ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

滅茶苦茶応援したくなる

2024年07月13日 | スポーツ関連

2013年度プロ野球ドラフト会議の終了後、同日其の特番が放送されたのだが、今でも忘れられないのは「カープ1位指名された大瀬良大地投手」に付いて。「1991年生まれの彼は4人兄弟の長男だが、2歳年下の弟は生まれ乍らダウン症患っている。其の弟を大瀬良投手は物凄く慈しみ、そして大事にしているかが犇々と伝わって来る内容。」【動画】で、「何て素敵な御兄さんなんだろう。」と見ていて涙が止まらなかった。大瀬良投手は“ぐうの音も出ない程の聖人”を意味する“ぐう聖”と呼ばれているが、弟への深い思いを知った時から、「大瀬良投手を、滅茶苦茶応援したい!」という思いは全く変わらない。

中学の時、父が病気で急死し、以降はずっと母子家庭で育った自分。な思いや苦労が皆無だった訳では無いが、でも、周りで支えてくれる人達に恵まれた事で、同じ様な境遇の人達の事を思うと、「嫌な思いをした。」とか「苦労した。」なんて言うのは恥ずかしくなる半生

そんな自分なので、「“人に対して優しさを持ち、そして苦労続きでプロ野球の世界に入った選手”にはどうしても、より思い入れが強くなってしまい、滅茶苦茶応援したくなる。」というが在る。

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インドネシア人の父と日本人の母・よしみさんの間に生まれた。物心が付く前、両親は離婚母に引き取られた後は、「優しかった思い出許り。」。其の最愛の人は小学1年の頃、他界した。

其れからは姉、祖父母と大阪市内で暮らした。高校2年の時、祖父・正弘さんが実家の裏の川で転落死。3年になると、祖母・栄子さんが千葉県老人ホームに入所する事になった。

悲しみの連鎖の中、没頭したのが野球だった。小学生の頃は祖父が練習に付き添い、祖母は体を作る、料理の御数を増やしてくれた。「御爺ちゃんと御婆ちゃんに、迷惑は掛けられない。」と打ち込み、大阪・精華高3年の夏にはエースに成長した。

其の夏、強豪履正社との試合で球速145km計測して、スカウト目に留まった。無名右腕2020年のドラフト会議で、中日から育成3位で指名された。

プロ4年目で勝ち取った支配下契約。親や身寄りの無い子供達の思いを背負って、腕を振ろうと決めた。「最初は辛い事、しんどい事の方が多い。けれど、我慢強く遣っていれば、良い事は来る。」。マウンドで、そう伝えて行きたい。
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7月11日付けけ東京新聞(朝刊)のスポーツ欄に記されていた、或る投手に関する記事だ。10日に行われた「ベイスターズvs.ドラゴンズ」戦でプロ初先発し、7回3失点と力投するも、残念乍ら勝ち投手にはなれなかったドラゴンズの松木平優太(まつきひら ゆうた)投手(21歳)に関するプロフィール

世の中には“不幸な生い立ちの人”が少なからず存在するが、そういう人は何故か、“不幸の連鎖”を感じてしまうケースが結構在る。松木平投手もそんな1人で、「良く頑張って来たなあ。」と記事を読んでいるだけで、涙が零れてしまった。

我がジャイアンツが相手で無い事を望むけれど次の登板では彼が勝利投手の座を掴み取り、「御金を稼げる選手になって、御婆ちゃんと住みたいです。」という彼の願いを叶えられる様な“一流選手”になって欲しい。頑張れ、松木平投手!!!


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