気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

「ゆるキャン△」に登場しない大井川鐡道を巡る その34 アプト区間を登る

2024年05月15日 | ゆるキャン△

 10時7分の発車直前に撮ったDD20形機関車5号機「AKAISHI」の車番です。アルナインのNゲージ金属製キットではこの部分はプレートのパーツになっていますが、実機では数字やアルファベットの金属板を直接車体に貼り付けています。実機と模型とが色々異なっている箇所の一つですが、これを忠実に1/150スケールの模型で再現するのは困難です。

 

 アプトいちしろ駅を発車しました。ホームに並ぶ紅葉の並びが綺麗でした。

 

 まもなく右にカーブしてトンネルに入っていきました。これを抜けたらアプト式区間に入ります。

 

 トンネルを抜けてアプト式区間に入りました。90パーミルの急勾配をもつ日本唯一のラック式鉄道(アプト式)区間で、アプトいちしろ駅と長島ダム駅の間に位置しています。上図のように、大井川の北岸の崖面上に橋梁を築いて線路を通しています。

 

 アプト式区間では、スピードが落ちて徐行になりました。急な坂を上るのですから、速度を上げたくても上げられないのでしょう。

 

 まもなく大井川の向こう岸に小さな平坦地が見えてきました。

 

 その平坦地が、ゆるキャンにも登場して有名になったアプトいちしろキャンプ場です。劇中では各務原なでしこがキャンプ場からアプト式列車の姿を見上げるシーンがあります。

 上図のようにアプト式列車からアプトいちしろキャンプ場を見下ろすシーンは劇中には出ませんが、各務原なでしこが奥大井湖上駅から戻る途中でアプトいちしろ駅まで乗っていれば、同じアングルの景色を見ている筈です。長島ダム駅で降りていれば、この景色は見られません。原作コミックの描写でも、各務原なでしこが奥大井湖上駅からどうやってアプトいちしろキャンプ場へ戻ったかは示されていません。

 

 続いて長島ダムの景色。

 

 10時15分、長島ダム駅に入ってゆきました。

 

 停車後、最後尾のアプト式電気機関車ED90形を分離する作業が行われました。

 

 アプトいちしろ駅での連結作業と同じように車掌さんが誘導して連結器の開放分離作業をテキパキと行っていました。列車の反対側にホームがありますので、大勢の乗客がホームへ降りてアプト式電気機関車ED90形の分離作業を見守り、撮影していました。

 分離されたアプト式電気機関車ED90形は、今度は反対側の上り線に待機して、井川または接阻峡温泉駅からやってくる千頭行きの列車に「合体」し、先に登ってきたアプト式区間を今度は降りてゆくのでした。

 

 分離されて、ゆっくりと分岐点へ戻り始めたアプト式電気機関車ED90形。アプト式区間の推進運転、ご苦労様でした。帰りにまたお世話になります・・・。  (続く)

 

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