かなり前から証明写真は自撮りしている、免許証にパスポート、ビザ申請、他にも証明写真が必要となることは多い。
女として少しでも美人に撮れた写真に限るし安くつくから。勿論各規定に沿って調整して印刷しカットする。
ロシアへ行くことになりパスポートを切り替えた。いつもなら白い壁にしていたが、今回はうっかりもあったけど採光の関係で木製ドアの前で撮った。本人は当日朝に撮ったホヤホヤ写真だから文句はないだろと思っていたが、担当者に聞かれた、「これで10年いきますけど良いですか?」
バックに木目が写っていることにもちろん異論はない、なぜそれを確認しなくてはならないのだろう。
同じ写真を持って旅行社へビザ申請に行った。そこで一悶着。
「自撮り写真は不可なんです」
「これでパスポート取りました、同じ写真ですよ。いつも個人旅行しているのでビザ等も直接領事館へ行って自分で取っています、今まで自撮りでダメと言われたことがないけど」
「でも規定では証明写真を、となっているので」
「証明写真の定義は何ですか」
「あの、写真館で撮ったり、証明写真専用ボックスと撮った写真ですが」
「証明写真と言うのは本人に違いが無いか照明する写真のことでしょ。これでダメなら取り直しますから」
というやり取りがあり今日に至る、何も言ってこない、きっと取れたのだろう。証明写真の定義がプロが撮ったもののみ、なんてあるはずがないじゃん。友達に云うと呆れられたけど、自分では合理的に考えたらこれでいけるはずと思ったのよねぇ。