もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

夫婦別姓

2015年02月20日 | 社会・政治問題

 夫婦別姓を可とする法整備の動きが加速しているらしい。

 別姓を、可とする人は個人のアイデンティティ(キャリアと出自)を大事にしたいとし、否とする人は新しい家族への帰属意識を大事にしたいとするに尽きるであるように感じる。報道では、当然のことながら賛否について同量の扱いがなされていたが、実際の賛否の比率はどうなのだろうか。また、夫婦別姓となった場合、子供の姓も選択制となるのであろうか。性道徳が未発達の時代や、通婚が一般的であった時代の子供は、父親の確定は不可能なため、はっきりしている母方に属する母系社会が形成されていた。母系社会においては、父親とされる人の責任は、生活費や獲物(食糧)を提供するだけの極めて限定的な範囲であったかのようである。女性の発言力の向上に伴って家事・育児の分担を求められる時代にあって、そのような母系社会に戻ることは女性にとってもリスクの高い選択になるのではないだろうか。

 中期高齢者の自分としては、夫婦別姓が一般化すると家族という意識が薄れてしまい、従前の家族が単なる同居人の関係となってしまうような気がする。


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