
ジャズ・フュージョンからハード・ロックまで何でもござれのオールラウンダー。モース先生も過去のインタヴューで Andy Timmons のテクニックとセンスについて絶賛していました。ただマニアな反応は他所に今ひとつ知名度が上がらないというか、玄人受けするギタリストで留まってしまっている気がするんですよね。あまり「我」の強いスタイルではないですし、どちらかというと器用貧乏に陥っているのかもしれません。本人もヴォーカルをとるようですが、ここは一つバンドの一員という立場に身を置き、Winger のようにキャッチーな楽曲とアンサンブルの妙が味わえるバンドを作ってほしいなぁと思うんですがねぇ(Danger Danger だと個性のぶつかり合いがちょっと弱いかな)。
本作はとてもバランスの取れたギター・アルバムに仕上がっていると思います。ただそれを淡白と捉える向きもあるでしょうから、職人気質も諸刃の剣といったところですかね。そんな中、フュージョン・スタイルの "Astral Fishing" は躍動感に溢れ、視界がパッと開ける感覚が好きですね。この曲では名手 Simon Phillips がドラムをサポートしています。続くスパニッシュ風味の "Duende" もお気に入りなんですが、もう少し早い段階で挿んできたほうがアルバムの流れに起伏が生まれたように感じます。ラストには "Cry For You" のライヴが収録。ハイレベルなフレーズをこれだけ安定して弾きこなすのはやはり相当なテクニックとセンスが身に付いていないと不可能ですよね。うーん、それだけに欲が出てしまうし、辛口になってしまうんだなぁ・・・。
本作はとてもバランスの取れたギター・アルバムに仕上がっていると思います。ただそれを淡白と捉える向きもあるでしょうから、職人気質も諸刃の剣といったところですかね。そんな中、フュージョン・スタイルの "Astral Fishing" は躍動感に溢れ、視界がパッと開ける感覚が好きですね。この曲では名手 Simon Phillips がドラムをサポートしています。続くスパニッシュ風味の "Duende" もお気に入りなんですが、もう少し早い段階で挿んできたほうがアルバムの流れに起伏が生まれたように感じます。ラストには "Cry For You" のライヴが収録。ハイレベルなフレーズをこれだけ安定して弾きこなすのはやはり相当なテクニックとセンスが身に付いていないと不可能ですよね。うーん、それだけに欲が出てしまうし、辛口になってしまうんだなぁ・・・。
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