もぎたて三分のナス

親方が植えたナスやピーマンが収穫できるようになった。
昼間見たらこの頃の好天でナスがなりだした。
数えたら大きいのが十個ばかり見えた。
地震前に人気の一品を作ろうと思った。
イロリ炭火焼の人たちは本来はたたみの部屋で宴会になっていたのだが突然切り替わったのだ。
そうすると焼き物の準備がいつもより少ない。
最後になって本日のメインデッシュの焼きなす、取立て三分のナスと言って、
懐中電灯を持って暗い畑の中からもいだナスを洗ってきりサラダオイルを塗って出した。
もう酔っていた人が多いので誰が食うんだこのナスなど言ってた人もいたが、結局何も残らないで若い人達は美味しいナスだったと言った。
話の種をたっぷりお土産にしてもらった。
今日の朝は少し早めに起きてピザ窯の火を入れておいた。
只見の三瓶さんがイノシシを持ってきてくれると電話が有ったのだ。
魚市場で会うことにしてあった。
今イノシシが増えすぎてどうしょうもないらしい。
お店はたいしたことがなかったので、鯰やイノシシの仕込みをした。
明日市場が休みなので明日の分の魚や貝などを仕込んだ。
そして雨が降り出し予約がないので板長のみに行かないかと誘ったらあっさり断られてしまった。
たまには早く帰ったほうがよさそうだ。


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