉やバナナやカバンを
子供同士で交換したり買ったりして遊んだ
あの妙に楽しかったしあわせな子供の時間の原体験を
大人が本気で再現したようなものじゃないか?

値付けやラインナップを見たら
そんなのBOOK OFFで買えるじゃん 
という本もあるのだが
こういうお祭り的なごっこ遊びで買った
というところがミソなわけで
ああ あの時は財布を出そうとしたら
道路に本をぶちまけちゃって
みんなであわてて拾い集めたっけなぁ とか
そういうプライスレスな思いで付きでなら
紗に構えずにベストセラーにも手が出るってもんですよ先生

一箱古本市は不忍ブックストリートが発祥の地なので
ここはひとつ初体験は発祥の地で と
出かけてみて
あれ? とは思ったけど
だんだん はっはあわかってきましたよ と
遊び方がつかめてくると
なるほどおもしろいイベントでした 

今気になっている漫画の話

2010-06-19 06:53:10 | 
そういえば最近何を読んでいたのだ私は?
と気になって振り返ってみると
夕餉の後ののんびり読書がすっぱりなくなっておりました
まぁ今はとっとと横になって目をつむって
じっとしていたい そんな体調でして
ちょっと余裕がないなぁ
ああそうだいろんな意味で最近の俺には余裕がないぞ と
背筋が薄ら寒くなりましたがなんのなんの
会社の昼休み 風呂 コンビニで立読み トイレ勝負のお供
おお 結構読んでるでないの
と 最近読んでいる本の話をしようとしたら…
立読みも含めた最近気になって読んでいる漫画の話になっちまったい


立読ブログには「立読」と謳いつつも
実際立読みした本の感想はあまり書いていないのですが
贔屓にしている雑誌の連載漫画で元気になったりしているんですよ
買えよ という突っ込みは百も承知二百も合点
まぁいわゆる単行本になったら買う派 という読者なわけですが
お話の続きは早く知りたいんで
見えない正しい目を下正しい人から怒られそうで
ごめんなさいごめんなさいといいつつ
漫画雑誌は立読みか漫喫で済ましてしまいます
漫喫でハシゴ読みするときもあるんですが
気づくと漫喫でも雑誌の棚の前で立読みスタイルになっていて
おいおいお客さんお席でお読みくださいってぇの(苦笑)

今気になって読んでいる または読んでみたい漫画を
つらつら思いつくままに書いてみると
ジャンプではワンピースとBLEACHは読んでます
銀魂は一時読んでいたんですが これは…せりふが多いんで
立読みには不向きですね(苦笑)
同じくせりふが多いので気になってはいるものの読んでいないのが
BAKUMAN これは小畑健の絵柄で妙にリアルさを感じるので
最近台頭している漫画家モノのなかではアオイホノオの次に
気になってます そのうち漫喫で読もうと思ってます
サンデー…つか小学館系では
サンデーの立読みでは結界師のみ
コナンは立読みでは確実に一つの事件を全部追いかけられるか
不安定なので読んでません
あと行きつけの漫喫の最新の小学館系の揃えが弱いので
後でまとめて読めるかわからないという不安定性と
長期連載が多いのでまとめ読みがしんどいってので
あえて読んでない
小学館といえば鉄腕バーディとバンビーノ!を最近読み始めました
立読みでですが
伝説のギャルソンが面白いなーって
単行本を読むといえば 岳ーみんなの山 は新刊チェックしています
いやー立読みだとコンビニで泣いちゃいそうで(笑)
アオイホノオの2巻以降が気になっているんですが
いかんせんこれを置いている漫喫になかなかいかないので
頓挫しています
そういやあテルマエロマエもそこでしか読めないんだよなぁ
気持ちが凹んでいるときに読んでしまうのが
スプリガン と ARMS の一気読み
なんというか…強いってどういうこと?とか
そういうことの一つの解答がこれなようなきがして
読破するとなにか悟ったようにすっきりします
おっとちょいズレタな 戻そう
講談社は今一番お世話になっているんじゃなかろうか
マガジンでははじめの一歩しか立読みしてませんが
一時はさよなら絶望先生も読んでました
今読まなくなったのはやっぱり文字の多さが立読みに不向きってのと
漫画にスピード感を求めているんでしょうね
絵をぱっぱっと展開してテンポよくさくさく読みたいのに対して
絶望先生は読み込むような漫画なので 今は読んでないです
モーニング・イブニング・アフタヌーンとくれば
誰寝 とりぱん OL進化論(笑) 宇宙兄弟 たまにBILLY BAT
少女ファイトにもやしもん 忘れちゃいけねえおせん
ヴィンランド・サガ…こんなもんか
聖☆おにいさん は掲載雑誌を置いているコンビニがなかなかないので
単行本待ちです
もう一つお世話になっているのがコミックバンチ
裁判長!ここは懲役4年でどうすか なぜか読んでしまう
裁判一つ一つにドラマ性をしっかり持たせているのがいいです
つい エンジェルハートも読んでしまう
たまに天翔の竜馬も読んでしまう
これだけパラレルな竜馬をやってくれれば漫画ならではってえもんです
そういえば この漫画の絵柄を見るとどうしても
米原秀幸を連想してしまうんですが何か関係あるんでしょうか
あ ついでに 風が如く は単行本で楽しませてもらってます
ハマッテしまっているのが コンシェルジェ
この漫画の原案者は環境問題の元ネタを安井至先生のサイトから
もってきてるんじゃないか とにらんでるんですがどうだろう
ま それも含めてこの漫画の原案者に多々共感するところ
漫画のキャラクターの描き方のこだわりにふむふむとうなずくところ
多々あるのでとても好きな漫画なんです
本当は5巻までは持ってるんです…が…本棚のスペース的に
そしてこれは意外と人気連載で長期化しそうなので
購入を躊躇しています
チャンピオンでは以前きくち正太が三四郎^2を描いていたころは
よく読んでましたが
最近は…結構スルー気味です
たまに 範馬刃牙 を見て 
いつになったら勇次郎と戦うんだろう?
と不思議に思っています
先日 某立読みスポットで狙っていた
ガンガンのハガレン最終話号が売り切れにて立読が不可能だったので
買うか…とガンガンを購入
えーと 無事に最終話が読めました
コミックスで完結したら感想を書こうと思います
つか ハガレンで5時間くらい語ってしまいそうです(笑)
月刊誌はそんなにチェックしていないのですが
最近立ち読んだ中では村枝賢一の 妹先生 渚 に期待しています
いやー好きだったんですよ 光次郎(照)
そういやあ アオイホノオ もゲッサン連載でしたね
単行本のみで追いかけているものに戻ると
よつばと! きりきり亭主人 ちょっとだけ 極道の食卓

と まあ だらだらとしてしまいましたが
やっぱりマンガ好きだなぁ
そのうち好きだった漫画の話を
またこんな風にだらだら書きたいなあ
立読師マンガ遍歴 そのうちやりますぜ
あきれ果ててくれ!(爆) 

肩凝り小十郎のその後

2010-06-19 05:08:04 | 雑記
肩凝り話の始末
結論から言うと ほぼ痛みは取れました
ほぼ というのは
何かの拍子に アイタタタッタ… と
肩甲骨の辺りに痛みが走るもんで
肩がこらないように 無理な体勢をとらないように
そっと 暮らしている次第であります
とはいえ どうもストレスを感じているときに
特に痛みが生じるようで
とはいえストレスをまったく感じずに一日を過ごすというのは
これは生半可には難しいもので(苦笑)
どうにも困ったなぁ…と思っていたのですよ奥さん
しかしです
発見しました
特にストレスを感じていないときも 痛い ということが
書いていてなんとも阿房なことを言っているなあ
とは思うのですが
実際そう思っちゃったものを正直に告白しているので
まぁ阿房であるのはしかたがない(笑)

生活の動線を分析してみると
これが結構偏った姿勢を長時間しているな と
気づきまして
ほぼ一日中立ちっぱなし とか
ほぼ一日猫背で足の届かないいすに座りっぱなし とか
まぁ これは…運動不足も手伝って
腰痛背筋肩甲骨イタタタ方面にすこぶるよくないな 
と いうわけで
少し体をほぐす作戦を発動することにしたわけです
まぁ やることは単なるストレッチなんですが
これに腹筋背筋腕立て伏せをすこぉし+します
朝ではなく なるべく仕事から帰った夜にやるのが望ましい
一日で使った筋肉こわばった筋なんかを
伸ばしたり引っ張ったりして痛つつつ と
体を騙したりなだめたりすかしたりしつつ2~3日続いています
三日坊主ならそろそろ根を上げるタイミングだなー(笑)

今は特に開脚で股関節に痛みを感じるので
すこぉしばかり股関節のグリグリと丸いところの収まりが
悪いのではないか?グルコサミンか(笑)?と気にしていますが
まぁ多分筋に無理を強いているので悲鳴を上げているのが
実際というところでしょう
少々肋骨の下あたりとか腰だとかに
筋肉痛のような疼痛があります
これは・・・そんなに怖くないし嫌な痛みじゃないです
なんちゃってアスリートな
体が締まっていく感じがして結構心地よいものです
運動部な人々からすれば
ストレッチごときで体を鍛えてマスなんてぇのは
例えればジムで錘なしの鉄棒だけで筋トレをしているような
運動不足の初心者が居るのはここですか?的に
笑止なものかもしれませんが
まぁ 立読師は鉄棒だけのウェイトトレーニングからスタートです
そういやあ 一昨年はプールに通っていたのになぁ
まぁ ストレッチは当面お金がかからないので
只で体が鍛えられるという なんてお得な

ああ いけね それで肩凝りがどうなったかってぇと
ずいぶん痛みが生じにくくなってきたな と感じます
ストレッチの効用…つーか
続けることでそのうちこの痛いのも何とかなんじゃね? と
未来の可能性を楽観視できるんですね
そうすると 痛くても 
ああもうダメだ…orz とかはそう思わなくなります
そういえば 犬は怪我をしても
イタイイタイ とか なんだかずぅっと痛いなあ とは思っても
「これで僕はもうダメだ…orz」とは思わない生き物らしいですが
人間もこの辺は見習いたいものです
ストレッチと犬的思考の共通点
ヒントは…なんだ? 動くこと か? 

肩こり小十郎

2010-06-05 23:19:49 | 雑記
あー…いや ちょっとした駄洒落です
言ってみたかっただけですすいません
伊達の殿様の懐刀の気苦労とかそういう話でないんであしからず
肩こりなめんなってぇ目にあった話です

さて 今回は肩こりの話
月末の納期〆日も過ぎて
やあれやれ と6月分生産体制に入り
まだ〆日まで先があるから と
結構まったりモードな雰囲気の中
残業中に感じる右肩の小さな痛みと違和感…
「?」 
肩こり…かな?
普通ならまあいいやでスルーして
気がついたころには痛みなんか消えちゃっているもんですが
今回はどぅーも…違う…
自転車こいで自宅に帰っても
なーんかこー 無理な姿勢を長時間続けたときのような
痛みがあるわけですしかもクレッシェンドに痛いのがひどくなっているようです
それでものんきなもんで 
まぁ 背筋を伸ばしてのほほんと飯でも食ってりゃあ治…
とまぁ気楽に考えていたんですがこれが
治・・・らないんですよイタイイタイイタイタイ
まるで地味に関節技をかけられたような筋の痛み
晩飯中テレビを見ようと横を向いて
再びもとの正面 飯方向へ首を戻そうとするだけで痛い
終いにゃケータイを右手で持ってるだけで首肩肩甲骨が痛い
それでも後片付けやお米磨いだりなんかと体を動かしていると
多少ごまかせるんですが
やっぱりいけません
正しい姿勢で座っていても痛みがひどくなってきた
あ・・・これはやばい・・・ちょっとマジに洒落にならん

ちょいとよく効く接骨医にいってみることにしました
ええ場所は韮崎です
一人運転で向かう道中は晴天の中iPodをBGMにご機嫌な…
いや…そんな余裕もなく
がくんとバウンドするたびに「っ痛ぅぅぅぅうう…いいいいい」
肩イタに響いてうめきながらのドライブ

さて なんとか医院にたどり着いての診察の一部始終

「どこが痛いですか?」
ああーえーっと…昨日から肩のこのあたりが痛くて…
…触診…
「あ、ちょっと下からも手を入れますね」
…触診…
「ああー これは…肩甲骨の奥の方の筋が…それで肩のこの辺とかも痛いでしょ?」
あ はい そうですそうです
「これはねーええ肩甲骨のほうの筋と首のところが外れていますねぇ じゃ ちょっと奥の診察台にうつ伏せになって…」

この先生の言う「筋が外れている」というのがどういうことなのかが
よく説明されないので医学的に つかインフォームドコンセント的にどうなの?
と以前から思っていたんだが
今回は「これはよく寝違えたとかいうやつなんですよねー
肩が請っているとよくなるんですよー」て言ってたんで
これでわかった ようするに筋をはずしたというのは
寝違える とか 筋違いを起こす とか言われているあれのことだ と
うつ伏せになって待っている間も患者さんが入れ替わり立ち代り入ってきて
先生忙しいですな
「んじゃ やりますよー えーっとぉ それでいつから痛かったんでしたっけ?」
あ えーとぉ 仕事ちゅっっっうううぅううっ(イター(T-T))
でた!必殺なにげない会話で気が抜けている間に筋をはめる施術!!
この 仕事ちゅっっ…の時に「ゴリッ」と
うううぅ…の時に「グリッ」となにかが押し込まれる感じがするんですよ
なにかこう鉄の棒でも差し挟まれたような感じがします
痛いですよなかなか はい

「はい じゃ起きてー 今はうつ伏せになってもらいましたけど
普段はうつ伏せの体勢にならないようにねー
うつ伏せになると腕まで痺れが出てきてねぇ
一週間じゃ治んなくなっちゃうから
じゃ 後ろ向きに座ってーシップ貼りまーす」
「これねぇこう…首を回すでしょう?」
イタ…イタタ…先生 それ以上回すのはちょっと痛すぎますっ
「でしょ?これくらいまで首を回さないでねー」
じゃ 今 回すなよっ
「はい 今度ははんたーい こっちもね ここまで回さないようにー 
それで この季節だけどお風呂は一週間我慢してねー 
あっシップ貼ったとこ以外は濡らしてもいいんだけどぉ
今筋をはめたところは ぜったい!濡らさないようにー
濡れると筋が緩んでまたはずしちゃうからねー」

ま そんな感じで治療は終わったんですが
帰りの車中つらつらと
んじゃなにか?今回のは寝違えたのとおんなじ症状だったんだから
わざわざ医院に行かなくても
ほっときゃ治ったんじゃないか?
とか思ったわけですが
まぁ 実際筋が外れていたのを無理にやっていたら
腕がしびれ始めてマジでやばかったのかもしんねーしなぁ
とまぁ思い直して帰途に着いたわけです

立読師は実を申せば肩こりというのをあまり感じない方でして
肩が凝っている実感がほとんどないんですよ
たまに方もみが上手い人が触ると
「あんたコチコチじゃん」とは言われるんですが
めったなことでは肩が痛いなぁとか重いなぁとは感じないんです
それが今回は災いしたんだろうなぁ
〆日のピークに肩に負荷をかけまくった挙句週末野良仕事をして
んで 仕事中に何気なくふいっと首を回したときに
やっちまったんでしょうなぁ ピシッと(痛)
肩こりもあなどれないもんです
うん たまにはこそばゆくてもマッサージチェアーにかかりに出かけようっと


今回の肩首イタのおかげで何が悲しいって
書店に行って棚を下まで見られない
平積みが眺められない 首が痛くて下を向けないから
ってのが一番悲しかった(T-T)
あとはパソコンを使うとかなり過酷ということが…
目を使うから肩こりにてきめんにクルんですね(T-T)
今はだいぶ楽になってきたので
これ書けているんですが
大元の下書き書いてるときなんかは結構つらいものがありました

読了報告~5月下旬と6月上旬~

2010-06-05 22:45:22 | 
さて 五月の読了と6月の読了が混ざっているのだけど
まずは5月読了の二冊から

おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(2) (イブニングKC) きくち正太 講談社

誰も寝てはならぬ(13) (モーニングワイドコミックス)  サライネス 講談社


こうして続けて買って読んでいる漫画だと
なかなかどうして新鮮な感想とか内容紹介なんてぇ芸当が
難しくなるもんです

おせん は諸処問題をおせんさんが真っ当な料理で解決!
てぇいままでのマンネリ人情話を少し変えて
もう少し食を通じての人間関係について
おせんさんを通さない話の展開のさせ方をしているなぁ と
特に横手焼きそばの回は
特におせんさんが中心になかったっすもん

お次 誰寝 はもう相も変わらず てぇのが
毎度の感想(笑)
ゆるゆるなおっちゃんたちのなぜか上手く行っている
会社経営が最大の謎漫画です(笑)
そして恋愛話が多い割に色恋の進展が見られないのも
謎な漫画でしたが
今巻ついにハルキちゃんの骨折をきっかけに
なにかしらが動き出すのか?


さてこっからは6月読了の分

聖☆おにいさん(5) (モーニングKC) 中村光 講談社

コンビニでだらりと立読みをしていたら
見つけてしまった第5巻
やば…この漫画だけはなぜかコンビに買いが続いている…
さて 4巻であー勢いが戻ったなぁ と思っていたら
5巻はパワーアップしてましたねぇ
特にブッダ&イエスコンビ以外の聖人が
丁寧に描かれている!
2巻や3巻では雑だなーって失礼ながら思ってたんですが
今巻ではかなり丁寧に描かれていますよ
ちゃんとキャラが立ってます
いまどき若者系のペトロ兄弟なんかは
もう昔もこんなのりだったら面白いよなあ
結構イケメンになってたし(笑)
あイケメンっていったらアナンダは十分呪われてますね(笑)


さて お次は漫喫で久しぶりにリピート&既刊まで読了

少女ファイト(1~6) (イブニングKCDX) 日本橋ヨヲコ 講談社

やっぱいいわー バレーバカ一代(笑)
まとめて読んだおかげで
思わぬところでキャラクターがつながりを持っていたり
つながったり矢印が向かったりで
ええっシゲルたんにはそんな秘密が!? とか
ルミコのパパが明と!? とかにいちいち驚いています
それからやはり大石錬の不器用ながらもゆっくりとした
右肩上がりの明るいほうへの成長と
練以外の黒耀谷メンバーのメンタル面の成長の
リンクの仕方がいいですねぇ
人を思いやることが良い結果に結びつくように
お話が転がっていくのを見ていると
こっちも思いやることの効用を信じたくなってきます
日本橋ヨヲコという人は
根底で思い切って人を信じたい人と繋がり思いやりたい
その結果がお互いの成長につながったら
良い関係の構築につながったら…いいよなぁ
そんな気持ちを上手く代弁しているような気がします
同時にそれは若者が実はみんな欲しているもののような気が…


さて 漫喫で読んだ本のお次は
何気に買ってしまってドドッと一気に飲み下してしまった本

にょっ記 (文春文庫) 穂村弘 文藝春秋

なんでしょうねぇこの本は…
癒し?天然ボケ?不条理ギャグ?
パラレルなもう一つの世界が広がってますねぇ
リアルとファンタジーが一つの本に反離共生していて
笑っていいのか深読みがいいのか
ただただ文字の上を漂うのが正解なのか
もしもお酒のプールで泳いだら
こんな風景が浮かんでくるのかもしれない
箱入りで売っていたのを見たときは
文庫になったら買ってやるもんね と
思っていたらあったよ文春さんから…というわけで
買ってみた本なんですが
とらえどころのない散文集でした
ああ…夏の昼下がりの木陰でのんびりこれを眺めていたい 

続編のにょにょっ記も文庫化されたら買ってしまいそうだ