生まれ故郷の大分県日田市に行って精霊様を送り、帰りに日田の道の駅に寄った。
お店の前で天然アユの塩焼きを、串に刺して焼きながら売っているのを横目に、店舗に入る。
店を出たら、鮎を焼く香ばしいにおいが、ぎこまめの顔の前に絡まってついてくる。
一度通り過ぎたものの、においにつられて振り向くと、すかさず鮎を売ってるオバサンが、「いらっしゃーい、焼きたて美味しいよー。」
夫が鮎が嫌いなのは知ってる、ぎこまめも好きな方ではないが、娘は食べてみたいと言う。
一本600円と高かったので、美味しくなかったらガッカリでイヤだなと思い、一本だけ買った。
大勢での会食に出てくるような冷えて身が硬くなったのとは違い、天然鮎の焼きたては身がほくほくと柔らかくて、臭みも無く美味しかった。
車の中で一本を娘と交互に食べながら、「私も鮎は好かんやったけど、焼きたてがこんなにおいしいとは思わんやった、ちょっと一口食べてみて」と、夫にすすめた。
「オレはいらん、好かんち言うちょろが!押し付けるなっ!」と言って、頑なに拒む。「怒るこたなかろうもん!」
新発見を楽しいと思う方が、生きるには得と思うのだが。年取ったら素直で柔軟にならなよね!。
これって、やっぱ押し付け?(笑)。ケンカの原因はいつもこういう事から始まる・・・。