ため息つかせて
cast >> Whitney Houston, Angela Bassett, Loretta Devine, Lela Rochon, Gregory Hines, Dennis Haysbert, Leon, Michael Beach, Mykelti Williamson, Brandon Hammond, Donald Faison, Jeffrey D. Sams, Giancarlo Esposito, Wendell Pierce, Starletta DuPois ...
writer / producer >> Terry McMillan
photographer>>Toyomichi Kurita（栗田豊通）
director >>Forest Whitaker
music >> Kenneth "Babyface" Edmonds
soundtrack>>
大晦日の日、TVプロデューサーとしての成功を夢見るサバンナ（ホイットニー・ヒューストン "The Bodyguard" "The Preacher's Wife" ）が、親友バーナディン（アンジェラ・バセット filmography ）の住むフェニックスに引っ越してきた。しかし、その日バーナディンが11年連れ添った夫は、よりによって白人秘書と浮気をし家を出て行った・・・。
サバンナは、心優しいＬＬサイズのシングル・マザーで、愛した男（元夫）が "ゲイ" だと知らされショックを受けたグ ロリア（ロレッタ・ディヴァイン filmography ）や、スタイルが良く自分の容姿に自信満々で、仕事もできるのに、"男運に恵まれない" ロビン（レラ・ローション filmography ）とも友だちになっていく。この４人の共通点は「オトコがいない」こと ーーー。胸いっぱいに寂しさを溜め込んだ彼女たちが、安らかな "ため息" をつけるのは一体いつなのか・・・・・？
４人のアフリカ系アメリカ人女性の友情やそれぞれの生きざまを綴ったテリー・マクミラン（ "Disappearing Acts" ）のベストセラー小説を "BIRD" などの名優（← 後に "The Last King Of Scotland" でオスカー獲得）フォレスト・ウィ テカー（ filmography ）が監督したヒューマン・ドラマの秀作 ーーー。
リアリティ溢れる会話に、等身大の女性を見出すでしょう。
ベイビーフェイス（ "MTV Unplugged" ）が初の映画音楽を担当し、ホイットニーはじめ、ブランディ、アレサ・フランクリン、チャカ・カーン（ discography ）など大物アーティストの音楽が全編を彩ります。
サバンナの不倫相手を "24" のパーマー大統領役でお馴染みのデニス・ヘイスバート（ "Goodbye Bafana" "Absolute Power" ）、バーナディンの夫をマイケル・ビーチ（ filmography ）、息子をブランドン・ハモンド（ "Soul Food" ）、グロリアのゲイの元夫をスパイク・リー作品でお馴染みのジャンカルロ・エスポジート（ filmography ）、息子をドナルド・フェイソン（ filmography ）、隣人をグレゴリー・ハインズ（ filmography ）、ロビンの妻子ある男をレオン（ filmography ← '89 マドンナ "Like a Prayer" のミュージック・ビデオにも出演）が演じている。ちなみにＷ・ヒューストンとＬ・ディヴァインは『天使の贈りもの』で共演しており、ホイットニーの夫を演じたコートニー・Ｂ・ヴァンス（ filmography ）の私生活での妻はＡ・バセット。
実はウェズリー・スナイプス（ filmography ）がノークレジットで出演しており、アンジェラ演じるバーナディンと一夜を過ごすシーンがあるんですが、この "Make tonight beautiful." が、とても美しい・・・！（感動）
全編に渡り色彩や映像が美しく、撮影が栗田豊通さん（『御法度』）というのも嬉しい。
絵空事ではないリアリティあるストーリーで、女性たちがお洒落でキレイ（← "Sex And The City" よりずっと洗練されてます）。眉をひそめて「おえぇ～っ（吐）」と笑ってしまうシーンもありますが、ラスト、それぞれの "生き方" を覚悟した女性たちの姿は頼もしい。・・・いろいろあっても頑張らなくちゃ！（喝！）
2008-02-24
