長良川観光ホテル 石金ブログ

岐阜城・金華山・長良川を見ながらのおいしい岐阜のお料理と露天風呂が自慢!鵜飼なら石金がオススメ★

岐阜の 魚食文化

2021年09月23日 | スタッフ日記

スーパーや道の駅で川魚 を見かけることが多いのは岐阜の特徴です。





アユの食べ方も新鮮 なものは塩焼き,日持ちがする加工品は甘露煮が一般的ですが, 落ちアユを開いて干物にすることもあります。アユの旬は夏です が,夏に大型のアユが獲れるのは郡上市や美濃市が中心で,岐阜 市辺りで夏にアユ釣りをする人はあまりいません。ところが,秋 になるとアユが産卵のために下ってきます。これが落ちアユで, 岐阜市のアユ漁のシーズンの始まりです。落ちアユは,夏のアユ のように脂の乗った味ではありませんが,卵や白子が発達してい て,違った味わいがあります。また,脂の落ちた身は干物に適し ています。



岐阜の川魚料理
(a)アユの開き:落ちアユは開きにして焼いて食べるのも良い。
 (b)ふな味噌:岐阜県南部から愛知県にかけての郷土料理。身をペースト状にして瓶詰したものも売られています。
 (c)いかだばえ:オイカワの佃煮。川魚らしい風味が味わえます。
 (d)ちちこの佃煮:岐阜の川では最も普通に見られるカワヨシノボリを使った佃煮。オイカワよりもくせが無く食べやすい

アユ以外では,中部地方と近畿地方に固有のアジメドジョウが 揖斐川,長良川,木曽川の上・中流に多く見られます。アユと同 じように清流の石に生える藻類を食べるため,美味なドジョウと して有名なのですが,一度にたくさん獲るのが難しいため,なか なか庶民の口には入りません。これらと同じ環境に棲むカワヨシ ノボリは「ちちこ」と呼ばれており,簡単にたくさん獲れるので 佃煮にして売られていることがあります。また,オイカワの佃煮 である「いかだばえ」も郷土料理です。下流に行くと,かつての 輪中地帯では川魚文化が残っており,羽島市竹鼻の商店街では毎 年秋に「なまず祭り」が開かれてナマズ料理がふるまわれますし, 海津市の千代保稲荷神社(おちょぼさん)の前には川魚料理屋が 並んでいます。こうした地域のスーパー(岐阜市も含む)では, ふな味噌が売られていることもあります。フナを大豆と一緒に炊 いた岐阜・愛知の郷土料理ですが,川魚の臭みも無くて,なかな か美味しいものです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿