ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

新シルクロード(無能NHK 駄作の極み)

2005年01月03日 | 徒然なるまま(日々雑事)
今日放送された新シルクロード、とても楽しみにしていました。

ビデオも予約して、録画しながら見ていました。

えっと、情けなくなるほど駄目です。
新シルクロードといいますが、シルクロードもどき、ぐらいのほうが合っていると思います。
他の方のblogも見てみましたが、結構ダメだという意見もあったり、ほめている方もいたりで、実は好みの問題かもしれませんが、僕はダメ・・

いわゆる「2」ものや続編に面白いものは無いというように、シルクロードも新バージョン作っても駄目ダメの駄作でした。

正直いって、昔のシルクロードを新シルクロードの後に連続で流せる面の皮の厚さが理解できません。
新シルクロードも最近NHKのドキュメンタリーにありがちな高度なCGを使って見栄えも良くできていますが、それだけ。
楼蘭の映像に日本人が写っていないので、NHKのスタッフは本当に現地にいったのかかなり疑わしいし、話もどきどき感にかけるし、昔の必死と苦労と職人の美意識が伝わってくる映像と比べると、どうしようもないレベルです。

ナレーションは松平定知ですが、石坂浩二と比べると月とすっぽんですし、映像も、現在の技術はすごいのだろうけど。。。。というレベルで、言うなら、MIDIなどの打ち込み音楽と、アコースティックな音楽の違いで、やっぱりオリジナルのシルクロードは25年たった今でも素晴らしい映像だし、その譜面をパソコンに打ち込んだレプリカ音楽みたいな新シルクロードは、オリジナルと比べるとかなり見劣りするなと思いました。

今のNHKには、あれほどの映像を撮るだけの魂はもうないのでしょう。

どんな組織も腐敗し、そこで働く人々の志も失われがちです。
そろそろNHKも歴史的役割を終えつつあるのかも、と思うほど、だめっぷりたっぷりの映像でした。
悲しい・・・ 
2003年放送の文明の道はかなり良かったんだけどなぁ。
ひょっとしたら今回のもシルクロードの名前がついていなければ楽しめたのかも・・・

またNHKは新疆ウイグル自治区と呼んで普通に放送していますが、東トルキスタンという呼称もあることを言わずに、安定した地区のように錯覚するような放送は、イラクを安全で平穏な地域のように報じるのと大差なく、25年前ならともかく、いまどき、中国共産党の太鼓持ちもなかろうと思います。

ということで、今まで払っていたNHKの受信料、さすがに払うのばからしくなってきたので、海老ジョンウィル氏が退任するまでは不払い運動に参加するため、口座引き落としを解約しようと思います。

NHKの職員諸氏、先輩方の名に恥じぬよう精進してください。
そして、名作の名をかたる以上は、真剣な仕事をしてください。
うっかり期待してしまったではないですか。