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"SUPERFLY"(1972)

2016-02-01 13:46:06 | Blaxploitation

 スーパーフライ

cast >> Ron O'Neal, Carl Lee, Sheila Frazier, Julius Harris, Charles McGregor, Roscoe Lee Browne, Curtis Mayfield ...
producer >>Sig Shore
director >>Gordon Parks, Jr.(91min)
music>> Curtis Mayfield
soundtrack>>


【superfly】…   最高にイカした、超クールな
"LIFE(ライフ誌)" のカメラマンだった父ゴードン・パークスの "SHAFT(黒いジャガー)" と並び、ブラックスプロイテーション・フィルムの先駆けと言われる本作は、息子ゴードン・パークス・Jr. の監督デビュー作品。
音楽を担当したカーティス・メイフィールド( "Let's Do It Again" "Claudine" "SPARKLE" ← これらの音楽も担当)のサウンドトラックは、ソウル・クラシックの “名盤” ーーー。
製作は "That's The Way Of The World" のシグ・ショア。

Superfly Original Trailer

 
大都会ニューヨークの片隅に、黒人たちの「夢」「怒り」「哀しみ」をたたえたハーレムがある ーーー。
ソウルフルなリズム&ブルー スが流れ「麻薬」「売春」「殺し」・・・ありとあらゆる “悪” がうごめいている。そんな中 "スーパーフライ" な車に乗り、コカイン売買の組織を持っているダテ男 のプリースト(ロン・オニール  "Original Gangstas" "The Final Countdown" )は「金」「女」「ドラッグ」と、何不自由ない生活を送っていた。しかし、彼の本当の夢はハーレムを抜け出して本当の “自由” を手に入れること ーーー。
彼は “自由を買う金” をつくるため、これまでに稼いだ現金30万ドルで30キロのコカインを仕入れ、4ヶ月でサバき、現金100万ドルを手に恋人 ジョージア(シーラ・フレイジャー "California Suite" "The Super Cops" )と貧民街からおさらばするという計画を相棒のエディ(カール・リー "Gordon's War" )に打ち明けるが・・・・・。

ハーレムの元 “顔” で、今はレストラン・オーナーのスキャターをジュリアス・ハリス( "Black Caesar" "Let's Do It Again" )、プリーストの仲間のフレディをチャールズ・マクレガー( "Across 110th Street" )らが演じている。

描かれているのは、麻薬ディーラーの派手な生活と、ヤクの取り引きに命を張って生きる男たちの姿なので “キナ臭い”。
キメキメの 70's ファッションも見どころ。
"SHAFT" のアイザック・ヘイズのテーマ曲に匹敵する、カーティス・メイフィールド(← 元インプレッションズのメンバー。"People Get Ready" も名曲のひとつ)のテーマ曲 "Superfly" も cool で funky な名曲。劇中、彼自身が演奏&唄うシーンはシビれます!
本作の内容を如実に表した歌詞も秀逸。単なる “悪” をやっつけるだけではない、ひと味違う “哀愁” 漂う作品。

Curtis Mayfield - Superfly

不慮の事故に遭いながらも、最期まで力強く闘い抜いて '99年に他界したC・メイフィールド(残念)。
名曲の数々を残していますが、最近ではカニエ・ウェストの "Touch The Sky" で聞き覚えがあるのでは?
この曲は、彼のソロ・デビュー・アルバム "CURTIS" に収められたナンバー。

>> Blaxploitation - filmography(ブラックスプロイテーション  映画作品一覧)

2008-08-18



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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
カーティス・メイフィールドの登場ですか。 (jamjam)
2008-08-18 09:34:58
funkymeg_mさんへ

映画は観ていませんが、メイフィールドのヴォーカルはよく聴きました。手元にあるのはCDですが、人に、あげてはいません。インプレッションズの時の2枚組のベスト盤も良く聴きました。ほんと、いい声をしていますよね。

彼のためのコンサートのアルバムを聴いて感激したことを思い出します。確か、豪華メンバーの演奏だったはず。

それにしてもメグさん、映像も含めて古いソウル系よく聴いていますね。プロフィールの写真からいったら若いのに、何時録った写真ですか。

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やっと登場となりました。 (funkymeg_m)
2008-08-18 12:10:22
to jamjamさん


今回は珍しく手元にあるんですね?(笑)
はい、リハビリに励む彼へのトリビュート・アルバムにはアレサ・フランクリン、スティービー・ワンダー、エリック・クラプトン、レニー・クラヴィッツらが参加していました。

ところで、年齢は私にとっては“ただのナンバー”ですが、世の中的には立派な「おばさん」ですよ(笑)。写真は3、4年前のもの。背景がトリミングしやすかったので。
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