Right on!

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あなたの「心」、ちゃんと感じますか?

"What's Going On"(1971)

2016-01-14 20:33:00 | Music 'funky_soulful' (CD/LP)



"WHAT'S GOING ON"  Marvin Gaye
produced by Marvin Gaye

1. What's Going On(ホワッツ・ゴーイン・オン)
2. What's Happening Brother(ホワッツ・ハプニング・ブラザー)
3. Flyin' High(In The Friendky Sky)(フライン・ハイ)
4. Save The Children(セイヴ・ザ・チルドレン)
5. God Is Love(ゴッド・イズ・ラヴ)
6. Mercy Mercy Me(The Ecology)(マーシー・マーシー・ミー)
7. Right On(ライト・オン)
8. Wholy Holy(ホーリー・ホーリー)
9. Inner City Blues(Make Me Wanna Holler)(インナー・シティ・ブルース)

【musitians】
Joe Messina, Robert White: guitars / Johnny Griffith: celeste / Marvin Gaye: piano, box drum(on 1.)/ Johnny Griffith, Earl Van Dyke / James Jamerson, Bob Babbit(on 6. 9.): bass / Chet Forest: drums / Eddie Brown, Earl DeRouen / bongos & conga / Jack Brokensha: vibes & percussion / Jack Ashford: tambourines & percussion / Eli Fountain: solo alto saxophone / William "Wild Bill" Moore: solo tenor saxophone / John Trudell, Maurice Davis: trumpets / Carl Raetz: trombone / Dayna Hartwick, William Perich: flutes / Larry Nozero: soprano saxophone / Angelo Carlisi: alto saxophone / George Benson: tenor saxophone / Tate Houston: baritone saxophone ...


マーヴィン・ゲイdiscography )の不朽の名作 "ホワッツ・ゴーイン・オン" ーーー。
人気デュエットのパートナー、タミー・テレルが病に倒れて '70年に他界。失意のどん底にいた彼が、全創作権を握り単独制作したモータウン初の "コンセプト・アルバム" で、「ベトナム戦争」「環境汚染」「貧困」「子供たち」など、テーマは重く深い。しかしマーヴィンの 'soul' から溢れでる "熱い想い" と "憂い" が込められた、その "しなやかな唄声" と "メッセージ" は心に沁みわたり、今もなお色褪せず心に響きつづける歴史的名盤 ーーー。


《あの頃、ぼくの身に変化が起きた。
ぼくは人々の魂をふるわせるメロディと詞を綴りたいという強い衝動に駆られたんだ。
それなら、このぼくにも人々を救う何らかの手助けができる、と。 ~~ マーヴィン・ゲイ》


《わたしは、自分のレーベルから社会に対する抗議のアルバムをリリースしたくはなかった。
マーヴィンはわたしに言ったよ。"B.G.、ぼくはこのアルバムで人々の人間性を呼び覚ましたいんだ" ってね。
そんな風に言われたら、承諾するしかないだろう?   ~~ ベリー・ゴーディ(モータウン社長)》


1. What's Going On / 2. What's Happening Brother
written by Al Cleveland, Marvin Gaye and Renaldo Benson
私にとって、これ以上に美しくなおかつ強い意志を感じるプロテスト・ソングはありません。
この曲は「ベトナム戦争」反対を訴えたものですが、
まるで現在の人々(or 社会)の渇いて荒んでしまった "心" を
見通していたかのように思えてなりません・・・。
ちなみに、演奏はかの "The Funk Brothers"
もちろんベースは、ジェームス・ジェマーソン!(それだけで感動・・・♪ )

6. Mercy Mercy Me(The Ecology)

written by Marvin Gaye
「環境汚染」を訴えた曲。1. もそうですが、必ずどこかで耳にしたことがあるでしょう。

7. Right On

written by Earl DeRouen and Marvin Gaye
1. でも "Right on! Right on, brother! I can dig it." などと会話が聴こえてくる、
’70年代の黒人の会話に頻繁に登場する、
黒くてカッコいい上にいろいろに使えるこのフレーズ(← この blog のタイトルでもあります・笑)。
"どんなときも愛は憎しみに優るもの 肝心なのは愛なんだ
互いに愛しあっていたわりあえば 何も心配いらない それが肝心なのさ"
、と。

9. Inner City Blues(Make Me Wanna Holler)

written by Marvin Gaye and James Nyx
グローヴァー・ワシントン・Jr.( discography )のカヴァーなどでも知られるこの曲は、
「政治」への不満・不信・批判を唄ったもの。

あまりにも偉大なアーティストだったり、名作すぎると、私ごときがいまさら何を言うのもおこがましく感じられ、なかなか指が動かないんですが(苦笑)、本作はまさにそんな一枚です ーーー。
デラックス・エディションなどいろいろなタイプのアルバムがリリースされていますが、興味を持たれた方や聴いたことのナイ若者(笑)は、まずオリジナルの9曲を "通して" じっくりと、歌詞カードとにらめっこでもしながら聴いてみてはいかがでしょう? "何か" を感じずにはいられないハズです。
ちなみに演奏にはシビれるザ・ファンク・ブラザーズ( "standing in the shadows of MOTOWN" )の面々・・・これまた感動!

>>  'funky_soulful'(CD/LP)- discography
2010-06-06



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