ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「君は、我が社のXXXで〇〇だ!」

2024年07月07日 | スポーツ関連

先日NHK番組で、「職場で、野球用語を使いますか?」という特集が組まれていた。

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① もっと打席に立て。

② 我が社のエース4番

③ 会話のキャッチボール

④ 肩温まって来た?

⑤ 変化球な企画。

⑥ プレゼントップ・バッター

⑦ 逆転ホームランを狙おう。

⑧ 全員野球で頑張ろう。

⑨ 一本足打法の経営

⑩ 全力投球で頑張ります。

⑪ 見逃し三振は駄目。振るのはOK。振って三振はOK。
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番組内で紹介されていた“職場で使われる野球用語の例”だ。今でも使われていたりする事“も”在るので、多くの方は意味合いを理解出来る事だろう。少なくとも“一定年齢”以上の人ならば、“常識的な使われ方”と言って良い。

では、「何故、野球用語が職場のみならず、広く使われる様になったのか?」に付いて、番組では分析していた。街の声としては「普通の言葉よりも熱量が在る。」、「野球がポピュラーな存在だから。」というのが上がっていたが、此の手テーマを研究している大学の先生からは娯楽と言えば『野球』だった高度経済成長期には、誰もが野球の事を知っており、野球の会話が当たり前にされていた。なので、ビジネスの場でも使われる様になったのだろう。野球は『団体競技』で在ると同時に1対1の『個人競技』でも在り、当時の企業戦士は『少しでも成果を上げ様。』と励む自らの姿を、チームの勝利の奮闘する選手に重ね合わせた。野球に自分達を投影しているので、スポーツが独特に持っている熱血さ、そしてスポーツには勝ち負けが在るので、勝ちを目指して行く事を自分達と重ね合わせて、其れを自分達の職場とか自分達の居る場所に持って来る。“野球と仕事との親和性の高さ”というのは、非常に重要な要素指摘

近年では“職場で野球用語を使用する機会”は減って来てる様だ。“熱血さ”が前面に出過ぎてしまうと“パワハラ”になってしまうだろうし、何よりも「昔とは異なって今は、働き方やライフスタイル多様化した事で、どんな譬え用語を使っても伝わり難い時代となり、共通の譬え用語が出来難い。」という指摘も。

確かにCM1つ取っても、昔は野球用語を使った物が少なく無かった。「ナボナは、御菓子のホームラン王です。」(亀屋万年堂の「ナボナ」)【動画】や「遣ったねパパ。明日はホームランだ!」(吉野家の「牛丼」)【動画】、「子供の頃から、エースで4番♪」(大塚製薬の「オロナミンCドリンク」)【動画】等々。其れを考えると、近年はそういうCMを見掛けない気がする。「ビジネスの場で、野球用語を譬えとして使用する事が“絶滅”した。」とは言わないが、昔と比べると格段に減った気もする。

番組内では若い営業マンがスポーツの譬え用語として、「『月末でブザービートを決める!』という感じで使います。」と言っていたが、アラ還の自分には全く珍紛漢紛で、調べて漸く意味合いが判った次第


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