今日は先生に出先まで来ていただいてランチした、ありがたい。
ちょっとした相談事から始まり、音楽の話で盛り上がり、音響や録音技術の話から「昔の技術」へ移行した。
今はプロの画家さんだが、少年の頃はラジオやアンプを自作するほどの工作少年で、今でも家電等が故障したら必ず開けて中を見るらしい、私も若い頃はそうだったのでよく分かるけど。
そんな先生の最近のエピソード
結婚祝いで貰って以来40年は使用している珈琲メーカーが壊れたので、修理しようと中を見て驚いた。その設計の素晴らしさ、キチンと細かく丁寧なつくりはまさに「美」そのもので本当に感激した。
私から見ると完璧な審美眼を持っている先生が驚いた「美」、聞いていてワクワクした、昔の技術は本当に素晴らしかったんだ、私も見たかった。
そして思い出した。ベトナムに住んでいた10年前、韓国製などの安価な家電を選ぶ私と違って、本心から日本家電の優秀さを選ぶ現地の若い男性に驚いたが、理系男子だからこそ知る技術の素晴らしさ、なんだな。
先生はラジオは結婚前からのものをまだ現役で使っているとか、それもすごい。
今は中国製など超安価なものが主流になっていて、すぐ壊れてしまうのでほぼ使い捨ててしまつているが、「このまま進んで良いのか、日本!」と叫びたくなった。
