黄色い魔物

あらためて今日気がついたのだが、姉の家には杉の木の生け垣がある。
風に吹かれて何やら黄色い粉がふわ～っと舞っている。
これは何の木？と実を触ったら、やっぱり黄色い粉が飛んだ。
ま、まさか・・これが、あの有名な杉花粉か？

姉に聞いたら、そうだと言う。姉は花粉症である。
「自分が花粉症なのに、何故杉を植えてるん？切れば良いのに」と言ったら、
「だって、すぐそこが山だから、切っても同じよ」と言う。・・なるほど。
しかし、生け垣にすることはなかろと思うが。　

幸い、まめっこは、まだ発症した事がなく、触ってもそばにいても何ともないが、
それでも突然、黄色い魔物と化して花粉症になるらしいので、ちょっと不安です

度忘れ物忘れ

会社でのことだが、ドラム缶が届いたので、トラックから降ろしてくれる人を探しに行った。
工場内にそれらしき人がいたので、早速まめっこは話しかけた・・・のだが、
急に、ある言葉が出てこない。「あれっ？あの～、ユンボじゃぁない、え～とクレーンとは違う」
「はぁ？」　　「荷物を運ぶ機械、何やったかね～？あれあれ！あれを出して下さい」
「はぁ？、何の事か分からん」と言って居なくなった。

しばらくして彼は、それに乗ってやって来た。「あ～ぁ、年が往ったらフォークリフトと言う言葉もでて来んばいねー！」と。
「そうそう、それそれ！フォークリフト！、思い出した」とケラケラ笑うまめっこに、
奴は、（あっ、いつのまにか奴になった）言いたい放題言いながらも、荷物を降ろしてくれた。

それが単なる度忘れなら良いのだが、まめっこヤバイ！！

そう言えば三人の年配の方と同席することがあったのだが、その内の二人の会話にいら立った。

「あの～、何ですかねぇ、あの～、あれがですねぇ、あれして・・ゴニョゴニョ」
「あ～あれは、え～と、・・ゴニョゴヨあれで・・・あの～、あれ・・・ですねぇ」
そんな感じのサッパリわからない会話は、それでも当人たちには成り立っているようだった。

え～っと・・・すぐに言葉を思い出せない時、名前が出てこない時、・・疲れのせいに、しときたい