もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

韓国国際観艦式への自衛艦参加拒否に賛成

2018年10月06日 | 韓国

 韓国の国際観艦式に、自衛艦を派遣しないことが決定された。

 同観艦式では、韓国から海上パレード時のみとは言え自衛艦旗(旭日旗)を掲揚しないように要請されていた。他国に軍艦旗を掲げさせないことは国際儀礼と国際法に悖るとともに、重大な主権侵害・内政干渉であり政府も反発していたことであるが、当初は韓国海軍からの要請とされていたが韓国首相のコメントによって政権の意志とされたために今回の対応となったと認識している。韓国併合と韓国経営の正当性、慰安婦問題の本質等の歴史認識、教科書問題や靖国問題、それぞれに対して「近隣諸国への配慮」として明確かつ強硬な態度を執ってこなかった日本の弱腰外交の積み重ねが今回の根底にあると思う。この弱腰外交が韓国の増長を招き、「日本に対しては何をしても許されるし日本は譲歩してくる」「日本を攻撃するものは何か無いか」という韓国世論の形成を許してしまった。旭日旗や靖国神社が韓国で反日の象徴とされ始めたのは比較的新しく、靖国問題は2003年の廬武鉉政権以降、旭日旗問題は20010年以降に取り沙汰されるようになったものであるらしく、隣国配慮の美名のもとに繰り返された一歩・一歩の譲歩の積み重ねが、今回のような主権侵害・内政干渉まで平然と行え有れる事態mで拡大したものと考えざるを得ない。日韓関係を正常な国家間の関係とするためにも、今回の自衛艦派遣取り止めの対応を評価するとともに満腔の賛意を示すものである。

 思うに韓国社会と朝鮮族には、科学が定説としたもの或いは世論が真実としたものに対して異論・異議を唱えることは悪とする特質が存在するのではないだろうか。そのような視点に立てば、韓国人がノーベル賞に値するような革新的な発想に基づく実績を上げられないこと、日韓併合時の韓国経営の功罪を科学的・統計的に検証できないことも理解できるし、米朝非核化協議の仲介者として存在感発揮を企図した文大統領の変質も、朝鮮族の特質に基づく行動でもあろうと理解しなければならないのだろうか。