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「普門寺 今川氏真公 判物・朱印状写」のご紹介!

2017年02月01日 16時16分14秒 | 文化財 ・寺宝

「普門寺 今川氏真公 判物・朱印状写」

◇判物(はんもつ)・朱印状とは?

室町時代~江戸時代にかけて、守護・戦国大名・将軍・大名・藩主が発給した武家文書の一つで、差出人の花押が書かれているものを指す。これに対して、印判が押されているものを朱印状と呼びます。

 

①今川氏真 判物 永禄4年(1561)3月晦日

・宛先:日蔵院

今川義元公は、家督を息子の氏真公に譲ったのち、軍勢を率いて上洛を目指し進軍したが、尾張の桶狭間で織田信長に討たれました(永禄3年5月)。

父の死去により、氏真公は名実ともに今川家の当主になり、大名の代替わりに際して、領国内の寺院の僧侶たちは、新たな当主の文書を求めて駿府まで行き、氏真公から判物を与えられました。

・内容

寺内のことに関する決め事を5か条にわたって書かれており、基本的には義元公から認められたことを受け継いでいる形になっています。

ただし、宛先の「日蔵院」は、当時の学頭坊であり、宛先に「参河国渥美郡船形山寺領等之事」とあるように「船形寺」や「桐岡院」の表記がないことから、氏真公はここを1つの寺としてみていたことが分かります。


②今川氏真 朱印状写 永禄4年(1561)3月晦日

 ①の判物と同日に出されたものです。

・宛先:日蔵院

・内容

氏真公から個別の事項に関わる指示が5か条の条文で書かれています。

注目するのは、2条目です。当時の寺の状況をうかがわせる重要な条文です。

「天沢寺殿(義元公)からの下知で、西谷(元々堂:船形寺)の本堂を桐岡院(元堂:桐岡院)へ移すように命令したのに、まだ実行されていない。早く引っ越すように。」とあり、義元公からの命令が過去にあったことが分かります。

2大拠点(寺)を1つの寺にまとめることで衰退をくい止めるための措置といえるが、寺側はすぐに対応せず、移転作業も実行されないままだったことが分かります。

その他、5条目は大工などに関わる規定があることから、寺の再建作業のために職人たちが寺内で活動していたことが分かります。


この後、普門寺周辺の支配者が、今川氏から徳川氏へと移り変わります。

当寺には、永禄12年(1569)12月に徳川家康公から出された判物が残っています。


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高野山真言宗 普門寺の永代供養(樹木葬・納骨堂)のご案内。

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女性用 (直径13センチ)

 

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左側:身と心を清めるお香「塗香」。 この講座は、右側の塗香を持ち歩く「塗香入れ」付きです

  

田中ひろみさん作、普門寺オリジナルの写仏体験。

写仏体験 or 写経体験のみ(塗香作りなし)でも参加可です!

  

 

普門寺境内への入寺・入山時間は、文化財保護のため午前8時~午後5時(10月~3月は午後4時30分)です。

普門寺境内への 入寺・入山時間のお願い。


高野山 真言宗 普門寺

愛知県豊橋市雲谷(うのや)ナベ山下7番地 

 TEL 0532-41-4500

普門寺ホームページ

http://www.sunalix.co.jp/fumon/

文化財・永代供養・樹木葬(桜墓苑)・納骨堂(光明殿)・阿字観・アクセス等は、普門寺ホームページをご覧ください!

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