ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

却下は当然

2018年12月05日 | 時事ネタ関連

1970年代、大流行したギャグ漫画マカロニほうれん荘」。破茶滅茶な内容に、毎回笑わされたもの。

 

 

登場するキャラクター奇抜だったが、特に好きだったのは2人。1人は「普段は平凡な高校教師だが、激昂すると突然フレディ・マーキュリー氏を思わせる衣装になり、「ノオ~!!」とマイクを持ってシャウトする後藤熊男(通称:クマ先生)」。

 

【後藤熊男(通称:クマ先生)】

 

そして、もう1人は「年齢40歳という設定で、女性言葉を多用する男性・金藤日陽(通称:きんどーさん)」。短髪に分厚い唇、太目の三頭身というのが特徴だった。

 

【金藤日陽(通称:きんどーさん)】

 

40年近くも前の漫画の話題を取り上げたのは理由が在る。「『マカロニほうれん荘』を実写化したら、きんどーさん役を演じられるのは、彼の人しかない。』とずっと思い続けていた人。」が居たのだが、先日其の方が亡くなられた際、ネット上で少なからずの人が同じ思いを書かれていたからだ。

 

赤木春恵さん】

 

 

 

きんどーさん役の赤木春恵さんが、得意のゴリラ・ダンスを踊る姿を見てみたかった。

 

【きんどーさんのゴリラ・ダンス】

 

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「69歳男性が求めた20歳の若返り、裁判所認めず オランダ」(12月4日、AFPBB News

 

70歳の誕生日を控えたオランダ人男性が、仕事や恋愛の可能性を広げる法律上20歳若返る事を求めていた裁判で、南東部アーネムの地方裁判所は3日、男性の訴えを退けた。

 

セルフ・アウェアネス(自己認識)」のトレーニングを専門とするライフ・コーチのエミール・ラーテルバントさんは、自身の出生日を1949年3月11日から1969年3月11日に変更する事を求めるという、前例の無い訴訟を起こしていた。

 

判事「ラーテルバント氏が実年齢より20歳若いと感じたり、其の様に振る舞ったりするのは自由だ。」、「然し、出生年の記録を変更する事は、20年の間で発生した出生、死亡、結婚、(同性および異性カップルの)登録パートナーシップに関する記録が消える事を意味する。」と指摘し、記録を抹消すれば様々な望ましくない法的、社会的影響が出る可能性が在る論じた。

 

更に、ラーテルバント氏が主張した自由選択権に付いて、全ての要望を法的に叶える為に、自由選択権を行使する事は出来ない。と述べた。

 

ラーテルバント氏は高齢で在る事を理由に差別されていると感じており、恋人探しのアプリを必要としないものの、恋人になる見込みの在る相手に年齢を明かすという習慣で、自分の行動が制限されていると主張。同氏は最近、AFPの取材に対し「私には、活力漲っている。欲しい女性は皆手に入れられるのに、69歳だと言った途端に駄目になる。」と明かしていた。

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年齢という物が大なり小なりを縛るのは確かだ。仕事探しで在れ、恋人探しで在れ、年齢によって成就しない事も在るだろう。

 

でも、高齢で在っても自分で仕事を始める人も居るし、物凄く年齢が離れた人と結婚する人だって居る。「才能や御金が在るからだ。」と言う人も居るだろうし、そういう事を否定する気は無いけれど、「高齢だから、要望が叶えられない。だから、法律上、年齢を20歳若返らせろ。」というのは余りに乱暴だ。判事が述べている様に、「様々な望ましくない法的&社会的影響が出る可能性が在る。」と思うし、訴えの却下は当然と考える。


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