年が明けて1月もすでに半ば。
現在制作中の作品は10点あります。
遅筆の私はなかなか完成できません。
久しぶりに水彩を描いています。
岩絵具で描く前に、試しに水彩で描くことがあります。
紙はカラーキャンソンをよく使います。
これも薄い黄緑の地色です。
これは長野県安曇野市穂高の山葵田にある水車小屋です。
穂高で最も規模が大きく、観光客の絶えない大王わさび園の脇にあり
黒澤明監督の「夢」に登場した水車小屋です。
私は穂高の山葵田の中でここが一番好き…というわけでもないのです。
小規模で、風情のある山葵田は他にもたくさんあります。
この水車小屋も元々ここにあったものではありません。
それでも広い安曇野を取材していて、疲れると、なぜかここに来てしまうのです。
丸太のベンチに腰掛けてワサビソフトクリームを舐めていると
周囲に繁茂するニセアカシアの香りを含んだ微風が癒しになります。
山葵田に面した山小屋風内装の食堂でコーヒーの香りに包まれながら
山葵の手入れをする人々をぼんやり眺めるのもいいものです。
この水彩の構図は、水車小屋脇を流れる万水川(よろずいがわ)の上流側からの眺めです。
写真を撮ったり絵を描いたりする人たちは山葵田側の下流から眺めることが多いようです。
私もそちら側から何点か描いたことがありますが、現在はこの位置が一番気に入っています。
水車小屋西側の駐車場の一番西の端から川に沿って10歩くらいの岸辺です。
川の上には樹木の枝が茂っていますから、立ったままでは水車小屋はあまり見えません。
水際ギリギリまで降りてしゃがむと、この景色が見えます。
夏場は川面が樹塊を鏡のように映し込み、一面の緑のなかに水車小屋だけが浮かび上がります。
今年また寄る機会があったら、今度はワサビジュースを試してみようと思っています。
山葵は根ばかりではなく茎や葉も辛いのです。
それをミキサーにかけて液体にしているということでしょうか。
そのままだったら口が焼けるほど辛いと思うのですが…。
はたして、どんな味がするのでしょうか。
この写真は駐車場から北アルプスを望んだものです。
ここから見て右手に万水川が流れています。
2年ほど前のものですが、生憎この日は厚い雲に覆われていました。
中央の雲の向こう側に安曇野の主「常念岳」が鎮座しています。
因みに、右手前に写っている黒い車が12月27日まで愛車だった初代「ポチ」です。
-------------- Ichiro Futatsugi.■
現在制作中の作品は10点あります。
遅筆の私はなかなか完成できません。
久しぶりに水彩を描いています。
岩絵具で描く前に、試しに水彩で描くことがあります。
紙はカラーキャンソンをよく使います。
これも薄い黄緑の地色です。
これは長野県安曇野市穂高の山葵田にある水車小屋です。
穂高で最も規模が大きく、観光客の絶えない大王わさび園の脇にあり
黒澤明監督の「夢」に登場した水車小屋です。
私は穂高の山葵田の中でここが一番好き…というわけでもないのです。
小規模で、風情のある山葵田は他にもたくさんあります。
この水車小屋も元々ここにあったものではありません。
それでも広い安曇野を取材していて、疲れると、なぜかここに来てしまうのです。
丸太のベンチに腰掛けてワサビソフトクリームを舐めていると
周囲に繁茂するニセアカシアの香りを含んだ微風が癒しになります。
山葵田に面した山小屋風内装の食堂でコーヒーの香りに包まれながら
山葵の手入れをする人々をぼんやり眺めるのもいいものです。
この水彩の構図は、水車小屋脇を流れる万水川(よろずいがわ)の上流側からの眺めです。
写真を撮ったり絵を描いたりする人たちは山葵田側の下流から眺めることが多いようです。
私もそちら側から何点か描いたことがありますが、現在はこの位置が一番気に入っています。
水車小屋西側の駐車場の一番西の端から川に沿って10歩くらいの岸辺です。
川の上には樹木の枝が茂っていますから、立ったままでは水車小屋はあまり見えません。
水際ギリギリまで降りてしゃがむと、この景色が見えます。
夏場は川面が樹塊を鏡のように映し込み、一面の緑のなかに水車小屋だけが浮かび上がります。
今年また寄る機会があったら、今度はワサビジュースを試してみようと思っています。
山葵は根ばかりではなく茎や葉も辛いのです。
それをミキサーにかけて液体にしているということでしょうか。
そのままだったら口が焼けるほど辛いと思うのですが…。
はたして、どんな味がするのでしょうか。
この写真は駐車場から北アルプスを望んだものです。
ここから見て右手に万水川が流れています。
2年ほど前のものですが、生憎この日は厚い雲に覆われていました。
中央の雲の向こう側に安曇野の主「常念岳」が鎮座しています。
因みに、右手前に写っている黒い車が12月27日まで愛車だった初代「ポチ」です。
-------------- Ichiro Futatsugi.■