おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

竹林と川淵の風呂

2007-07-11 08:45:37 | Weblog
昨日は鯰やイノシシの仕込みをして真空にして市場に有る冷凍スペースに入れてきた。
長く冷凍してもう使わないものやもったいながって何時か使うと考えて取って置いた物を捨てることにして選んで整理した。
マイナス二十度以下の中に二十分ぐらいいたら呼吸がおかしくなり咳が出てきた。
そのまま帰り雨に濡れたら又一段と調子が悪い。
そのまま雨の心配をしながら休んだ。
早く休んだので目が覚めるのが早く久しぶりに市場の休みなので本を読んで次のヒントを考えていた。
年を取るとこの前読んだものを覚えていなく新しい興奮に浸っているとき思い出してがっかりした。
この前もこうだったのだなーと。
窓を開けると予測に反し魚野川は増水していなかった。
昨日の感じではかなり水かさが増えてにごっていると思っていたのだが透明感がなくなっているぐらいだった。
シャワーを浴びてから朝食にしょうと風呂場に行きコックを捻り窓を開けた。
竹やぶのすぐ下に魚野川の流れの真ん中が緩やかに流れていた。
対岸すぐ近く稲の苗や堤防の緑が曇り空に広がっている。
夜は見えないので久しぶりに景色を眺めた。
古い竹の中に若竹がみずみずしく笹の葉もこんなにすがすがしいのかと心を奪われた。
ふと目を止めてみると魚野川の流れも緑なのだとわかった。
竹の色より鮮やかではないけど周りの緑を映して流れている。
緑は良いなーと思っていたら急にはまり込まないで今日はカラフルな色合いの料理にするんだとと別の意識が頭の中に湧き上がってきた。
母のお給仕で朝食を食べる。
ミッキーにお早うとバナナの朝食。
もうすぐ16万キロのベテランの新車に乗って店に着いた。
雨上がりの何となく密度の濃い朝の空気を窓一杯開けて吸い込みながら。
久しぶりに遠い山が見えた。
遠くなるほど青く、残雪もほんとに少し、そして低い山の峰の後ろから霧が沸いていた。
前の緑と鶯の声。
周りは草刈が始まらないでぼうぼう。
雑草の花が嬉しい。
板長は休み。
大変だけど少し忙しいので何かわくわく。
ナスの数と青たでを確認。
志保ちゃんとこれから料理の打ち合わせ。
確認の電話で期待してますとの言葉。
大事なお客さんを招待するのだそうだ。
お客さんはリッチでかなりの知識人たち。
食堂の詩人と今度から思いついた哲学者の真剣勝負。
魚野川のアユ釣り解禁は昨日だった。
お客さんを迎えに行き乗った人が話し出した。
鮎は去年の落ち鮎しか用意してないので、急遽子鮎と鯰の天ぷらを追加して出した。
ピザはプリモピアットを出したらただ一人女性の方が感激してくれそれが皆に波及していった。
こうなればもううちのペース、ホタテと白バイの刺身にサルサソースを作り中にアオタデを刻み込んで説明して出した。
手打ち蕎麦をお客さんの前で打つ約束だったが、帰る前にお持ち帰りのピザをたくさん注文してもらったので蕎麦を打つことが出来なかった。
お昼に打った蕎麦だったが旨いといってくれた。
何か悪いことをしているようだった。
蕎麦とピザで腰も腕もべろべろ。
もう秋の予約をして上機嫌で帰って行った。
今度天然舞茸だと言ったけど本当に取れるだろうか。

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コメント
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