「岐阜提灯」「美濃焼」「揖斐川の簗」 国登録有形民俗文化財に
2016年01月16日
国の文化審議会は15日、「岐阜提灯(ちょうちん)の製作用具及び製品」(岐阜市)と「美濃の陶磁器生産用具及び製品」(瑞浪市)を登録有形民俗文化財にするよう、文部科学大臣に答申しました。
併せて「揖斐川の簗(やな)掛け技術」(揖斐郡揖斐川町)を、国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(選択無形民俗文化財)に選択するよう文化庁長官に答申しました。
近く答申通り登録・選択される見通し。岐阜県関係で、登録有形民俗文化財に登録されるのは初となります。
選択無形民俗文化財は19件目。
「岐阜提灯」は岐阜市近郊で江戸中期から生産される、極細の竹ひごに貼った美濃和紙などに繊細な絵柄を施した装飾提灯と用具。登録は市歴史博物館保管の1004点(生産用具951点、製品53点)。
「美濃の陶磁器」は東濃地方で手掛けられた陶器と用具。生活雑器が主だが、明治期には輸出用の食器も生産した。登録は瑞浪市陶磁資料館にある3833点(生産用具2983点、製品850点)。
揖斐川の簗は、川を下る鮎などの魚を捕るため8~10月に稼働。「イノコ」という木製のかごに石を詰めて基礎を築くなど、江戸期以来の伝統的な設営技術を受け継ぐ。登録の保護団体は、揖斐川町簗掛け保存会。
2016年01月16日
国の文化審議会は15日、「岐阜提灯(ちょうちん)の製作用具及び製品」(岐阜市)と「美濃の陶磁器生産用具及び製品」(瑞浪市)を登録有形民俗文化財にするよう、文部科学大臣に答申しました。
併せて「揖斐川の簗(やな)掛け技術」(揖斐郡揖斐川町)を、国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(選択無形民俗文化財)に選択するよう文化庁長官に答申しました。
近く答申通り登録・選択される見通し。岐阜県関係で、登録有形民俗文化財に登録されるのは初となります。
選択無形民俗文化財は19件目。
「岐阜提灯」は岐阜市近郊で江戸中期から生産される、極細の竹ひごに貼った美濃和紙などに繊細な絵柄を施した装飾提灯と用具。登録は市歴史博物館保管の1004点(生産用具951点、製品53点)。
「美濃の陶磁器」は東濃地方で手掛けられた陶器と用具。生活雑器が主だが、明治期には輸出用の食器も生産した。登録は瑞浪市陶磁資料館にある3833点(生産用具2983点、製品850点)。
揖斐川の簗は、川を下る鮎などの魚を捕るため8~10月に稼働。「イノコ」という木製のかごに石を詰めて基礎を築くなど、江戸期以来の伝統的な設営技術を受け継ぐ。登録の保護団体は、揖斐川町簗掛け保存会。