もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

秋篠宮家に対する誹謗

2022年07月19日 | 天皇・皇室

 ネット上で秋篠宮家に対する誹謗が盛んであるらしい。

 本日の産経新聞「正論」欄で竹内久美子氏の記述で知ったことであるが、誹謗は秋篠宮殿下の立皇子の礼を契機に激しさを増したとされている。平素からその種の噂には興味が無かったのでモノは試しと検索をしたら、悪口満載の有様で皇統維持のための陰謀論さえあった。
 帝国憲法下であれば、これらの記事は不敬罪以上の罪科に問われるであろう主張であるが、現状は表現、思想・信条の自由に守られ、まさに言いたい放題の惨状を呈している。不敬罪を調べてみると、3か月以上5年以下の懲役となっているので、現状におけるネット記事は記述内容から見て投稿者には最高刑の5年懲役刑を科されるであろうことは確実に思える。
 「正論」の論述が正確であるならば、秋篠宮家に対する誹謗が最近では秋篠宮家擁護者にも向けられているそうで、あやふやな日本語でのコピペ的同一表現や、秋篠宮家バッシング書き込みバイトがあるとの噂もあることから、外国人が関与している可能性が疑われる状況であるらしい。
 正論欄では、秋篠宮家に誹謗が集中するのは、今上上皇の天皇譲位が実現したことから皇位継承1位の秋篠宮殿下、同2位の悠仁殿下に対する攻撃を激化して即位辞退を期待しているのではと継いでいるが、なにやらキナ臭い背景も感じ取れるように思える。

 皇室に対して行われるこの種の故無き誹謗・中傷に対しては、背景や背後関係を云々するよりも、国が原告となって告発し、司法的手段で中傷者を特定し処罰することが手っ取り早いのではと考える。しかしながら、それとても中傷で女子プロレスラーを自殺に追い込んだ中傷者に対する刑罰が、9000円の罰金刑であったとされるので、この種の書き込みを根絶することは困難であろうと思わざるを得ない。
 日本国憲法は天皇を国民統合の象徴としている。象徴に対する侮辱は畢竟国民及び憲法に対する侮辱であると考えれば、これらの者に対する告発者としては政府や憲法改正を公約する自民党よりも、憲法堅持を訴える社民党や立憲民主党の方がより適格であるように思える。
 もし、今回の参院選前に社民党が告発者となった場合は、1名当選・得票率2%どころか大量当選も夢ではなかった・・・かナ。



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