おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

ミスタークロ

2007-03-21 09:22:41 | Weblog
昨日は自分の飲む会にかかりきりで店が心配だったので顔を出したら10人ぐらいのお客さんが店にいた。
隣の丸山さんが食事に見えていた。
毎日丸山さんの横を通って店に通っているが、戸が開いていると愛犬のクロが座っている。
始めは名前も知らなかったが娘が一緒の時にいつもクロと言うんだよと教えてくれた。
通るたびにクロと呼ぶけど車の仲で呼ぶから目と目が合うだけであった。
小さな子犬がこの頃貫禄が出て成犬の風貌。
この頃はミスターをつけて呼ぶ事にしている。
ある日だいぶ酔って夜帰ってきたらいきなり吠えられてしまった。
クロ俺だよといっても聞く耳を持たないように吠えまくった。
いつも車の中で窓を閉め切って呼んでたからきっと初めての声だったのだ。
これから窓を開けて一時停止して聞こえるように言うつもり。
たまに心の中で呼んでいるいるけどなかなかワンちゃんでさえ通じないから、人間様にはなかなか難しいわけだ。
今日から出来るだけ通じるように心がけよう。
解る訳だなど考えず細かくタイミングを取って話をして思いを伝えよう。
これもミスターのおかげ。
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小宮さんの見舞

2007-03-20 08:21:35 | Weblog
昨日と同じような粉雪の朝だった。
除雪隊の朝食を始めた頃から前が見えないほどの降雪になった。
真冬でも驚くほどの降り方にもう春はそこまで来ているから大丈夫と思いつつなんか不安になったり、スノータイヤを外さないで良かったと思ったり考えがあれこれ交差する。
不安の代償は生きてて良かったと感激するほどの墨絵のダイスペタクル。
カラスもすずめも朝食探し。
毎日積もった分だけ融けて、賽の河原の石済み。
それも今日から寒気が緩んで終わりになりそう。
マキ婆の予言通り。
昨日二郎さんが小宮さんの見舞いに行きたいから場所を教えてと来た。
その前に僕は行かなければ行けないとこが一つあってまずそれからと考えていたから後で一緒に行こうよと声を掛けていた。
けれど二郎さんと一緒に蕎麦打ちをしようとしていて倒れたので彼は気がもめるらしい。
それに僕はまだこんなになった状態に諦め切れていない彼の前に現れて泣かれるのはつらいしお見舞いの言葉が見つからないのだ。
どんな言葉をかけてもむなしく響くだろう。
小宮さんより自分のほうがあきらめて現実に向かっていかなければいけないのかも知れない。
明日は彼岸の中日で市場が休みなので久しぶりに行き、タイとタラホッキガイとカラつきホタテを買ってきた。
八百屋では台湾バナナとせり、玉葱、ジャガイモ、キヨミオレンジとイチゴを一箱かって帰ろうかとしたら八朔が安いのでそれも買ってしまった。
昼定食はイカと野菜の天ぷらにいか刺しが付。
小出の方が雪が少なく新潟の近くまで降雪があるらしく高速道路の案内に出ていた。
お昼を済ませて高木先生のところに見舞いに行った。
山菜やほかいろいろな事の自分のお師匠さんで、山菜料理研究家というお墨付きも頂いてある。
その先生が交通事故にあって調子が悪いと聞いたけれども、葬式や仕事のことでなかなか行けなかった。
NHKの番組の事も話さなかったから可なりやばいと感じていた。
行ったら番組を見たとの言。
おかげさまでと話をしたら難しい事にならないような気がした。
夜は予約が三つ。
その内自分の会があって、二次会までやって盛り上がった。
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彼岸太郎

2007-03-19 08:52:28 | Weblog
マキ婆の彼岸太郎説が当たった。
彼岸の初日に雪が降ると彼岸中雪にたたられると。
昨日も新雪の風景を堪能したが、今日は何か荒涼とした景色で何か感激が無い。
雪がほんの少ししか舞わず、その雪が細かい粉雪で枯れ木の花が見えないのと杉の木に積もった雪は積もると言うよりも粉砂糖を薄く葺きつけたように見える。
ふくらみの無い寒さは心を枯らしている。
少し張り切りすぎ祭りの後の虚脱感。
板張が休み。
週末の営業で品薄になった物の仕込み。
お彼岸と月曜日なので忙しいと踏んで一人余計頼んで準備をしていたが久しぶりの閑古鳥。
もうがっくりと月末の予約が無いのがプレッシャーになり病人状態。
お昼を過ぎたら昼寝を開始した。
けれどピザ屋が時々くるので起こされ又寝ていたら、ウッチャン似つかまり夜の巷に出発。
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田中真紀子さん

2007-03-18 08:55:38 | Weblog
夢を見ていたら目覚ましの音で気が付いた。
昨日帰るときは大きな綿雪が雲の切れ間に星が見える中で舞っていた。
朝は羽毛みたいだったけど夜は又別の生き物のようであった。
昨日は忙しかった。
べつに売り上げが特別あったわけではなかったが運転手の江口さんが休んでヒロちゃんも体調を崩して休んでいるからだ。
蕎麦やパスタをしたりピザを焼いたり、お客さんのところにご挨拶に行ったり、あまりのテンションの高さに法事のなじみのお客さんは、マスターもう飲んでるのかイと言うほど張り切っていた。
蕎麦を打っていると板長が真紀子さんが来てると言ってレジ脇で挨拶をしてるので店主が知らんふりも無いかと思い顔を出した。
食事に来たらしいのだが満席で時間が無いらしくユリの花だけ買って帰った。
すごい繁盛だねといつもの調子で言われたので内情は厳しいと言おうかと思ったが、そんな事関係ない話だろうからおかげさまでと挨拶した。
去年の茸のパスタに感動して又来てくれたのだろう。
今日は予約が5つ。
若い人達の旅立ちに家族そろって会食する人達だと思う。
もう一組は大きな会社の表彰式をかねた会食。石打や長岡から集まったお客さんに自分なりの接客をした。
始めは戸惑ったお客さんも最後は喜んで帰っていった。
夜星野さんたちが何かの会のあと立ち寄ってくれた。
夜の人達は送迎をしなくてよかったので一緒に酒を飲んだ。
ちょうど星野さんでも誘おうかナーと思ってた時だった。
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終了証

2007-03-17 08:20:26 | Weblog
昨日の星空を千葉に出稼ぎの重雄君も見て仕事をしていたのだろうか。
やせていて目だけが鋭いが羽毛の無い体型は、自称臨時フクロウ隊長と言われても丸みを帯びた本物のフクロウとは別の姿をしている。
地震の後カラスに襲われて動けなくなっていたのを保護したフクロウを抱いたときの事を思い出せば、アノ体型の下の肉体は筋肉質で引き締まっていて、そうだ彼に少し似ている。
遅くおきて慌てている頭の上からの羽毛みたいな雪が舞ってこんな思いが重なった。
家の格や恥や外聞などプライドさえも関係ないだろうという僕にキビシイ事を言うなー、けどあんたが言ってくれたから今は感謝している。
本当は自分にほとんど言っていたのだが。
得た環境に感謝してなぜ店を再開したか初心に戻ろう。
店はお客様と働いている人達のためにある。
少しでも周りにお返しをしよう。
最高の食堂になって。
法事のお客さんにカジカ酒を出した。
仏さんの供養にと、とこの前飲んで感動したことを添えて出すと酒は飲まないと言っていた女性たちは遠慮するのかと思ったらそのまま杯をみんなが出した。
カジカ酒の味にも自信があった。
カジカを始めて見た人達が多かったが住職を始め喜んで飲んだ。
施主は大喜びで普段澄ましてる人が帰りのバスの転換に後ろの安全を見てくれバスが見えなくなるまで送ってくれた。
辻調理師学校のプロのための西洋料理の終了証が届いた。
テレビを見るぐらいな感じで通り過ぎただけ、人により重い賞状だろうが僕には少し反省証に見える。
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夜明けの前線

2007-03-16 08:07:04 | Weblog
仁(あい)さんからはがきが来た。
NHKを見ていたらガクさんが出てきた。
驚いたのと嬉しかった。
魚沼人としてお礼を言いたいような気分です。
再会を楽しみにしております。
かしこ
そのような文面に開店の時の祝辞を思い出していた。
いつも張り合いや希望頂いてきた。
目標にもしてきた。
世界に乗り出した企業のトップに居る。
自分はこの地に小さな食堂をを営みそれでもあたふたとしている。
これで終わったわけではない。
初心に戻ろう。
そして足元の土を踏み固めよう。
小さくても堅固な足場を毎日踏みしめてやがて来る重みに耐える基礎を作ろう。
体は老いても頭だけは若く保とう。
朝からテンションが高かったのは人手が少なくなって自分でやるしかないと覚悟したから。
でも自分の好きなようにやるから楽しくていらいらする事も無い。
ピザのソースの火入れも朝のうちに済ましたしピザ窯の灰出しも済ませた。
只ブログを書く時間が少なくなってなんとなく寂しい。
浦佐と小千谷のお客さんが宴会。
どちらも車で30分の距離にあり反対方向だから送迎が大変だった。
最後は帰らないで喧嘩になりそうな組もいてはらはらどきどきもの。
自宅に帰り溜まった書類書き。
最後のポップジャムを見て晩酌。
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彼岸降り

2007-03-15 08:01:40 | Weblog
昨夜は早く店じまい。
由美子先生に航空写真のデーターを渡し、ウッチャンの誘いを振り切り帰省した息子と川口温泉に行くつもりだった。
ところが今度は息子に断られてしまった。
たまには家族でご飯を食べる事にした。
母が缶ビールを6本買って待っているから何処かにのみに行かず必ずつまみを持って帰ってくるように妻から伝言があった。
息子が持ってきた自然酵母のパン生地で作った小麦とくるみとバジルとにんにくの効いた風味豊かなピザをいろいろなタイプを試作して持ち帰りそれをつまみに飲んだ。
たわいの無い話の中で自分たちの一族の誇りのことを伝えた。
もしかしてもう飲んだり話したりする事ができなくなる事を想定して。
それは先祖や両親の事を褒め称える事と缶ビールのお礼を兼ねていた。
母は嬉しそうにニコニコの顔で息子が自分の息子に伝える話を聞いていた。
自分の息子も缶ビールのお礼に嬉しそうに聞いていた。
親方から頂いた52度の中国の酒を飲み干してしまった。
自分ではもう手に入らない貴重な酒で神の酒といわれていた。
一本三万円ぐらいするのだそうだ。
朝やっと起き除雪隊の朝食を作った。
NHKに出た事で県外からの電話がいくつも有った。
幼馴染で独身の重雄君が千葉から酔っ払ってろれつが回らないような状態で感動した感動したと伝えてきたり、デレクターが視聴者からお店の問い合わせが相次ぎ電話番号を公表していいかと言う物も有った。
当然商売をしていますから喜んでと伝えておいた。
その後かなり高い品物がお礼に送られてきた。
マキ婆が新聞の天気予報を眺めながら雪マークが並んでいるから彼岸降りになるノーと言いながらお茶を飲んでいた。
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別れ雪

2007-03-14 15:33:15 | Weblog
始めはぱらぱらの雪が5時半頃には一生懸命の雪に変わった。
見る見る積雪を増して、夜があける頃は日本画の一こまになった。
柳が一番良い姿になり、程なく降り方を増した雪煙にかすんで見え無くなった。
細かい雪は久しぶりの大雪を予感させた。
兄弟をもう一晩泊まっていけ、明日は晴れるからといった手前、何とかしなくてはと考えてしまった。
チエーンが無いと言ってた事も思い出してどうしょうと頭をひねった。
古いのが有ったのを探したが見当たらないので相談の電話をしたらチエーンは有るけど装着が出来ないんだよと言って昨日言ったじゃないかと言われた。
かなり酔っていてそこらを聞き間違えたらしい。
じゃ行ってつけてやるといって着くと地元の叔父さんたちも居た。
皆さんが居れば付かない事は無いかと言ったら、新しいタイプのゴム製だった。
説明書見てなるほど簡単なんだと見ているとそれははずし方だよと馬鹿にされた。
それ以上恥をかいてもどうしょうも無いので修理工場を紹介した。
兄弟たちは笑顔で帰っていった。
よく葬儀にけんかする家があると聞いていたのでどきどきであった。
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カジカ酒

2007-03-13 06:37:12 | Weblog
昨晩のお通夜にオードブルとカジカ酒を持っていった。
酒好きの叔父に一杯献上し又酒好きの巻きの人達に飲んでもらう為だった。
でも尾頭付きの魚の素焼きなどと非常識ななど批判されてはいけないと思い車から降ろす前に巻きの人達に聞いてみた。
そしたら口をそろえて義父が喜ぶと賛成してくれた。
今シーズン一番大きい立派なカジカを22匹焼いておいたのだった。
やかんにカジカ酒を一杯作っていると台所の横では義母をはじめ巻きの手伝いのお母さん立ちもコップを持って待ち構えていた。
美味しい美味しいと皆さん飲んでくれた。
酒に漬けてあったカジカを食べてみたまだ旨みが残り又柔らかになっていて美味しかった。
それですっかり飲みすぎで朝めまいがした。
血圧が高い成果と用心して寝ていた。
10時から葬儀が有るので蕎麦を打って支度をしようかと思っていたら友達が千葉からテレビを見たよと電話してきた。
小雪で仕事が無く会社ぐるみ出稼ぎに行ったらしい。
夜の仕事で俺はふくろうになったとこぼしていた。
いたるところに小雪の影が見える。
雪も止み葬儀は盛大に行われた。
又夜も一杯酒を飲んだ。
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吹雪

2007-03-12 06:37:27 | Weblog
雪と北風が竹林をゆすっている。
久しぶりの吹雪が昨日から始まって、雪じまいの大雪があるのではないかといつもより早く起きた。
予想より少ない降雪に少しがっかりしながら店に急いだ。
風は雲を飛ばし、雲の切れ間から半月が寒そうにのぞいている。
長男が帰ってくる。
湯沢で積雪が一晩で60センチを超えたので汽車で来ることを進めた。
NHKの朝のホットモーニングに山菜の事で名前と写真が出るのでテレビにかじりついていた。
ほんの一瞬出るのだろうと思い見過ごさないためだった。
ところがクイズが5-6個出されたがその内2個は自分の提案した分野のうちから出されていた。
写真も7カット使用されていた。
後で星野さんから電話を頂いて改めてすごい事だと判った。
義父の葬儀の準備があり市場に行ったり、夜のつまみを作ったり、店はふぶきなのでお客さんがこないと思ってたら予想に反し忙しかった。
明日の葬儀に間に合わないといけないので閉店して準備をした。
夕方義兄弟を誘って川口温泉の吹雪の露天風呂を楽しみに行った。
いつもは暑いのに吹雪で冷まされちょうどいい加減になって時折弱くなった雪の向こうに信濃川と魚野川が静かに合流していた。
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