現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

北京五輪柔道第三日

2008年08月11日 | 柔道
柔道第三日は、男子73kg級に金丸雄介選手、女子57kg級に佐藤愛子選手が出場。

まずは男子の金丸選手から。
上体のをのけ反らせて構える変則的な相手にやややり難いような感じ。序盤で倒れこみながらかけた朽木倒しで効果を奪う。
しかし、その後、相手に投げられたときに肩を痛めて、気にしながらの動きの中、一本負けを喫してしまった。

試合前、スタジオ解説で古賀稔彦さんが、「一回戦で負けるかもしれないが、それでも金メダルを狙っている」という金丸選手の悲壮なまでの決意を伝えていた。
その直後の一回戦負けという現実に、スタジオに映像が切り替わると一瞬言葉を失っていた古賀さんとキャスターの松岡修造さん。
「会場に入ってきたときの表情から、すでに金丸らしさがなかった。」と語る古賀さんの言葉もやや虚しく感じてしまった。

次は女子の佐藤選手。
この階級には、“あの”ケー・スンヒ選手がいて、最大の難敵だろう。佐藤選手にとっても、リオ世界柔道の準決勝で負けた相手で、雪辱を果たして欲しいと思っていた。
と、思っていたら、佐藤選手の試合の前に、ケー・スンヒ選手が先に負けてしまった。この結果には、さすがにただただ驚くばかりだった。

そして、ようやく佐藤選手の2回戦が始まった。出だしの組際で簡単に投げられて技ありを取られるものの、落ち着いた試合運びで寝技に入り一本勝ち。
迎えた3回戦。地元中国の選手との試合だった。両者に攻め手に欠く展開で指導が付いた後、佐藤選手が大内刈りで効果を奪いリードするも、
寝技に持ち込みたいのか、不完全な組み手での投げ技で掛け逃げを取られて、ポイント逆転。そのまま優勢負けだった。

それにしても、この試合は、スッキリしないことが重なった。
序盤、明らかに攻めていたのは佐藤選手だったのに、副審に促されて
主審が指導を取ったのは佐藤選手だった。勿論、すぐに副審二人が制して変更になった。
もう一つ、佐藤選手の大内刈りで取った効果のポイントが掲示板で相手の選手に。これも勿論、日本選手団からの抗議ですぐに変更されたが、もやもやした気持ちが残ってしまった。

金丸選手、佐藤選手ともに敗者復活戦に進むも、三位決定戦までは勝ち残れず。今日の柔道はメダルなしに終わってしまった。金丸選手は、肩を気にしつつも、敗者復活の2戦目では、豪快な投げ技を見せてくれていただけに残念だった。
(25時38分)

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