すごい石炭部の活動

徒然なる ぶろぐ

雷獣びりびり クロスケ、恋をする

2011-10-31 23:22:06 | 小説



シリーズ3作目です。
今回はちょっぴり寂しくもあり悲しくもある内容です。
えっ?サブタイトルとすっごく違うって?
んーまぁそうなんだけどねぇ、でもそうでもないんです。
それは読んでいただけると分かると思います。
(ここでネタ明かすのもねぇw)

今回は、クロスケが稲亭から姿を消しちゃいます。
すると、江戸には大きな揺れと白い灰が降ってくる。
しかしこの白い灰は、一般人にはまったく見えない。
気が付くと、江戸中のみんなが病に倒れてしまい、あの屈強そうな夜ノ介さえも倒れてしまう。
気づくと動けるのは、刀弥ただ一人だけになってしまう。
もちろん例外はなく、稲亭の妖怪以外は床に伏せてしまう。

江戸を吹飛ばしてしまうほどの力をもつ雷獣であるクロスケ。
このクロスケがいなくなってから、不思議な現象が大きくなった。
やっぱり原因はクロスケなのだろうか?
クロスケにはそれだけの力がある。
しかし、ずっと懐いていた統子にまでその牙を向けたのだろうか?

原因を究明しないと、刀弥の許婚である統子の身が危ない。
それだけではない、江戸のみんなも危ない。
みんなを救うことが出来るのだろうか。

とまぁこんな感じかなwww
なので、コレをどう読んでも「クロスケ、恋をする」に繋がらないでしょw
気になった人は目を通していただけるとと、あぁなるほどって思いますよ。


今回紹介の本
タイトル : 大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり クロスケ、恋をする
著者 : 高橋 由太
出版 : 徳間書店
ISBN978-4-19-893449-1


クジラの彼

2011-10-30 21:32:10 | 小説


さてさて、今回はちょっぴりラブ・ストーリーですよ。
有川 浩といえば、自衛官ネタが多いですが今回のこの作品も自衛官ネタです。
と、此処まで書くと感のいい人ならこのクジラという比喩が何か分かると思います。

やっぱり恋愛ネタで、しかもさっくりと進まないヤキモキするようなことを書かせたら最強なんじゃないかな?と思うくらいいいですよこれ。
いやぁこの独特な感じでもあり、すっごく共感できるような心情はすごいですね。

またこの作品は、海の底とつながりがあります。
なので、海の底を一読されてから読まれるとよりよいんじゃなかいかなぁなんて思います。
当然、読んで無くてもこの作品単体で楽しめますが何故こういう流れなんだろ?ってところが海の底を読んでる方とそうでない方とで違ってくると思いますし、広がりも違うと思います。

とにかくコレは良いですよ。有川ワールド全開です。
1話あたりもそう長くないので、通勤通学などのちょっとした時間でも読めてしまうのもいいところだと思います。


今回紹介の本
タイトル : クジラの彼
著者 : 有川 浩
出版 : 角川書店
ISBN978-4-04-389804-6


草枕

2011-10-26 21:18:20 | 小説



とにかくこの本は、「神様のカルテ」でよく出てきていましたので一度は読んでみたいと思っていたものです。
しかし、ホントに難しいですこれ・・・
坦々と独り言のように進んでいたり、場面が急激に変わったりともうとにかく何だこれ!!と叫びたくなるようなそんな本です。
私も読み始めたときは遅々として全然進みませんでした。すっごく古めかしい言葉があったり、難しい語彙の連発に心がくじけそうになりました。
しかし1/3あたりを越えると何故か、すごく先が気になってくるんですよねこれ。完全に引き込まれていくんです。
ただ、この本はやっぱり特殊です。
今までの本のように「起承転結」がありません。しかもハッピーエンドもバットエンドもありません。
ただただ、画工の思う美について語られてます。

コレほどまでと、読むまでは思っても見ませんでした。
なので、読み終えるまでに5日ほどかかったかなぁ。
意味があってないような言葉もたくさんあるし、ホントに古い言葉を使ってたりするので困りますよ。
一応この本には注釈が付いてますが、それでも説明が的を射てるとは言いがたいのでそういう難しい語彙については、
辞書やHPで調べるなどしないとまったくもってどういうことなのかさーっぱりということになります。

しかし、一味違う漱石ワールドが見れるので挑戦してみたい方はいかがでしょう。


今回紹介の本
タイトル : 草枕
著者 : 夏目 漱石
出版 : 小学館
ISBN978-4-09-408627-0


さぼってるわけじゃないんです!!

2011-10-19 23:27:22 | Weblog

最後に更新したのが、10/7です。
この間、さぼってるわけじゃないんです!!
ちょっと仕事が忙しくなってきてるのと、今読んでる小説がとーっても難しくて本気で進んでないんです。
もうねぇ、今まで読んだ中で一番難しいんじゃないかと・・・
とは言うものの、最近出た本でもないです。
むかーしむかしに出た本です。

じゃあなんで、そんな本を読むのに苦労してるかといいますとねぇ。
先ず語彙が半端じゃないです。
もう現代に至っては、ほぼ使われて無いであろう単語がぽんぽんと出てきます。
一応、解説は載ってるんですけどそれでも意味を捉えにくいものがあります。
そして何より、その語彙の広さから出てくるものといえば漢字です。
これまた、めちゃくちゃ難しい漢字が出てきます。漢検2級以上であろう漢字がずらーーーーーーと。
ルビがないものがあるので、調べたりするので時間を取られます。
あと追加で暮夜くなら、漢語(中国語)だったり英語だったりもでてきます。
しかも、それに対して訳がなかったりします。
英語はまぁある程度調べたり今までの感性からこういう意味だろうと理解できるものも無くは無いです。
しかしですね、中国語に至っては日本でいう完全な古語です。
大学で触り程度にしか覚えてない中国語レベルじゃ到底理解不能です。
(ついでに付け加えると、中国語は習っているのは簡体字で、繁体字は習ってませんので余計わかりません。

たぶん、来週までには読み終えると思います。またその、内容を書くと思いますが・・・
が、ですよ、本当に理解できていない可能性が8,9割くらいあると思うのですごい素っ頓狂な解説になるかもしれません。
その時は、どうぞご自由に突っ込みをお願いいたします。


雷獣びりびり クロスケ、吸血鬼になる

2011-10-07 22:01:54 | 小説



今回は大変だぁぁぁ。
夜が明けると、血を吸われたお嬢さんの死体が転がっていたりする。
どうやら「吸血鬼」が現れたらしい。

で、あれ吸血鬼って西洋の妖怪だよね?
なんで江戸にいるの?
まぁ現れちゃったんなら仕方ないか。(仕方ないわけ無いかw)

やっぱりね、江戸に吸血鬼ってまぁまずありえないわけでさ、
血を吸う妖怪といえば化け猫が日本ではメジャーな部類ですよね。
なわけで、クロスケが血を吸っている吸血鬼だってことになって・・・
クロスケが殺されそうになるんです。

うん、お察しのいい人は直気づきましたよね。
クロスケは、黒猫みたいだけど猫じゃない。
雷獣さんなのです。と統子も言っている。
んーじゃあ、本当の吸血鬼の正体はなんなの?

ところ変わって、大店に勤めるこよりという娘が、
裁縫の師匠よろしく大店の娘の嫁入り修行をさせられていた。
ある日、気づいたらお天道様がどっぷりと沈んでいた。
月も出ていないくらい夜道を帰っていると、破落戸に囲まれてしまう。
この破落戸から守ってくれたのが、同じ長屋に住む染之助であったが・・・

これまた変わって、金髪碧眼の唐人「ミクニ」が現れる。
しっかし、このミクニはスケベです。
スケベっていうよりかは、女ったらし。

しかし、このこより、染之助、ミクニと妖怪改方の夜ノ介、刀弥を含めた人間関係が今回の事件に深く係わってくることに。


今回紹介の本
タイトル : 雷獣びりびり クロスケ、吸血鬼になる
著者 : 高橋 由太
出版 : 徳間書店
ISBN978-4-19-893431-6