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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

無限軌道杯の大洗女子学園チームのフラッグ車

2023年01月18日 | ガールズ&パンツァー

 御存知、大洗女子学園カメさんチームの駆逐戦車ヘッツァーです。最終章第1話の無限軌道杯第1試合、対BC自由学園戦のスタート後に、チームのパンツァーカイルの先端に占位して進撃しています。隊長河嶋桃が上半身を車上に出して偵察を行なおうとしています。車体の左後方に青色のフラッグが翻っていますので、このヘッツアーがフラッグ車を担当していました。
 カメさんチームはテレビシリーズ第5話の対サンダース大付属高校戦でもフラッグ車を務めていますので、あんこうチームに続く経験数を持っています。

 

 最終章においてヘッツアーがフラッグ車を務めたのは、第1試合の対BC自由学園戦、第2試合の対知波単学園戦においてでした。つまりは無限軌道杯において二度もフラッグ車を担当しているわけです。

 そして第1試合では全般的に僚車のガードを受けていて難なく勝利へとたどり着き、第2試合では橋を落とされたために単独行動に移って最終段階の奇襲成功による勝利まで一切所在が不明でした。いずれも敵の標的になって射撃にさらされるという状況には陥っていなかったようなので、フラッグ車としての行動においてある程度の安全性は確保されていたということになるでしょうか。

 

 ところが第3試合の対継続高校戦においては、なんとアリクイさんチームが初フラッグ車の重責を任され、猫田舞以下は意気軒昂となっていました。それまでフラッグ車を2度も務めたヘッツアーが、第3試合も担うのは大変だと判断されたのか、それとも別の思惑によって変更になったのかは分かりませんが、それにしても三式中戦車チヌの担当はやや不可解にも感じられます。対戦経験が無くて判断データも皆無である継続高校を相手にするには、この布陣でなければならない、というような基本方針に基づく配置なのかもしれませんが、第3話の時点ではその内部事情を伺わせる描写は一切ありませんでした。

 それどころか、相手の雪だるまからの奇襲を受けて集落内での守りの布陣を崩され、敵の追撃を受けてバラバラになり、三式中戦車チヌはあんこうチームのⅣ号戦車H型と2輌だけになって雪原に退避する流れとなりました。そして唯一の護衛のⅣ号戦車H型が敵の悪魔的な狙撃によって脱落、フラッグ車だけが孤立してなおも相手の射界内に捕捉されているという、テレビシリーズの対プラウダ高校戦の際のアヒルさんチーム八九式中戦車甲型の時と同じようなピンチに陥ったのでした。第3話はそこで終わっていますから、その後の流れは、第4話を待つしかありません。

 これまであまり言及されていませんが、今回の第3試合においてなぜフラッグ車が替わったのか、という点は現時点でも解き明かされていません。対継続高校戦という初経験の状況への対処法の一つであったのかもしれませんが、試合の経緯は想定外の繰り返しになっている感じです。なかなか先も裏も読めません。

 もし、カメさんチームが3度目もフラッグ車を担当していたならば、Ⅳ号戦車H型が狙撃でやられても三式中戦車チヌが孤立するだけになって、あとは猫田舞たちの奮闘が展開される成り行きにとどまるわけです。でも、それではストーリーが単純で緊張感にも欠けて面白くならないから、この窮地にフラッグ車を置いてみる、という発想で三式中戦車チヌにあてたのかもしれません。

 ただ、この場合でも、カメさんチームは第1試合、第2試合と同じように比較的安全な環境にて作戦行動していることになります。ひょっとすると、それが第3話のストーリー上の狙いなのかもしれません。ヘッツアーを試合のクライマックスで大いに活躍させるために、あえてフラッグ車任務から外して登場場面も抑えてゆくのかもしれません。

 周知のように、Ⅳ号戦車H型が撃破されて西住副隊長以下の精鋭あんこうチームが戦列外に退いてしまいました。その後のチーム全体は誰が統率するのか、という問題に突き当たります。隊長は河嶋桃ですが、統率するどころかパニックに陥るかもしれません。西住みほ並みの指揮はまず無理でしょう。
 ファンの間では、ここで澤梓が一気に覚醒して・・・、などというような流れが多く期待されているようですが、澤梓の慎重かつ控えめな性格を踏まえると、劇的な変化は取りにくいだろうと思われます。
 やはり、隊長の河嶋桃が、というより河嶋桃の上位に立つ角谷杏が前生徒会長の位置もふまえて何らかの形で一時的にイニシアチブをとるでしょう。そしてあんこうチーム脱落後の緊急対応策を河嶋桃の口を通して伝達してゆくでしょう。

 問題は、その後の作戦上の指揮も角谷杏が引き続いて執るかどうか、という点ですが、個人的にはここで「後は宜しくー」とか何とかのんびり言って、さらりと次期隊長候補の澤梓への権限移譲を図るのではないかな、と思います。それによって慎重な澤梓にも徐々にスイッチが入って、持ち前の果敢な判断と勇敢な戦いぶりをみせてくるのではないか、と妄想しているわけです。

 なので、第3試合の後半戦においては、たぶん澤梓が実質的に指揮を執るだろう、と期待しています。そういったストーリー展開への布石としての、やや唐突にも感じられるアリクイさんチームの初フラッグ車任務、であったのかもしれないな、と思う次第です。

 

コメント (4)
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