ウェブはバカと暇人のもの

2010-07-19 01:00:00 | Books
挑発的なタイトル及び内容から、一昔前に結構話題になった本らしい。某掲示板では賛否両論だったそうだが、楽観的虚無主義を標榜する私は結構楽しめたかな(笑)。著者の主張には概ね同意。私は「ネットは我々が思う以上に世界を変えるかもしれないが、我々は自分たちが思うほど変わりはしないだろう」というのが持論だからね。これは決して悪い意味ではなく、どこか「人」というものを信じたいという気持ちがあるんだよね。

前から思っていることだけど、ネットに対してはドライな視点が大切だと思う。何といってもネット上には正しい判断を狂わすような情報がウヨウヨしているからね。間違った道を選択したからといって、誰かがその責任を取ってくれるわけではない。常に "at your own risk" であることを心掛けて接していく必要があると思うんだよね。

自分の場合、家にいるとついパソコンに向かってしまう。興味があることについて調べたり、プログラムを書いたり、ソフトウェアを解析したり、そんな感じかな。ただ家の外に出たときは正反対で、ネットとはできるだけ切り離されていたいと感じる。ツイッターも通勤電車で暇になったらやる程度。電脳世界にいたくないというアナログな気持ちが働くんだよね。こういう二面性を持ちながら日々暮らしている筆者でございます。



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2 コメント

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まだ読んでませんが (ドイツ特派員)
2010-07-19 08:00:29
gwさん、ご無沙汰です(っていうのも変ですね、Twitterやってるし)。

恐らくWebというものは、今まで足し算で進んでいた世界を掛け算で進める作用があるものだろうと思っています。ですからその計算方法で変わるものはあるでしょうが、計算する元は変わっていないんですね。どうも「集合知」なるものも暫くは出てきそうにもないですし。私達の三代くらい後にどうなっているのか?という事でしょう。

ま、メタル聴いてる分にはWebだ何だは関係ないですしね(笑)。
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>ドイツ特派員さん! (gw)
2010-07-19 09:22:20
どもどもです~(笑)。

ホント「加速度的に」という形容がピッタリの世の中になってしまいました。音楽産業においてもこれから更なる淘汰が始まろうとしているように感じます。ただ音楽自体が持つエネルギーは何ら変わっていないはずなんですよね。

様々な可能性のビジネスモデルが展開されると思いますが、音楽ファンというものがしっかり根付くスタイルに収斂して欲しいというのが願いです。

少なくとも「アルバム」という概念は消えて欲しくないです。これはコース料理みたいなものですからね。食べるまで味はわからないけど、自分たちの知らない味に出会えるかもしれない。「好きだから聴く」というのもありですが、若い人には「聴いてみて好きになる」という感覚も大事にして欲しいなぁって思います。もちろん「アルバム」という売り方がある種の抱き合わせ的手法だという意見があったとしてもです(笑)。
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