ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

顧問職を辞退する人、しない人

2005年02月01日 | スポーツ関連
世論の猛反発に遭い、会長の座を退いた海老沢氏が、翌日には顧問に就任するという”空気の読めなさ”加減を曝け出したNHK。結局は、それ迄以上の猛反発を食らい、明智光秀宜しく三日天下で辞退するという醜態を曝け出しただけだった。NHK再生への道程は限りなく険しいと言わざるを得ない。

そんな顧問職を巡るドタバタの陰で、一人の人物が”ちゃっかりと”名誉顧問に就任していた。その人物の名は、中内正氏。そう、今は無き福岡ダイエーホークスのオーナーだった御仁だ。

彼に対する評価は千差万別なのかもしれないが、自分の中ではセクハラ大王と並んで福岡ダイエーホークスを身売りの道へと追い込んだA級戦犯と認識している。勿論、親会社であるダイエーの経営を悪化させ、球団を身売りせざるを得ない状況に到らせたのは、正氏の父親である中内功氏の経営判断ミスであろう。直接的に身売りに到る要因を生み出したのは、功氏であると言えよう。しかし、2年続けて主力選手が”不可解な”移籍をする等、ファンへの背信行為とも思える事態に到ったのは、「青山ホークス計画」をぶち上げる等、さもチームを自分の玩具の如く動かして来た正氏と高塚氏の責任は非常に重いと思う。

ましてや、小久保選手に続いて井口選手迄もが、ファンには理解不能な”裏手形”に拠ってチームを離れる事になった昨年、当事者の一人である正氏が説明責任を全くと言って良い程果たさなかったのは、プロ野球のファンの一人として憤りを覚えた。

そんな彼が、ちゃっかりと言う言葉しか思い浮かばない程、”横滑り”的に福岡ソフトバンクホークスの名誉顧問に就任したのである。取締役ではなく、球団経営とは一線を画す立場という事だが、就任に際しての彼の言葉はホークスがより地元に密着し、強くなる様に、出来る限りのサポートをしていきたい。との事だった。

会社経営に失敗した人間は、一線から退いて蟄居しろ!等という痴れ事を吐く気は毛頭ない。ヤオハングループの代表として海外進出を積極果敢に果たすも、事実上の倒産に追い込んでしまった和田一夫氏の様に、自己の失敗を踏まえて、悩める経営者達にアドバイスを続けている事を評価する自分だ。彼の場合には、充分で在るかどうかは人によって判断が異なるだろうが、説明責任を果たした上での活動と捉えている。

それに反して、正氏は満足にファンへの説明責任も果たさずに、サポートを行なおうと言うのだろうか。

猛省をした敗者の言葉に聞くべきものは在ろうが、猛省なき敗者の言葉に聞くべきものは無し。と自分は思う。
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1 コメント

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TB有難うございました。 (osa3)
2005-02-01 09:28:56
こちらからも、TBさせていただきます。



猛省なき敗者のあの人は、自分が敗者であることすら自覚が無いのではないか、と思います。

福岡の恥です。

彼が身を引かなければ、孫さんも“新生”ホークスと名乗る資格は無いと思います。
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