気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

晩夏の京都御苑2 京都御苑情報館の展示模型 上

2023年01月06日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 中立売休憩所を出て、すぐ東に隣接する上図の京都御苑情報館へ行きました。この春に新たに設けられた施設三ヶ所のうちのメイン施設で、京都御苑の観光ガイダンス施設にあたります。この施設が出来るまでは、ガイダンスコーナーは中立売休憩所内にあったそうです。

 

 情報館の屋内はエントランスと主展示室に分かれます。上図は主展示室です。

 

 エントランスは副展示室を兼ねており、上図のように京都御苑の概要や歴史などを説明するパネルが並びます。以前は中立売休憩所内にあったものを移しているそうです。

 

 主展示室の中央には、京都御苑全体の現状の模型が展示されています。これも元は中立売休憩所内にあったそうで、情報館の新規オープンに際して各所を修正して、新たに出来た施設などの追加工作を行なったそうです。模型が大好きなモケジョの同好者の一番の目的が、この全体模型展示でした。

 こういう模型は私も大好きなのです。京都御苑の模型は今回初めて見るので、おお・・・、と声をあげつつ近寄り、食い入るように眺め始めました。

 

 先ほど出てきたばかりの中立売休憩所と、いま私たちが居る京都御苑情報館です。中立売休憩所は京都御苑の五ヶ所の休憩所のなかで最大の規模を持ち、主屋の北にお手洗いが続きます。京都御苑情報館は小さな小屋のように見えます。

 この模型は四季の花の位置も分かるように作られており、特に桜の木は開花期の状態で桃色に仕上げてあるので、どこに桜の木があるかが分かります。花見スポットを探すのにも役立ちます。

 

 なかなか見ごたえがあります。だだっ広い京都御苑は、歩き回っても規模や建物の位置関係がなかなか掴みにくいところがありますので、こういう全体模型は理解を助けてくれますし、飛行機に乗って空から見下ろして俯瞰している気分にもなれて楽しいです。上図は京都御所のエリアで、築地塀に囲まれた範囲は本来の皇室の住居空間として宮内庁の管轄になります。

 

 ぐるりと北へ回って、桂宮邸跡の範囲を見てみました。環境省の倉庫みたいな建物が西側に並びますが、邸宅跡と庭園はそのまま残されているようです。普段は非公開なので、中がどうなっているかは同行者も知らないとの事でした。
 ですが、この模型を見れば、少なくとも現状が分かります。御殿の建物は現在は二条城本丸に移築されているので、それをここにイメージすれば、かつての桂宮邸の景観がある程度理解出来ます。

 後で知ったのですが、桂宮邸跡は春に整備工事が完了して、以降は公開されているそうです。同行者もそのことは知らなかったようで、また行く予定が出来ました。

 

 これは京都迎賓館です。御所の西に位置し、普段でも一般公開されていますが、一度も入った事がありません。何度も入っている同行者の話によれば、政府の施設として来日した各国の賓客を接遇(おもてなし)する場所、もしくは内閣総理大臣や衆参両院の議長などが京都滞在時に使用できる場所、ということです。

 

 こちらは京都仙洞御所および大宮御所です。前者は退位後の上皇の御所、後者は上皇の后の御所にあたります。現在の上皇陛下夫妻が、もし東京でなく京都にお住まいになる場合はこちらに入られることになるのでしょうか。

 

 現在は仙洞御所は再建されておらず、現状の御常御殿の建築群は大宮御所のそれにあたります。ここも一般公開されていますが、私自身は一度も参観の機会を得ていません。

 

 こちらは、この春にも水戸の友人と訪れた旧九條邸跡の敷地です。庭園の大部分が勾玉池が占め、西側に九條家別邸の拾翠亭の建物があります。

 

 この旧九條邸跡の範囲は実際に行って、拾翠亭の一般公開時に入りましたから、こうして全体を俯瞰するとリアルに記憶がよみがえります。厳島神社も以前に参拝しましたが、その境内地が勾玉池の中島であることを改めて実感しました。現状では、北西から小さな石橋(高倉橋)を渡って厳島神社に至りますが、石橋は九條家が東京へ移って以降に架けられたものなので、かつての厳島神社は池の中島上に孤立していたことになります。  (続く)

 

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