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らぶこめ。

2005年08月03日 | 映画

【ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月】

弁護士とのお付き合いが始まり、幸せなブリジット・ジョーンズ。
このまま無事ゴールインかと思いきや、様々なハプニングが。

うーん。やりすぎだなこりゃ。
ラブコメはラブストーリーにコメディー要素が含まれてるってのが良いわけで、
コメディーありきでは面白くない。
普通、なんだか合わなさそうな二人でも、
最後にはお似合いかも?と思わせるもんだけど、
僕には最後までこの二人がうまくいきそうには思えなかったし。
一作目でやめとけばと言うお決まりのパターンだ。
レニー・ゼルウィガーの顔がどうしても好きになれないってのが、
一番の要因かも。それを言ってはもともこもないけど(笑)。

そんな中で光っているのはヒュー・グラント。
あの、男前なんだけど、ほんと絶妙に外してるとこが良いよね。
嫌な奴なんだけど憎めなくて好感持てる。


スリーアスタリスク。

2005年08月02日 | 日々の生活

しばらく前から話題になっている【ホワイトバンド】を購入。
募金そのものより、まず声を上げようという世界的な試みだ。
草の根的な地道な活動を重視する事はもちろんだが、
情報社会で世界がどんどん狭くなっている今、
世界同時という大きな動きも大切だ。塵を一気に山にする事が可能だから。
ボランティアの精神がどうとか言うつもりは毛頭ないし、
そんな事は全然解らない。
ただ、やはり世界のどこかで子供が死んでいっている、
それを悲しく思っている塵の一粒になれれば。

僕は日本では決して裕福じゃないが、
飢えて死ぬほどではないし、子供に医療も受けさせてやれる。
クーラーの効いた部屋でビデオを観て、
美味しい料理を食べ、お酒を飲んでいる。
物を大切にするとはお世辞にも言えないし、
修理するより買った方が安いねなんて言っている。
貧しい国が貧しいのは自国の政策や気候はもちろんだが、
そんな贅沢な国にも原因がある。
【世界がもし100人の村だったら】にあるように、
世界は色んな面で不均衡だし、それは仕方がない事だ。
ただ、持ちすぎている者と持たない者の差を
少しでも減らそうと思えば、救える命もあるんじゃないだろうか。

だいたい、日本だって薄氷の上を爆走しているようなものだ。
日本にも世界にも、破滅の種は沢山転がっているので、
明日は我が身ということもある。

デザインが良いので、色んな場面で付けられる(すぐ黒くなるかも?)
目立つが、主張しすぎない絶妙の幅と色。
国によってデザインが違うというのも良く考えられている。
3つのアスタリスクは3秒に一人ずつ貧困で死んでいる子供を、
これ以上死なせないという意思の表れらしい。花のようだ。

これを付けている事で、
自分はどう考えているか意思表示ができ、
それを見た人が賛成するも反対するも勝手だけど、
少しでも考えるという事が大事だと思う。

雨と風。

2005年08月01日 | 
いやー、昨日海水浴にいったんだけど、
最初は良かったのに途中から嵐になって、
子供抱えて逃げるので精一杯だった。


浅田次郎【天切り松 闇がたり3 初湯千両】

留置所の中、向こう六尺までしか聞こえない「闇がたり」で語られる、
安吉一家の大活躍。
「目細の安」こと安吉親分を筆頭に、説教強盗、スリ、詐欺師、
そして天井を破って忍び込む「天切り」の面々の
義理と人情の大正ピカレスクロマン。

浅田次郎の作品の中でも最も好きなシリーズ3巻目。
いつも文庫化を待ち望んで、
本屋に行くと必ずチェックしてしまうのはこのシリーズくらいだ。
とにかく粋で、リズミカルな江戸弁が心地よい。
読後は感化されてしまい、思わず江戸弁になりそうになる。
理不尽な世の中に、意地を貫き通す男と女。
痛快な話から、泣かせる話まで盛りだくさんだ。
ただ、大泣きに泣ける話が無かったり、
全体的に淡々とした感じがする分だけ、
1、2巻に比べてネタが無くなってきてる印象を受けた。

各ストーリーは、
留置場で一緒になった現代のチンピラや警察署長なんかに、
天切り松が説教するところから始まる。
天切り松の貫禄は良くわかるが、
官憲に対する態度には若干違和感を覚える。
前はもう少し下手に出てた気がするんだけど。
でも、それも話を面白くする為かなぁ。
天切り松の話がわかって、神妙になるだけでも、
まだまだその人たちは救いがいがあると思う。
本当に厄介なのは、こんな話をはなから理解しない人たちで、
今はそういう犯罪者が増えてるような気がすることだ。

ところで天切り松は、中村勘九郎(現勘三郎)主演でドラマ化された。
キャスティングはなかなかよかったが、
目細の安は渡辺謙より、もっと細面のシャープなイメージだな。
誰と言われると思いつかないが。是非、次回作も作って欲しい。
おこんを高島礼子で登場させて欲しい(笑)。