ステップ2では足回りを組み立てます。私の製作では戦車および車輛の車輪類は塗装後に組み付けるのが常ですが、今回のウィーゼルは小型車で車輪も小さく、サスペンションが華奢なので、履帯も含めて塗装後に組み付けるのは難しいと判断し、全てガイドの指示通りに組み立ててゆくことにしました。ここではオプションパーツのTP2は不要になります。
まず起動輪と誘導輪を組み立てます。
組み上がりました。上図の中央の2個が起動輪、両側の2個が誘導輪です。
続いて転輪の組み立てに進みました。
非常に小さな車輪です。このサイズ感は、アンツィオ高校チームのCV-33以来だと思います。
あまり見た事のないタイプのサスペンションなので、パーツも仮組みをきちんと行って、間違えないように慎重に組み付けてゆきました。
この状態に仕上げてからサスペンションアームに組み付けますが、その作業が非常に難しいものでした。
御覧のように、ステップ1で保留にしたアームのA20、A24と一緒に組み付けました。しかもA21のダボ穴が小さくてA20、A24の先端が入らず、ダボ穴の削り調整を余儀なくされました。
そして上図の状態で転輪を組み付けたわけですが、接着面もパーツ強度も最低限なので、普通に置いただけでもアームが折れるんじゃないかと不安になりました。これで履帯も巻くのですから、その重量にアームのA20、A24が耐えられるのか、と不安になりました。
それで、サスペンションの組み付けと接着は入念に行いました。接着剤は瞬間接着剤にしてガッチリと接着しておきました。
転輪が全て組み上がりました。アームのA20、A24の両端の僅かな接着面だけで支えている状態ですので、転輪の並びを一定に揃えるだけでグラッときてアームが外れたりしました。マズイな、これでは塗装後に履帯を巻くのも難しいぞ、と考えました。
それで、次のステップ3で取り付ける履帯を、指示通りにガッチリと組み付けてしまおう、と決めました。
なぜならば、上図のように履帯を転輪に固定することで逆にサスペンション全体の強度が補強されるからです。転輪の並びを一定に揃える事も出来ますので、この仮組み結果を活かして、履帯も全部組み付けてゆこう、と判断しました。 (続く)