すごい石炭部の活動

徒然なる ぶろぐ

あれ?地球温暖化の進行が遅い??

2014-03-04 22:35:54 | Weblog



地球温暖化は、予想より進行が遅いらしい。
1970~1998年までの10年ごとの平均気温上昇は平均0.017℃だが、1998年~012年までは、平均0.004℃と著しく少なくなっている。
この0.04℃は、CO2の排出規制などを考慮したシミュレーションの予想よりもはるかに少ない結果になる。
「それは、火山が爆発した時に出る霧状の微粒子や煙などのせいに違いない」という新たな調査結果が、英国の科学誌「Nature Geoscience」に最近発表された。

地球の温度上昇に関するシミュレーションは、大規模な火山噴火のみが計算に入れられていた。
噴火の際に空気中に放出された大量の煙や霧状の微粒子が、太陽光をさえぎるからだ。
大きな噴火については計算に入っていたが、小さな噴火は、影響が小さいとして無視あされていた。
ところが近年の研究で、中規模以下の火山噴火でもけっこう大量の煙や微粒子が出ていることがわかってきた。
そこでローレンス・リバモア国立研究所の研究者グループは、それも計算に入れてシミュレーションし直してみた。
すると、実際の地球の温度変化に、つまり現状により近い結果が出たとのことだ。 

まぁざっくり言えば、今までの地球温暖化の予想シュミレートと実際の温暖化の進行速度とは開きがあった。
それは、大きな火山の噴火については考慮していたが、小さいものは無視していたことによる。
しかし、その小さいものも実は影響力があってそれを加味して計算してみると、あら不思議実際と近い数字がでちゃったよ!!
という記事です。

物理や科学などの計算問題と似たようなことかな?
例えば、電気で言うと回路を構成する線の抵抗は考えませんよ!とかいうのと同じ。
しかし、線路長が長いとこれは無視出来るレベルではなくなってくるのは周知の通りです。
最初は無視出来ると思っていてもよくよく観察(調査)してみると、やっぱりそれを無視しちゃマズいよねっていう典型的な例になりましたとさw

まぁ進行が遅いということがわかっただけで、温暖化が止まったわけではないので温室効果ガス等の排出は出来る限り少なくするよう努力する必要性は変わりません。
しかし、ミランコビッチ・サイクルでいけば地球が氷期に入っている時期になりますがどうなんでしょうね。
ただ、ちょっとだけ気になるのは2020年ごろには太陽の活動が極小期を迎えるとの予想もでています。
温暖化ではなく逆に寒冷化が進行する可能性も零ではないかも。


地球温暖化が予想したほど急速でない理由は、火山噴火の煙