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"Rhyme & Reason"(1997)

2008-12-31 00:43:12 | Documentary

 ライム&リーズン

cast >> Wu-Tang Clan, NAS, Lauryn Hill, Q-Tip, The Notorious B.I.G., Dr. Dre, Ice-T, Busta Rhymes, Tupac Shakur, Cypress Hill, Sean 'P. Diddy' Combs, Mc Eiht, Biz Markie, KRS-One, Heavy D, Craig Mack, Redman, Jermain Dupri, Chuck D, Master P ...
producer / director >>Peter Spirer(91min)


《口にすべき韻(コトバ)、表現する理由(ワケ)》
1997年、すでにあらゆる方面から巨大なマーケットとして認知されていたヒップホップ。その商業化されゆくヒップホップの神髄を、現場で活躍する豪華アーティストたちが生の声で語るドキュメンタリー・フィルム ーーー。ブレイクダンス、グラフィティなどの各エレメントの解説や、そのパイオニアたちを紹介するとともに、N.Y.からL.A.、ハウジング・プロジェクト(低所得者層住宅)からノース・ハイウッドの豪邸、ブロック・パーティーから業界コンベンション、純粋なクリエイティブ精神からセックスやドラッグなどの犯罪にまつわるギャングスタ・ラップまでを、文化的・社会的側面から、ヒップホップの “本質” を探っていく。


登場するミュージシャンは、いずれも第一級の人物ばかり。ナズが彼の出身である低所得者住宅で “ライム” に込めた夢を語り、ローリン・ヒル( "Sister Act 2: Back In The Habit" "Block Party" "Love Jones" )は男性社会で生きる女性アーティストの声を代弁する。アイス・T( "New Jack City" "Ricochet" "Breakin'" )が自らのギャング・ライフとドラッグの実情について語れば、Q・ティップ( "Disappearing Acts" "She Hate Me" )は公演で子供たちを囲みながら、家族やヒップホップに託した自分の未来を語っていく。さらに、本作完成前後に相次いで凶弾に倒れた2Pac( "Above The Rim" "Gang Related" )やノトーリアスB.I.G.( "The Show" "Hardball" )の貴重な「肉声」を収録し、アメリカ社会を生きる都市部の若者の現実を浮き彫りにする・・・・・。

「ヒップホップ=ラップ」だと思っている人が大半でしょうが、「ラップ」は「ヒップホップ」という文化のひとつの要素です。この文化がどうやって生まれたのか、ストリートの真実やラッパーたちの真意 ーーー。ヒップホップを単に音楽として楽しむのももちろんイイけれど、歴史や背景を知ることで、もっともっと深く耳に響くことでしょう。私は「ヒップホップという文化」も「ラップという音楽」も大好きだけれど、その「コトバ」の内容自体は好きじゃない。でもそういうコトバが並ぶ “ワケ” や、彼らの “ライム” のスキルを窺い知ることができますし、インタビューやフリースタイルなどの特典映像もたっぷり「63分」ありますので、知りたい方はぜひどうぞ。

>>  Hip Hop - filmography

 

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