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あなたの「心」、ちゃんと感じますか?

"DRUMLINE"(2002)

2024-05-30 17:55:55 | Black Movie

 ドラムライン

cast >>  Nick Cannon, Orlando Jones, Zoe Saldana, Leonard Roberts, GQ , Jason Weaver, Earl C. Poitier, Von Coulter, Afemo Omilami ...
director >>  Charles Stone III
soundtrack>>


アメリカン・フットボールのハーフタイムなどでお馴染みの "マーチング・バンド" をモチーフに "青春・友情・挫折・一体感・達成感" など、クラブ活動に多くの時間を費やしていた頃の熱い想いと、あの頃の自分を想い出させてくれる作品 ーーー。大学のマーチング・バンドの対決を軸に、ドラムに情熱を傾ける青年がバンドの "一員" として成長していく姿を、エネルギッシュなパフォーマンスとともに描いた作品 ーーー。
監督はチャールズ・ストーン三世( "PAID IN FULL" "Mr.3000" )。

ドラムライン|予告編|Disney+ (ディズニープラス)


N.Y.ハーレム育ちの青年デヴォン(ニック・キャノン  "Roll Bounce" "BOBBY" )は、天才的なドラム・テクニックでその才能が認められ、アトランタのA&T大学に入学。奨学金を得て、名門マーチング・バンドの一員となる。スポーツ競技のハーフタイム "12分間" に、華麗で一糸乱れぬパフォーマンスを披露するA&Tマーチング・バンドは、ライバル校モーリス・ブラウン大学との優勝をかけた対決を目前に練習に励んでいた。入部早々、鮮やかなテクニックで周囲を圧倒するデヴォンだったが、非凡な才能を持つが故の自分勝手な言動で、バンド・メンバーや監督(オーランド・ジョーンズ  "BIKER BOYZ" "Double Take" "The Time Machine" )との軋轢を生んでいく・・・・・。

デヴォン役のニック・キャノンは、実際にマーチング・ドラマーの訓練を受け、本作で映画デビュー。コメディアン、人気番組の司会兼プロデューサー、ラッパーとしても活躍中。先日、マライア・キャリーと結婚(← 一緒に来日して、驚かされました・苦笑)。デヴォンの恋人レイラをゾーイ・サルダナ(← 奨学金を得てバレエやダンスを学んでいるので、実に美しいチアリーディングを披露  filmography )。その他バンド・メンバーをレナード・ロバーツ( filmography )、アール・C・ポワティエ( "Remember The Titans" )、ジェイソン・ウィーヴァー( "FREEDOM SONG" )などが出演。

この "名誉" と "青春" を賭けたマーチング・バンドの「闘い」を五感で感じ、素直に感動してください。
吹奏楽部やバンドで演奏していた方、音楽好きにもお薦めです♪

ーーー "ONE BAND, ONE SOUND!!"


>>  Black Movie - filmography(ブラック・ムーヴィー  映画作品一覧)

2024-05-30

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"Boyz N The Hood"(1991)

2024-02-26 10:28:06 | Black Movie

 ボーイズ'ン・ザ・フッド

cast >>  Larry Fishburne, Cuba Gooding Jr., Ice Cube, Morris Chestnut, Nia Long, Angela Bassett, Tyra Ferrell, Regina King ...
director >> John Singleton
music >>Stanley Clarke
soundtrack >>


スパイク・リー次席の筆頭に挙げられる黒人監督ジョン・シングルトン( filmography )のデビュー作。
L.A. サウス・セントラルで肩を並べて育った3人の青年の青春の "悲劇" を、自らの体験を色濃く反映させて等身大に描いた作品 ーーー。

離婚家庭ではあるが、"暴力否定" のしっかりした考えを持つ父フューリアス・スタイルズ(ラリー・フィッシュバーン  filmography )に育てられたトレ(キューバ・グッディング・Jr.  filmography )は優等生。
親友のリッキー(モーリス・チェスナット  filmography )はハイスクール・フットボールの名選手でありながら、すでに妻子持ち。その兄ダウ・ボーイ(アイス・キューブ  filmography )は、いわゆる "ストリート・ギャング"。不良グループのクレンショウ組に目をつけられた彼らは、いざこざに巻き込まれ、怒り狂うダウ・ボーイに引きずられてトレもその報復に出向くのだが・・・・・。

Boyz n the Hood (1991) - John Singleton - Trailer - [HD]


この作品が訴えているのは「多感期に父親が息子に与える影響の大きさ」「暴力では何も解決できない」ということ。
しかし、'91.7.12 全米公開と同時に各劇場の内外で発砲事件が多発し、脚本・監督のジョン・シングルトンは『「非暴力」のメッセージを訴えているにもかかわらず反対のことが起き、とても悲しい』と述べている。
監督はこの作品に彼自身の体験を色濃く反映させており、ロケーションはすべて L.A. の犯罪多発地帯「サウス・セントラル地区」で行われた。それがあまりにもリアルに彼らのライフ・スタイルを描き出していたため、若者たちの共感を呼び、監督の意図とは違った方向で噴き出したのかもしれない。

実際にアイス・キューブはサウス・セントラル育ちで、自身の体験を生かし、この役柄を違和感なくリアルに演じている。
映画の題名は、ラップ・グループ "N.W.A." の大ヒットしたデビュー・アルバムの、彼が書いた曲からつけられている。
また、L・フィッシュバーン(← '93 "TINA" 以降、本名の「ローレンス」を名乗るようになる)は、父親不在が珍しくない黒人社会にあって「威厳のある理想の父親像」を、C・グッディング・Jr. は、繊細でありながら父との関係も、友人同士の結束も大事にする青年を好演。なお、トレの母親役はフィッシュバーンと "TINA" "Akeelah And The Bee" でも共演しているアンジェラ・バセット( filmography )ーーー「考えさせられる」作品です。音楽はスタンリー・クラーク( filmography )。

ちなみに、デンゼル・ワシントンの著書 "A Hand To Guide Me(僕が大切にしている人生の知恵を君に伝えよう)" の中で、シングルトン監督は『なんでもやりたいことをやれ。そして変わり者だなんて誰にも言わせるな。人の思惑なんて気にするな』という、彼の父からの言葉を寄せている。

関連作品 >>  "COLORS" "Menace II Society"
>>  Black Movie - filmography(ブラック・ムーヴィー  映画作品一覧)
>>  Crime, Gangster, Drug Dealer - filmography(犯罪・ギャング・ドラッグディーラー  映画作品一覧)

2008-01-03

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"Diary of a Mad Black Woman"(2005)

2024-02-26 10:07:40 | Black Movie

 Diary of a Mad Black Woman

cast >> Kimberly Elise, Steve Harris, Tyler Perry, Shemar Moore, Lisa Marcos, Tamara Taylor, Cicely Tyson, Terrell Carter, Carol Mitchell-Leon, Vickie Eng, Cheryl Pepsi Riley ...
writer / executive producer >>Tyler Perry
director >>Darren Grant(116min)《劇場未公開》
soundtrack >>
region 1 >> English, Spanish subtitles


日本では劇場公開どころかDVDすら発売されていない、タイラー・ペリーの映画第1作 ーーー。
脚本家で劇作家のT・ペリーという人、自らの舞台で彼自身が演じる "Madea(マディア)" という心優しくもとんでもなく 'funky' な「ばぁちゃん」キャラを生み出し大成功を収めたが、そこに至るまでには食べるものにも困るほどのホームレス状態に陥ったこともしばしば。しかし『信念( "faith" )を持ってやり続ければ、きっと神は見捨てない』と舞台をやり続け、遂に本作で公開映画館数「1,500館」ながら「全米興行収入1位」、公開1週目で「23億」を稼ぎ出した男(← 彼自身の人生を「映画化」してほしいくらい・笑)。T・ペリーの "信念" を織り込んだ、笑いあり涙ありの感動ドラマ ーーー。
監督は多くの Music Video やCMを手掛けるダレン・グラント。

Diary of a Mad Black Woman - Trailer


"Dear Diary..." で始まる物語 ーーー。
アトランタで大成功を収めた弁護士チャールズ(スティーヴ・ハリス  filmography )の妻ヘレン(キンバリー・エリス  filmography )は、何不自由なく大邸宅(← 実際のT・ペリー宅・驚!)で幸せに暮らしていた。しかし「18度めの結婚記念日」、夫に愛人と2人の隠し子が発覚。最悪の状況の中、ヘレンは力ずくで家を追い出されてしまう。「18年間」夫に尽くしてきた妻への酷い仕打ちに、彼女は "人生のすべて" を失った ーーー。
為す術もなく打ちひしがれるヘレンに、一部始終を見ていた引っ越しトラックの運転手オランドー(シェマー・ムーア  filmography )は行き先を尋ねるが、行くところがないヘレンはオランドーからトラックを奪い、祖母マディア(T・ペリー〈1〉← "声色" も変えて、特殊メイクで見事に化けてます・褒  filmography )のもとへ。ある日、いとこのブライアン(T・ペリー〈2〉← 特殊メイクなしの "素" の彼に "素" の声)がヘレンに紹介したのは、オランドー。ヘレンの傷心を癒やしながら、ふたりの距離は次第に縮まっていくが、そんな矢先、自分を捨てたチャールズが裁判中に撃たれるニュース映像を観たヘレンは、オランドーを残し、チャールズの元へ向かう・・・・・。

ブライアンの父で、マディアの兄の、ちょっと下品なエロじぃちゃんをT・ペリー〈3〉(← つまり「一人三役」見事に演じてます)、ヘレンの母をシシリー・タイソン( filmography )、ブライアンの妻デブラをタマラ・テイラー( "Introducing Dorothy Dandridge" )らが演じている。エディ・マーフィーも何役もこなしていますが、T・ペリーとは少し趣が違います。音楽もそれぞれ "意味深" でなかなか秀逸。

Love Again-Chandra Currelley- w/ Lyrics
(↑ 劇中、とあるジャズ・クラブで、シャンドラ本人が唄います)


T・ペリー作品はいつも "神の力(を信じること)" を大切にし、道徳的・宗教的「教え」や「家族の絆」が描かれています。私はクリスチャンでも何でもないけれど、それは宗教に関係なく "大切なもの" で、何しろT・ペリー本人がその「教え」を体現しているので、素直に心に響きます。コレ、何度も観ていますが、やっぱりホロリとさせられるイイお話です。本作のテーマの一つは "forgiveness(許すこと)"。K・エリスの演技はいつもながら力強く、ヘレンは自分から "人生を奪った" 男に、"新たな人生" を与えます。相手を「許す」ことで自分も「許す」ことができるという理屈は解っても、私には出来そうもないなぁ・・・(苦笑)。

>>  Unscreened - filmography

2009-01-23

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"Crooklyn"(1994)

2016-02-22 18:33:00 | Black Movie

 クルックリン

cast >> Zelda Harris, Alfre Woodard, Delroy Lindo, David Patrick Kelly, Jose Zuniga, Spike Lee, Isaiah Washington, Joie Lee, Bokeem Woodbine, Vondie Curtis-Hall ...
writer / producer / director >>Spike Lee(114min)
music >>Terence Blanchard
soundtrack >>


《家族と過ごした幸せの日々 ーーー 喧噪とリズムに満ちた街、ブルックリン》
スパイク・リー監督( filmography )が、自らの幼少時代の想い出を描いたハートフル・ヒューマン・ドラマ。
少女の視点から、家族が助け合って暮らす "古き良きブルックリン" のコミュニティを郷愁を込めて描いた作品。ある黒人一家を通して彼らの "喜び" "悲しみ"、そして "家族愛" を描く ーーー。

オープニング、The Stylistics の "People Make The World Go Round" に乗せて、無邪気に遊ぶ子供たち・・・。

The Stylistics - People Make The World Go Round
(※オープニング映像がなかったので、代わりに曲のみ。秀逸な別 ver. はこちら


舞台は "ラブ&ピース" に象徴される1970年代のブルックリン ーーー。
貧しいながらも楽しく暮らすカーマイケル一家。作曲に没頭するものの、稼ぎのない音楽家の父ウッディ(デルロイ・リンドー  filmography )に代わって、教師の母親キャロリン(アルフレ・ウッダード  filmography )が家計のやりくりと、わんぱくな4男1女の子供のしつけに一生懸命の毎日。長女のトロイ(ゼルダ・ハリス  "He Got Game" )は兄弟たちはもちろん、近所の悪ガキたちにも負けない9歳のお転婆娘。
しかし彼女は夏休みの間、忙しい母親のもとを離れて、ひとり南部の親戚の家に預け られることに。従姉のヴァイオラとは仲良くなったものの、慣れない暮らしで家族が恋しくてたまらないトロイ。誕生日の日、母親から届いたバースデー・カー ドを受け取った彼女は、家に帰ることを決意。
予定を切り上げてブルックリンに戻ってくると、大好きな母親は・・・・・。

Crooklyn Trailer 1994


スパイク・リーの父はジャズ・ミュージシャン、母は教師。実際にブルックリンで子供時代を共に過ごした妹のジョイ・リーと共に本作に出演(← 彼らは "Do The Right Thing""Mo' Better Blues" などでも共演)。隣人のヴィック役はアイザイア・ワシントン( "CLOCKERS" "Romeo Must Die" ← D・リンドーと共演  filmography )。本作はメッセージ性が強く、キレ味鋭いスピード感のあるリー作品とは違い、ノスタルジックな作品。きっとリー・ファミリーにとっては、特別な "想い" の込められた作品なんでしょうね。

全編に流れる "70's Soul Music" に、耳も釘付け♪ ザ・スタイリスティックスをはじめ、ザ・ステイプル・シンガーズ、スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン、カーティス・メイフィールド、ジャクソン・ファイブ、ザ・スピナーズ、ジェイムス・ブラウンアイザック・ヘイズジョニー・ナッシュ・・・など。おまけにエンド・クレジットは、ドン・コーネリアスでお馴染みの "SOUL TRAIN" ですから、シビれます(笑)。

私は1男1女の姉弟ですが、オープニングから両親や弟と過ごした子供時代が懐かしく甦り、なんともいえない気持ちにさせられます・・・。
夕食時「口を閉めて噛みなさい」とか「肘をつくんじゃない」とか、ゲップをした父親に「ちょっと!汚い!(嫌悪)」とか、よくある家族の一コマ、思い当たるでしょう?(笑)

>>  Black Movie - filmograaphy(ブラック・ムーヴィー  映画作品一覧)

2008-05-14


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"Not Easily Broken"(2009)

2016-02-22 16:41:14 | Black Movie

 Not Easily Broken

cast >> Morris Chetnut, Taraji P. Henson, Maeve Quinlan, Kevin Hart, Wood Harris, Eddie Cibrian, Jenifer Lewis, Niecy Nash, Cannon Jay, Albert Hall, Nathaniel Carter, Brendon Terrell, Kwame Boateng, Lee Reherman, T.D. Jakes, Serita Jakes ...
producer / director >>Bill Duke(100min)《劇場未公開》
region 1 >> English and French subtitles


説教師でもあるT・J・ジェイクス(← 製作も担当、妻と一緒にチョイ役で出演も)のベストセラー同名小説をビル・デューク( filmography )が映画化 ーーー。
月日を重ねるうちに、結婚当初想い描いていた生活とは "かけ離れた暮らし" を送っている夫婦が、二人の結婚生活を試されるような "事故" に見舞われ、互いの存在の大切さに気付かされていくリアリティ溢れるラヴ・ストーリー。

"Not Easily Broken" Trailer


1995年ロサンジェルス、デイヴ(モーリス・チェスナット  filmography )とクラリス(タラジ・P・ヘンソン  filmography )のウェディング ーーー ウィルクス司教(アルバート・ホール  filmography )は二人に《結婚生活は良いことばかりではない。悪いことも起こるだろう。…〈中略〉… しかし、3本のより紐は簡単にはちぎれない( "not easily broken.)" 》という言葉を贈る・・・。
時は過ぎ、プロ野球選手として活躍するはずだったデイヴは怪我で夢破れ、リトル・リーグのコーチとして子供たちに情熱を注ぎ、一方クラリスは不動産業で成功を収め、仕事最優先の日々。彼女は自分のキャリアのため "子供" は望まず、二人で過ごす時間もない生活に疑問を抱いていたデイヴ。お互いに結婚当初の情熱を失い、ケンカの絶えない日々。
そんなある日、二人は車で言い争っている最中に "事故" に遭ってしまう・・・・・。

クラリスの母メアリーをジェニファー・ルイス( filmography )、デイヴの友人のトゥリーをケヴィン・ハート( "Paper Soldiers" "Soul Plane" )、ブロックをエディ・シブリアン( "The Cave" )、クラリスのカウンセラーで懸命にリハビリを手伝うジュリーをメーヴ・クインラン( "Totally Blonde" )、ジュリーの息子ブライソンをキャノン・ジェイ、野球でデイヴと肩を並べていたが "奨学金" をもらえなかったことにこだわり、息子のダリウスにリトル・リーグを辞めさせるダーネルをウッド・ハリス( filmography )。

結婚には "縁" と "タイミング" が重要。結婚当初はいろいろな "夢" や "理想" でいっぱいだけど、いざ始めてみると「こんなハズじゃなかった」と "現実" とのギャップに幻滅。出逢った頃の気持ちは永遠には続かないから、こんなことなら一人の方が良かったと思うことも。でもそこを乗り越えて "お互いのツボ" が解ると、"夫婦" というよりは "家族" になって "この人がいてよかった" としみじみ感じる事も。
そして多くの女性がブチ当たるのが "仕事" か "子供" か。残念ながら、日本はアメリカ以上に "両立できる" 社会体制になっていないので、どちらかをあきらめざるを得ないのが現状。実際、子供が欲しい時期と、キャリアを優先したい時期が重なっているのが辛い。プラス、女性は成功すればするほど "夫" の存在を "軽視" しがちになり、"夫があってこそ今の自分がある" という事実をを忘れがち。
物事には必ず "一長一短" があるもので、結局お互いが "相手の立場に立って" 考えて "歩み寄る" しかナイ。でもそう気づくまでには "時間がかかる"。"支払い" に追われるだけの生活じゃあ、"気持ちの余裕" がナイからケンカが絶えなくなり "悪循環"。
・・・そんなコトをいろいろと考えさせられる作品。
"災い転じて福となす" 場合もあるけれど、人生は "予測不能"。計算通りにはいきませんね(苦笑)。

>>  Unscreened - filmography
>>  Black Movie - filmography

2009-06-21


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"FREEDOM SONG"(2000)

2016-02-04 16:57:00 | Black Movie

 フリーダム・ソング

cast >> Danny Glover, Vicellous Reon Shannon, Vondie Curtis-Hall, Loretta Devine, Glynn Turman, Stan Shaw, Michael Jai White, John Beasley, Jason Weaver, Rae'ven Larrymore Kelly, Marcello Thedford, David Strathairn, Omar Gooding ...
writer >> Phil Alden Robinson, Stanley Weiser
executive producer >> Sean Daniel, Danny Glover, Phil Alden Robinson
director >>Phil Alden Robinson(117min)《TVM》
region 1 >>  English, French, Spanish subtitles


《 If not me, who?  If not now, when? 》
図書館で本を読み、ランチ・カウンターでコーヒーを注文し、選挙登録する ーーー 今日のアメリカ市民ならば、誰もが "当たり前" にできるこれらの "自由と権利" を求めて、危険を承知で立ち向かった勇敢な若き黒人活動家たちの姿を、1961年 ミシシッピの田舎町クインランを舞台に描いた物語 ーーー。
脚本・製作総指揮・監督はフィル・アルデン・ロビンソン( "Field of Dreams" "SNEAKERS" )。

FREEDOM SONG PT. 5
(※映像が削除されてしまい、現在コレしかありません。
白人たちの執拗かつ暴力的な挑発にのらず、冷静に対処するためのノウハウを伝授しているシーン)


拘置所から力強く響く"Ain't Nobody Gonna Turn Me 'Round"(cf. "SELMA, LORD, SELMA" )の唄声と、オーウェン(ヴィセラス・レオン・シャノン  "The Hurricane" "24[season I & II]" )の回想が交錯するオープニング ーーー。
戦争から帰ってきたウィル・ウォーカー(ダニー・グローヴァー ← 本作では製作総指揮も   filmography )がバスを降りたつと、目に飛び込んできたのは "WHITE ONLY(白人専用)" のサイン。初めて抱き上げた幼い息子オーウェンに「いつかあそこに入って座る日がくるさ」と言いきかせるように呟く・・・。
その後、小さなガソリン・スタンドを始めたウィルの商売は順調で、妻のイヴリン(ロレッタ・デヴァイン  filmography )とオーウェンと幸せに暮らしていた。ところが、黒人も "選挙登録" をするために組織化して闘うべきだと発言した途端に、白人から家に銃弾を撃ち込まれ、報復を恐れた人々はガソリン・スタンドから消えた。そしてある日、"WHITE ONLY" のバス待合所に入り込んでしまった息子の目の前で、父は白人らから屈辱的な扱いを受け、とうとうガソリン・スタンドも手放すことに・・・。その出来事は父と息子の胸に深く刻まれた ーーー。
時は経ち、公民権運動の活動家を英雄視する血気盛んな高校生になったオーウェンは、ついにこの町にもイリノイ州からオーガナイザーのダニエル(ヴォンディ・カーティス=ホール  filmography )が来ると知って興奮するが、彼の方針が『非暴力・無抵抗・選挙名簿への登録推進』という地道な活動であることを知り、落胆。しかし、同級生たちがサポーターとして活動するのを目の当たりにし、自らも参加。運動に加わることの "危険" と "恐ろしさ" を身をもって知っているウィルは、息子の身を案じて反対するのだが・・・・・。

オーウェンの子供の頃からの溜まり場である床屋の主人で、ダニエルを連れてきたT・ボーンをグリン・ターマン( filmography )、ダニエルをサポートするアーチーをスタン・ショウ( "ROOTS: The Next Generations" "RISING SUN" )、コールマンをマイケル・ジェイ・ホワイト( "EXIT WOUNDS" "THE DARK KNIGHT" )、町外れに住むジョナをジョン・ビーズリー( filmography )、ジョナの妻をドナ・ビスコー( "Trois 3: The Escort" )、ワシントンから駆けつけるピーターをデヴィッド・ストラザーン( filmography )、初めて "WHITE ONLY" の軽食堂に "sit-in(座り込み)" を試み、逮捕された高校生アイザックをジェイソン・ウィーヴァー( "DRUMLINE" )、チャーリーをオマー・グッディング( "Baby Boy" "THE GOSPEL" )。

黒人に対する "差別" が根強く蔓延り、食堂やバスの待合室や水飲み場は隔離され(cf. 黒人用は "COLORED" )、公共の場である図書館への立ち入りや、選挙名簿への登録も "拒否" されていた時代、彼らはどんなふうに闘い、地道な活動はどのように実を結んだのか・・・?
そして父と息子の、長きにわたる "想い" は叶えられたのか・・・?
ーーー 秀逸な役者陣を愉しみつつ、ぜひご覧いただきたい作品です。

>>  Black Movie - filmograaphy(ブラック・ムーヴィー  映画作品一覧)
>>  TVM - filmography(TV movie  作品一覧)

2010-08-23

 

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"The Gospel"(2005)

2016-01-30 14:07:37 | Black Movie

 ゴスペル

cast >> Boris Kodjoe, Idris Elba, Nona Gaye, Tamyra Gray, Aloma Wright, Donnie McClurkin, Hezekiah Walker, Omer Gooding, Clifton Powell, Keshia Knight Pulliam, Michael J. Pagan, Sean Nelson, Dwayne Boyd, China McClain, Tom Joyner, Myra J, Miss Dupree, Martha Munizzi, Yolanda Adams, Fred Hammond, Jedda Jones ...
writer / director >>Rob Hardy(103min)《劇場未公開》
music >>Kirk Franklin
soundtrack >>


牧師である父と対立し、疎遠になっていたR&Bシンガーの息子が、病に倒れた父に代わり教会を立て直そうと奮闘するうちに、"ゴスペル" を通じて新たな自分を模索していく姿を描いた音楽(ゴスペル)ドラマ ーーー。
脚本・監督はロブ・ハーディ( "STOMP THE YARD" ← 製作総指揮  "ER XIV" ← 監督  "TROIS 3: THE ESCORT" ← 製作総指揮・原案・出演)。音楽はカーク・フランクリン( "KINGDOM COME" ← 主題歌)。

The Gospel (2005) - Trailer


幼なじみのように育ち、共に神学校の全課程を修了したばかりの若きデイヴィッド・テイラー(マイケル・J・ペイガン  filmography )とチャールズ・フランク(ショーン・ネルソン  "FRESH" "THE WOOD" )。デイヴィッドはなんの疑いもなく、父テイラー牧師(クリフトン・パウエル  filmography )と同じ聖職者の道を歩もうとしていた。しかしある日、母が突然倒れたにもかかわらず、教会の仕事を優先してすぐに病院に駆けつけず、"母の死に立ち会わなかった父" を許せなかったデイヴィッドは家を出て、それ以来、父とも教会ともずっと疎遠になっていた・・・。
それから15年後のL.A. ーーー デイヴィッド(ボリス・コジョー  filmography ← 唄声はグレッグ・カークランドが吹き替え)は、ゴスペルではなくR&Bシンガーとして成功していた。そんなある日、アーネスティーン(アロマ・ライト  "Johnson Family Vacation" )から父親が倒れたとの連絡が入り、帰郷したデイヴィッドは久しぶりに父と再会。父がガンを患い、あまり時間がないと知ったデイヴィッドは、なんとか父の "想い" を叶えようと教会の再建に乗り出すのだが、父に "後継者" として指名されたフランク(イドリス・エルバ  filmography )は、自分の "エゴ" を優先するあまり、デイヴィッドの前に立ちはだかる。デイヴィッドは、母と同じ「201号室」で亡くなった父の死後、様々な想いに苦悩しながらも、やがて "ゴスペル" の中に自分の "ルーツ" や "希望"、"救い" を見出していく・・・・・。

フランクの妻で、デイヴィッドのいとこシャーリーンをノーナ・ゲイ( filmography )、クワイア(=聖歌隊)の一員でデイヴィッドと親しくなるレインをタミラ・グレイ(← 彼女自身が唄っています)、長い間テイラー牧師を支えてきたハンター牧師をドニー・マクラーキン(← ゴスペル・シンガー)、クワイアの指導をするブラザー・ゴードンをヘゼキア・ウォーカー(← ゴスペル・シンガー)、デイヴィッドのマネージャーのウェスリーをオマー・グッディング(← キューバ[filmography]の弟  "Baby Boy" "FREEDOM SONG" )、レインの姉マヤをケシア・ナイト・プリアン、レインの別れた夫をドゥエイン・ボイド。その他、ゴスペル・シンガーのヨランダ・アダムス(← 予告で流れている "Victory" を披露)やフレッド・ハモンド(← 製作総指揮も担当)、デローレス・マム・ワイナンス(← シーシーら、ワイナンス・ファミリーの母)らが本人役で登場。

教会に通う習慣のない私たちは特に、牧師の "説教" を聞くよりも "ゴスペル・ミュージック" として聴く方が、すんなりと心に響きやすいです。でも本作で描かれているように、"聖職者" とはいえ人間ですから、"迷い" や "過ち" もあればいろいろな "問題" も抱えているでしょうし、"エゴ" や "欲" もあります。
息子が戻ってきてくれることを願い続けた父と、ようやく父と向き合った息子 ーーー。
エンディングに流れる、父の "Welcome home.(ようこそ、我が家へ)" の声が歓びに満ち溢れています・・・。

>>  Black Movie - filmography(ブラック・ムーヴィー  映画作品一覧)
>>  Unscreened - filmography(劇場未公開  映画作品一覧)

2010-05-04

 

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"FRESH"(1994)

2016-01-30 13:55:00 | Black Movie

 フレッシュ

cast >> Sean Nelson, Giancarlo Esposito, Samuel L. Jackson, N'Bushe Wright, Ron Brice, Jean-Claude La Marre, Charles Malik Whitfield, Jose Zuniga, Guillermo Diaz, Luis Lantigua, Yui Vasquez, Cheryl Freeman ...
writer / director >>Boaz Yakin(109min)


ニューヨーク、ブルックリンを舞台に、12歳にしてドラッグ・ディーラーとなった少年が “知略” をめぐらして大人たちへの復讐を計画する一方、自立や心の成長を描いた人間ドラマ  ーーー。
脚本・監督はクリント・イーストウッド( filmography )の "The Rookie" などを手掛けた脚本家出身のボアズ・イェーキン( "Remember The Titans" )。物語にふさわしく、スタッフやキャストはすべてN.Y. 在住。

Fresh (1994) Official Trailer - Samuel L. Jackson Movie HD


ブルックリンに住む12歳の黒人少年 “フレッシュ” ことマイケル(ショーン・ネルソン  "THE WOOD" "The Gospel" )は学校に通い、8人のいとこ兄弟・祖母と暮らしつつ、ヘロインを密売するエステバン(ジャンカルロ・エスポジート  filmography )の仕事を手伝っていた。一方ではコカインを扱うコーキー(ロン・ブライス)の商売も手伝いながら、今の暮らしから抜け出すために密かにお金を貯めていた。そんな汚れた大人たちばかりの環境にあって、浮浪者同然に暮らしている父のサム(サミュエル・L・ジャクソン  filmography )とチェスをしながら “極意” を教えてもらうことだけがマイケルの心を癒していた。
ところがある日、コーキーの手下ジェイク(ジャン・ラ・マーレ  "BASQUIAT" )が起こした銃撃事件に巻き込まれ、女友達のロージィーが目の前で死んでしまう。さらにマイケルの仕事を手伝っていた親友のチャッキーも殺され、麻薬中毒の姉ニコル(N'ブッシュ・ライト)もエステバンの愛人として囲われてしまう。次から次へと起こる悲劇に耐えかねたマイケルは “チェスの戦略” さながらの緻密な計画を練り、反逆に出る・・・・・。

この少年マイケルの、“子供” という立場をも逆手にとった “戦略” の、なんと素晴らしいこと!(← つまりは脚本の妙!・驚) オーディションによって選ばれたS・ネルソンの “賢く” そして “知り尽くした” 瞳(め)も、チェスで “人生の教えを説く” サミュエル・L・ジャクソンの父親ぶりも実にイイ。
エンド・クレジットに流れるのは、ジョニー・ギルが唄う "The Ghetto" ーーー(← オリジナルはこちら・響)。

>>  Crime, Gangster, Drug Dealer - filmography(犯罪・ギャング・ドラッグ  映画作品一覧)
>>  Black Movie - filmography(ブラック・ムーヴィー 映画作品一覧)

2008-10-08

 

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"The Fighting Temptations"(2003)

2016-01-30 13:33:00 | Black Movie

 ファイティング・テンプテーションズ

cast >> Cuba Gooding Jr., Beyonce Knowles, Mike Epps, Melba Moore, Shirley Caesar, Ann Nesby, Faith Evans, LaTanya Richardson, Steve Harvey, T-Bone, Faizon Love, Angie Stone, Montell Jordan, Wendell Pierce, Lou Myers, Lourdes Benedicto, James E. Gaines, Eddie Levert, Sr., Walter Williams, Sr., Darrell Vanterpool, Micky Jones, Zane Copeland, Jr., Yolanda Adams, Donnie McClurkin ...
director >> Jonathan Lynn(122min)
music >> Terry Lewis, Jimmy Jam, James 'Big Jim' Wright, Beyonce Knowles
soundtrack >>


お調子者の男が、叔母の "遺産相続" 目当てに、田舎町のデキの悪い "クワイア(聖歌隊)" を率いてゴスペル大会優勝を目指す音楽・コメディ・ドラマ ーーー。
監督はジョナサン・リン( "The Whole Nine Yards" "My Cousin Vinny" )、音楽はジャム&ルイス( "How Stella Got Her Groove Back" )・ビヨンセなど(← サントラのリンクより試聴可)。

The Fighting Temptations - Trailer


ニューヨークの広告代理店に勤めるノーテンキな男ダリン(キューバ・グッディングJr.  filmography )は、借金でクビがまわらない状態 ーーー。そんなある日、たった一人の身内である叔母のサリー(アン・ネズビー)が亡くなり、彼女の遺産15万ドルを相続できるとの知らせを受け、ダリンは久しぶりに故郷ジョージアの小さな町へと向かった。
ところが叔母の "遺言" により、遺産を相続するためには地元の教会で "聖歌隊" を結成し、毎年恒例の「ゴスペル大会で優勝すること」が条件になっていた。早速メンバー募集のオーディションを始めるが、活躍できそうな人物は見つからない。あきらめてN.Y.に帰ろうとしていたところ、クラブでリリー(ビヨンセ・ノウルズ  filmography )の唄声を耳にし、聖歌隊へ誘うが断られてしまう。仕方なくダリンは、他のメンバーを集めて練習を開始するが・・・・・。

ダリンを迎えに来てくれるルーシャスをマイク・エップス( filmography )、"教会の秩序を保つため" という大義名分のもと、何かと口うるさい意地悪なポーリーナをラターニャ・リチャードソン(← サミュエル・L・ジャクソンの妻  "Introducing Dorothy Dandridge" "Losing Isaiah" )、ダリンの母親をフェイス・エヴァンス(← 故ノトーリアス・B.I.G. の妻)、町の放送局のDJをスティーヴ・ハーヴェイ( "You Got Served" "Johnson Family Vacation" )、ポーリーナに頭の上がらないルイス牧師をウェンデル・ピアース( filmography )。聖歌隊のメンバーをオージェイズ(← さすが大御所、床屋での超楽しいシーンあり)、アンジー・ストーン、モンテル・ジョーダン(← 首に蜘蛛のタトゥー&強面のデカい囚人なのに、予想外の "ハイ・トーン・ヴォイス"・笑  "Standing In The Shadows Of Motown" )、T・ボーン(← キレのいい見事なラップを披露)、メルバ・ムーアなど錚々たる面々。

昔、"町を追われた" 母とダリンのエピソードはちょっと "しんみり" しますが、晴れ晴れと楽しい気分になれる一本です。
叔母がなぜあんな "遺言" を残したのかは・・・観ればわかります(笑)。

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2009-05-06

 

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"ABOVE THE RIM"(1993)

2016-01-30 13:19:00 | Black Movie

 ビート・オブ・ダンク

cast >> Duane Martin, Leon, Tupac Shakur, David Bailey, Tonya Pinkins, Marlon Wayans, Bernie Mac, Byron Minns, Sherwin David Harris, Shawn Michael Howard, Henry Simmons, Iris Little Thomas, Michael Rispoli, Eric Nies, Bill Rafferty ...
writer / producer / director >>Jeff Pollack(98min)《劇場未公開》
music >>Marcus Miller
region 1 >>  English subtitles
soundtrack >>



全編にヒップ・ホップ・サウンドを散りばめ、"バスケットボール" と "出逢い" を通じて、学び、成長していく青年の姿を描いたスポーツ・ドラマ ーーー。
脚本・製作・監督はジェフ・ポラック( "THE FIGHTING TEMPTATIONS" ← 製作)。
音楽はマーカス・ミラー( filmography )、主題歌 "Regulate" はウォーレン・G feat. ネイト・ドッグ(← 曲はこちら)。

Above The Rim Official Trailer - Tupac Shakur, Bernie Mac Basketball Movie HD


カイル・ワトソン(デュエイン・マーティン  filmography )は天才的だが、"自信過剰" で "ごう慢" な高校バスケットボール界のスター・プレイヤー。試合ではいつも大学からのスカウトを意識するあまり、チームを考えずに身勝手なスタンドプレーを繰り返し、彼のやり方に不満を持つチームメイトと対立し、孤立していた ーーー。
そんなある日、未だに親友の事故死から立ち直れずにいる、OBで元スター・プレイヤーのトミー・"シェプ"・シェパード(レオン  filmography )が、母校の警備員として街に戻ってきた。事故以来 "人とのかかわり合い" を避けて生きてきたシェプだったが、カイルの母(トーニャ・ピンキンス  "BEAT STREET" )と出逢ってから、自らを護ってきた高い壁は少しずつ崩れ始める・・・。
しかし2人の関係を快く思わず、スカウトもされずに焦るカイルは、シェプの弟で街を牛耳るギャングのボス、バーディー(トゥパック・シャクール  "GANG RELATED" "RHYME & REASON" )に気に入られ、危険な世界に足を踏み入れていくのだが・・・・・。

コーチ・ロリンズをデヴィッド・ベイリー、カイルと一緒にプレイしていた、ダチのバグをマーロン・ウェイアンズ( "WHITE CHICKS" )、ホームレスのフリップをバーニー・マック( filmography )、シェプの警備のパートナーをバイロン・マインズ( "South Central" )、バーディーの右腕をウッド・ハリス( filmography  ← クレジットは "Sherwin David Harris" )、カイルのチームメイトのボビーをショーン・マイケル・ハワード( "BOYCOTT" )、ヘンリー・シモンズ( "Madea's Family Reunion" )、カフェのウェイトレスをアイリス・リトル・トーマス( "BOYCOTT" )。

ちなみにD・マーティン(← "White Men Can't Jump" でもバスケの腕前を披露)は実際に大学でバスケット・プレイヤーとして活躍し、一時期NBAチームのN.Y. ニックスに在籍していたことがあり、レオンもバスケの奨学金で大学に進学(← 私の記憶が正しければ)。そんなワケで観れば納得でしょうが、この2人のプレイは "本物"(秀逸)。
なおカイルの母親役のT・ピンキンスは、息子役のD・マーティンと実際はほんの「3歳」違い!(苦笑)

"過ち" を犯さないよう、正しい道を選ぶ手助けをしてくれる or 自分のことを心から心配してくれる人というのは、その後の人生を左右するかもしれない大切な存在。気づかないだけで、そんな人があなたの周りにもいるかもしれません。
ーーー もしそんな存在に気づいたら、ぜひ素直に耳を傾けてみたいと思います。

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2011-01-01


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"the BROTHERS"(2001)

2016-01-29 18:30:00 | Black Movie

 the BROTHERS

cast >> Morris Chestnut, D. L. Hughley, Bill Bellamy, Shemar Moore, Gabrielle Union, Tatyama Ali, Jenifer Lewis, Tamala Jones, Clifton Powell, Susan Dalian, Marla Gibbs, Vanessa Bell Calloway, Angelle Brooks, Aloma Wright, Sean P. Young ...
writer / director >>Gary Hardwick(102min)《劇場未公開》
music >>Marcus Miller
soundtrack >>
region 1 >> English and French subtitles


強い "絆" で結ばれた4人の生涯の友、アフリカ系アメリカ人男性 "brothers" の、"友情" やそれぞれの "恋愛" や "結婚" 事情などを綴ったコミカルなドラマ ーーー。
脚本・監督はゲイリー・ハードウィック( "Trippin'" ← 脚本  "Deliver Us From Eva" ← 脚本・監督)。音楽はマーカス・ミラー( filmography )。

The Brothers Trailer


週末ごとに集まっては、バスケを楽しみながら互いの悩みや不満をぶちまけては、提案や助言をしあっている気心知れた4人 ーーー。
ジャクソン(モーリス・チェスナット  filmography )は、"ある夢" に象徴される「人間関係恐怖症」という問題を抱えた小児科医。ブライアン(ビル・ベラミー  "Love Jones" "Any Given Sunday" )は、情愛に欠けた母親の影響で女性に対しての見解が厳しい弁護士。テリー(シェマー・ムーア  filmography )は、なんとか身を固めて落ち着きたいと願っている "女たらし"。デリク(D・L・ヒューリー  "Scary Movie 3" )は、彼の性的な "おねだり" を拒んで受け入れてくれない妻にもかかわらず、家庭を大事にしている男。
彼らが "心" を開いて、それぞれの "恐れ" を克服し、特定の女性と "落ち着ける" 日はくるのか・・・・・?!

ジャクソンの母ルイーズをジェニファー・ルイス( filmography )、妹シェリーをタチアナ・アリ( "Glory Road" )、父のフレッドをクリフトン・パウエル( filmography )、フリー・フォトグラファーのデニースをガブリエル・ユニオン( filmography )、デリクの妻シーラをタマラ・ジョーンズ( "Head of State" "The Wood" )、テリーの婚約者ビービーをスーザン・ダリアン、ブライアンの母ヘレンをアロマ・ライト( "The Gospel" "Johnson Family Vacation" )、弟のタイレルをショーン・P・ヤング、Dr. テルマをヴァネッサ・ベル・キャロウェイ( filmography )。

"Waiting To Exhale" の "男性版" と形容されることが多いようですが、前者はまさに "女性のための作品" という感があるのに対し、本作は男女ともに "共感" できる部分あり。"自由で気楽な独身生活" に終止符を打つこと、縛られることに "勇気" が要るのは、なにも男性だけじゃありませんから(笑)。むしろ日本人には馴染みが薄い、アメリカにはよくある "家族事情" の方が不思議に感じるかも(苦笑)。
ドラッグも銃も犯罪も登場しない、"スタイリッシュ" な日本劇場公開されない類の、アフリカン・アメリカン・ムーヴィー(笑)。

Eric Benét - Love Don't Love Me (-2oo1-)

サントラより、オープニングでも流れるエリック・ベネイ(← ハル・ベリー[ filmography ])の元夫)の "Love Don't Love Me""Earth, Wind & Fire: SHINING STARS" にも登場しているこの人、"声" も "才能" も持っているんですがねぇ・・・(惜)。

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2009-05-24

 

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"Menace II Society"(1993)

2016-01-29 14:21:41 | Black Movie

 ポケットいっぱいの涙

cast >> Tyrin Turner, Larenz Tate, Jada Pinkett, Reginald Ballard, Anthony Johnson, Vonte Sweet,  Bill Duke, Samuel L. Jackson, Khandi Alexander, Charles S. Dutton, Glenn Plummer, Mc Eiht, Clifton Powell, Arnold Johnson, Marilyn Coleman, Erin Leshawn Wiley, James Pickens, Jr. ...
writer / director >>Allen & Albert Hughes(104min)
music >> Q D III
soundtrack>>


“暴力” と “ドラッグ” に支配される街に暮らす黒人青年の目を通して、現代アメリカ社会が抱える病巣を鋭くえぐり出したドラマ ーーー。
当時弱冠20歳だった双子のアレン&アルバート・ヒューズ( "Dead Presidents" "From Hell" )の初監督作品(← 本作では原作も)。ミュージック・ビデオの演出で鍛えられた斬新なビジュアル・センスと、黒人コミュニティの “現実” を直視する冷徹な視点が、実に秀逸。

Menace II Society Theatrical Trailer
(※劇中でも流れるこの不朽の名曲は、マーヴィン・ゲイ[ discography ]の "What's Going On"


1965年に大暴動が起こったL.A.のワッツ地区 ーーー ケイン(タイリン・ターナー  "PANTHER" )は幼い時、母をヘロインの過剰摂取で亡くし、父も麻薬取引のいざこざで殺されたため、信心深い祖父母のもとで育てられた。ーーー が “殺られたら殺りかえす” という環境で、10代になると早くも麻薬を売って身を立てていた。ある日アジア系の食料品店で、店主に侮辱されたことに腹を立てた友人のO・ドッグ(ラレンズ・テイト  filmography )は店主とその妻を射殺し、その一部始終が録画された防犯ビデオと金を奪って逃走した。
ケインは、その “殺人” ビデオを繰り返し見ては興奮し、自慢するO・ドッグの無神経さに嫌悪していた。しかしある晩、敵対するストリート・ギャングに襲われ、同乗していた従兄弟のハロルドが撃ち殺され、ケイン自身も重傷を負ってしまう。やがてケインは、O・ドッグとA・ワックス(MC エイト ↓曲も  "Rhyme & Reason" )と3人で敵討ちのため、ハロルドを殺した男を捜し出し “射殺” ーーー。ついに人を殺してしまったケインは、その衝撃に身を震わせる・・・。自分の将来が不安なケインにとって唯一の救いは、ロニー(ジェイダ・ピンケット  filmography  "The Inkwell" ← L・テイトと共演)と、彼女の5歳になる息子のアンソニー。そしてついにケインは "自分の将来" と "ロニー親子を守る" ため、彼らと街を出て行くことを決意するのだが・・・・・。

ケインが「師」と仰ぐ服役中の麻薬ディーラー、パーネルをグレン・プラマー( filmography )、ケインを尋問する刑事をビル・デューク( filmography )、ケインの父をサミュエル・L・ジャクソン( filmography )、母をカンディ・アレクサンダー( filmography )、幼少時のケインをブランドン・ハモンド( "Soul Food" "Waiting To Exhale" )、バトラー先生をチャールズ・S・ダットン( filmography )、その息子でブラック・モスリムのシャリフをヴォント・スイート、チョーンシーをクリフトン・パウエル( filmography )など。

暴動終息後ドラッグが蔓延るようになり、'70年代 父母の時代から繰り返される暴力の “サイクル” ーーー。
“父親” という役割を担うべき存在を知らず、人の “死” に直面することが日常的な環境で、18歳まで "生き延びられれば幸運だ" と言われる世界(cf. "Boyz N The Hood" )。そんな環境から抜け出そうと決心するも、時すでに遅く、いたたまれない・・・(悔恨)。ちなみに、邦題はダメ!(← 安っぽいお涙頂戴ドラマではナイ)

Mc Eiht - Straight Up Menace


その他、アル・グリーン( "Gospel According To Al Green" )、アイズレー・ブラザーズ( "Between The Sheets" )、R. ケリー、ハイ・ファイヴなどの曲たちが、残酷なシーンとは対照的に “切なく&虚しく” 響きます・・・・・。

P.S. この記事をUPしたのは「2008. 9.18」ーーー この時点では Region1 のDVDか、中古の高いVHSしかなかったんですが、なんとも喜ばしい(♪)コトに、この度「2010.12.22」に Region2(国内版初DVD化)が発売!・・・なので、まだ観ていない方はぜひどうぞ!(薦)

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"Dead Presidents"(1995)

2016-01-29 14:05:00 | Black Movie

 ダーク・ストリート / 仮面の下の憎しみ(>> VHS はこちら)

cast >> Larenz Tate, Rose Jackson, Keith David, Chris Tucker, Freddy Rodriguez, N'Bushe Wright, Terrence Howard, Bokeem  Woodbine, Jenifer Lewis, James Pickens, Jr., Ryan Williams, Isaiah Washington, Clifton Powell ...
writer / producer / director >>Allen & Albert Hughes(119min)《劇場未公開》
soundtrack>>
region 1 >> English, Spanish subtitles


ベトナム戦争から復員したにもかかわらず、不当な扱いを受けて苦悩する一人の黒人青年の姿を、当時のニューヨークの風俗をからめて、双子のヒューズ兄弟が原案・製作・監督で "Menace II Society" に続いて冷徹に描く ーーー。

Dead Presidents Trailer SD


ベトナム帰りの若者が見た祖国アメリカは、戦場よりも冷酷だった。
悪夢のような戦場で、心に決して癒えない傷を負ったアンソニー(ラレンズ・テイト  filmography  "A Man Apart" )は、平穏な生活を望み、故郷ブロンクスに戻る。しかし、荒廃した街と麻薬に溺れる幼馴染みスキップ(クリス・タッカー  "Friday" "Jackie Brown" "Rush Hour" シリーズ)の姿に愕然とする。不況は黒人の街を直撃し、ベトナムでの過酷な経験は、祖国で見る地獄のはじまりに過ぎなかったのだ。まともな仕事は見つからず、稼ぎのない家庭は争いが絶えなくなり、やがてアンソニーは酒に溺れていく。悲惨な生活を強いられ、行き場のない怒りを抑えきれなくなった彼は、そんな暮らしから逃げ出すために密かに計画を立て、仲間を誘って政府の銀行を襲うのだが・・・・・。

カービーをキース・デヴィッド( filmography )、ホセをフレディ・ロドリゲス( "Dreamer: Inspired By A True Story" "Lady In The Water" )、アンソニーの母をジェニファー・ルイス( filmography )、兄をアイザイア・ワシントン( "Love Jones" ← でL・テイトと共演  filmography )、カウボーイをテレンス・ハワード( filmography  ← "Ray""CRASH" でもL・テイトと共演)、ボキーム・ウッドバイン( filmography )、ウンブッシュ・ライト( "BLADE" )らが出演。

過激な映像でリアリズムを追求するヒューズ兄弟らしく、あまりにリアルで目を背けたくなるシーンや、いたたまれない気持ちにさせられる作品ですが、それとは対照的に、終始 アイザック・ヘイズ、インプレッションズ(カーティス・メイフィールド)、ジェームス・ブラウンアル・グリーン、オーティス・レディング、マーヴィン・ゲイ、スライ&ザ・ファミリー・ストーンなどの曲が流れていて、胸が痛くなります。
なぜ原題が "Dead Presidents" なのかは、観てください。
逃れたいのに逃れられず、むしろ悪くなる一方の状況は・・・・・かなり辛い。

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2008-09-19

 

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"SOUL MEN"(2008)

2016-01-25 17:17:00 | Black Movie

 ソウル・メン

cast >> Samuel L. Jackson, Bernie Mac, Sharon Leal, Adam Herschman, Sean Hayes, Affion Crockett, John Legend, Isaac Hayes, Mike Epps ...
director >>Malcolm D. Lee(98min)《劇場未公開》
music >>Stanley Clarke
soundtrack >>


1960~70年代にかけて一世を風靡した3人組みのソウル・グループから、リード・ヴォーカルが "脱退"。
それに伴い、バック・ヴォーカルの2人は音楽業界を去り別々の道を歩んでいた ーーー が、"死" をきっかけにバラバラだった2人が顔をあわせ、車でアメリカ大陸を横断。"アポロ・シアター" での追悼コンサートのステージに上がるまでを描いたバディ・ロード・ソウルミュージック・ムーヴィー。
監督は音楽もユーモア・センスも抜群で "芸の細かい" マルコム・D・リー( "The Best Man" "Undercover Brother" "Roll Bounce" )× 音楽はスタンリー・クラーク( filmography / discography )。振付はジャマール・シムズ( "Step Up" )。主演は古くからの友人であり、最初で最後の共演を果たしたサミュエル・L・ジャクソン&バーニー・マック。そして、バーニーとアイザック・ヘイズの "遺作" でもある(・・・残念無念)ーーー。

Soul Men Trailer


オープニング、1960~70年代に大活躍したソウル・グループ "The Real Deal(ザ・リアル・ディール)" の足跡を収めた記録映像が流れる。メンバーはルイス(サミュエル・L・ジャクソン  filmography )、フロイド(バーニー・マック  filmography )、そしてリード・ヴォーカルのマーカス(ジョン・レジェンド  "Get Lifted" )。次々と大ヒットを飛ばしたが、70年代後半になるとマーカスがソロ活動のため脱退し、ソロのスーパー・スターに。ルイスとフロイドは業界を去り、それぞれの生活を送っていたが、ある日マーカスが死んだとの知らせが・・・。
4日後に "アポロ・シアター" で行われるマーカスの追悼コンサートにお呼びがかかった2人は、飛行機嫌いのルイスのためL.A.からN.Y.まで "車" で移動することに。こうして彼らの "過去" を清算をしながらの「珍道中」が始まったのだが・・・・・。

2人に関係の深いクレオをシャロン・リール( "Dreamgirls" "Why Did I Get Married?" )、彼女のダメ男レスターをアフィオン・クロケット、2人のマネージャーのフィリップをアダム・ハーシュマン(← サミュエルがイチオシの新人コメディ俳優らしい!)、ダニーをショーン・ヘイズ( "The Bucket List" )、アイザック・ヘイズを彼自身が演じています。
ちなみに本作のモデルは "スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ" とされ、あまりにも彼らと酷似しているため、訴えるとか訴えないとかいう一悶着がありました(・・・その後はどうなったのかしら?!)。

サミュエル × バーニーの絶妙な "掛け合い" は最高!!
素直に笑えるし、S・リールも含め3人とも "吹き替えナシ" で彼ら自身が唄っているので、パフォーマンスも楽しめます。
J・レジェンドがジョージ・クリントンやキャメオばりの扮装で登場するもの秀逸(笑)。
特典映像も満載で、亡き "ふたり" が偲ばれます・・・。その中でバーニーがまるで自分の "死" を予見していたかのように「いつでも全力投球してきたし、この仕事(=人を笑わせること)が大好きなんだ」と語っているのが心に響き、本作での彼は本当に活き活きと楽しそう。
ーーー そして最後に "Dedicated to Bernie Mac and Isaac Hayes(B・マックとI・ヘイズに捧ぐ)" とふたりのツー・ショット写真が映し出され、I・ヘイズが唄う "Never Can Say Goodbye" が流れ、グッときます・・・。

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2009-05-01

 

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"Disappearing Acts"(2000)

2016-01-19 18:35:00 | Black Movie

 フェイス・イン・ラブ

cast >> Wesley Snipes, Sanaa Lathan, Regina Hall, Lisa Arrindell Anderson, Q-Tip, John Amos, CCH Pounder, Michael Imperioli, John Beasley, Cassandra Creech, Laz Alonso, Aunjanue Ellis ...
director >>Gina Prince-Bythewood(116min)《TVM》
soundtrack >>


テリー・マクミラン原作( "Waiting To Exhale" )の全米ベストセラー小説の映画化 ーーー。
現代ニューヨークの黒人社会に生きる男女の "夢" と "現実" を描いた、リアルな大人のラブ・ストーリー。T・マクミランはW・スナイプスと共に製作総指揮を務め、監督はジーナ・プリンス・バイスウッド( filmography  "Love & Basketball" ← S・レイサンと組む)。

Disappearing acts Part 1
( ↑ オープニングからグッと心をつかまれます・惚)


N.Y.マンハッタンで音楽教師をしながら、シンガー・ソング・ライターとしての成功を夢みるゾラ(サナ・レイサン ← "BLADE" でW・スナイプスと共演  filmography )。新しいフラットへの引っ越しの日、彼女はフランクリン(ウェズリー・スナイプス  filmography )という、職人気質な男と出逢う。彼はゾラが越してきた部屋の床を塗り終えたばかりで、床が乾くまで荷物と一緒に外で待ちぼうけをくらうことになった彼女の、荷物を運ぶのを手伝うことに。彼らは互いに惹かれあい、やがてゾラのフラットでふたりの幸せな生活が始まった。しかし、ゾラが念願の歌手デビューのチャンスをつかみかけたとき、フランクは突然仕事を解雇され、ゾラの妊娠が発覚 ーーー。
"夢" と "現実" の狭間で悩み疲れ、ふたりの関係は急激に悪化していく・・・・・。

ゾラの友人ポーシャをレジーナ・ホール( filmography )、クラウデットをリサ・アリンデル・アンダーソン( filmography )、フランクの父をジョン・エイモス( "ROOTS" "Let's Do It Again" )、母をCCH・パウンダー( filmography )、ゾラの父をジョン・ビーズリー( filmography )、レジーをQティップ( "She Hate Me" "Rhyme & Reason" )、フランクの雇い主ヴィニーをマイケル・インペリオリ( "Bad Boys"  "Summer Of Sam" ← 脚本)、酒場のジミーをクラーク・ジョンソン( "BOYCOTT" ← 監督、CCH・パウンダーと共演  "S.W.A.T." ← 監督)。アクションや軽口を叩く軽快なW・スナイプスもイイけれど、こういう繊細なドラマの彼は実に秀逸。S・レイサンも繊細な感情描写が秀逸で、好きな役者のひとり。

この作品、ゾラがシンガー・ソング・ライターを目指しているということ以外は、どこにでもある実に "リアル" な男女の物語 ーーー。
「タイミング」や「すれ違い」。"自分の夢" を優先させるのか、それとも "ふたりの暮らし" を優先させるのか。どちらも手に入れようと頑張り抜いて "生活" に疲れ果ててボロボロになっても「やるだけやった」と自分に言い聞かせて納得させるのか。"夢" を追うのは簡単じゃないし "叶える" ためには "犠牲" がつきまとうもの。
ちなみに私は、言ったコトは必ずヤル人(← 男女問わず)が好き(笑)。本当に必要なときに、黙って行動する人が好き(理想・笑)。

チャカ・カーン( discography )の "Ain't Nobody" やダニー・ハサウェイ( discography )の "A Song For You" が心に沁みます・・・。エンディングはチャカが唄う "Have A Little Faith In Me"
音楽もお洒落も楽しめる大好きな一本 ーーー。

>>  Black Movie - filmography(ブラック・ムーヴィー  映画作品一覧)
>>  TVM - filmography(TV movie  作品一覧)

2008-12-07

在宅ワークならいまたすねっと

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