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切り絵御朱印・豊橋のもみじ寺 高野山真言宗 普門寺【公式ブログ】

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彼岸とは? 暑さ寒さも彼岸まで

2024年03月19日 08時05分13秒 | お盆・お彼岸

・暑さ寒さも彼岸まで:彼岸の中日は、季節の変わり目である。

・今日 彼岸 菩提の種を 蒔く日かな:ご先祖さまに感謝して、自分自身の心の中にも仏様と同じ仏心(他者のことを優しく慈しむ心)が備わっていることに気付く日

 

・彼岸とは?

3月の「春分(しゅんぶん)の日」9月の「秋分(しゅうぶん)の日」を「彼岸の中日」と言い、その前後6日間を含めた、計7日間が彼岸の期間です。

 

2024年 春の彼岸は、3月17日~23日です。

「春分の日」は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日

「秋分の日」は、「祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ」日として祝日に定められています。

 

・インドや中国にはない、日本独自の仏教行事です!

日本では、はるかに遠い昔から太陽を信仰するならわしがあり、太陽信仰と農耕儀礼が仏教の教えと結び付き現在の形になってきたと言う説があります。


 仏教では、仏様やご先祖さまがいらっしゃる世界<極楽(ごくらく)>を「彼岸(ひがん)」、いま私たちが生きている世界を「此岸(しがん)」といい、「彼岸」は、西に位置し、「此岸」は、東に位置するとされています。3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので彼岸と此岸がもっとも通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするようになったと言う説もあります。

 

昼と夜の長さが同じになる、春分・秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈むことから仏教で説く、かたよりのない心を持つ中道の教えにかなうとも言われています。

 

・お彼岸は、なにをしますか?

 お彼岸では、お盆の時のような特に決まった行事や飾りつけをすることはありませんが、一般的には中日の前後にお墓参りに行きます。


・お彼岸の期間の7日間は、中日はご先祖さまに感謝する日。

その前後6日間は、「六波羅蜜」という6つの仏道修行が、日ごろ実践できているかどうか見つめ直す期間でもあります。

六波羅蜜(ろくはらみつ)とは?

1.布施 (ふせ) 人に施しを与えること
2.持戒 (じかい) ルールを守ること
3.精進 (しょうじん) 常に努力すること
4.忍辱 (にんにく) 苦しくても耐えること
5.禅定 (ぜんじょう) 心を落ち着かせること。
6.智慧 (ちえ) 正しく判断力をもち、ものごとの真実を見る目をもつこと。

この6つの徳目をすべて実践するのは難しいことなので、1日1つずつの徳目を実践することを意識して彼岸の期間を過ごしてみてください。

まとめ

「彼岸の中日」の前後6日間を含めた計7日間が彼岸の期間です。

この期間中は先祖供養を行うと共に、自分自身の仏心(他者のことを優しく慈しむ心)に 改めて気付き、かたよりのない円満な心を持って優しい笑顔と、愛のある言葉で周りにおられる方に仏心のおすそ分けをして、心豊かな関係を気付くキッカケにしてみてください。

 

お家に仏壇(ぶつだん)がある場合は、仏壇や仏具(ぶつぐ)をきれいに掃除し、おはぎや季節の果物(くだもの)などをお供えします。

 

・牡丹餅(ぼたもち)とお萩(はぎ)の違いとは?

お彼岸の食べ物といえば、「牡丹餅」と「お萩」。

春のお彼岸の頃には牡丹(ぼたん)の花が咲き、秋のお彼岸の頃には萩(はぎ)の花が咲くことに由来しています。

また、牡丹の花は、大きな花ですから「牡丹餅」は大きめに、「萩」は小さな花なので「お萩」は小ぶりに作られるようになりました。

つまり、「牡丹餅」と「お萩」は、基本的には同じ食べ物ですが、食べる季節が違うため、呼びわけるようになったのです。
あんこに使われる“あずき”は、古くから悪いものを追いはらう効果があるとされてきました。春は、種をまき、食物の成長を願う季節、秋は、食物の収穫の季節です。

この時期にあずきを使った食べ物を食べたり、ご先祖さまに感謝することは、自然への 感謝や祈りとも深くむすびついているのです。

昔の人々は、自然を暮らしの中に上手にとりいれていました。季節の花を意識して食べ物の呼びかたやかたちを変え、ご先祖さまの供養を行う、こうした風習は、ずっと変わらずに残していきたいものです。

 

〇普門寺の永代供養  樹木葬 ・ 納骨堂  ・ レンタル墓/家族型供養墓

※宗派不問、生前予約可能です。

豊橋・豊川・湖西・田原・新城・浜松市で永代供養、墓じまい後の供養、墓地をお探しの方ご相談ください。

豊かな自然に囲まれた境内には樹木葬、遺骨を個別のロッカーに安置する納骨棚と合祀室を備えた納骨堂、複数霊の納骨が可能なレンタル式のお墓 家族型供養墓があります。

豊橋・豊川・浜松・湖西市の永代供養、墓じまい後の供養なら「豊橋のもみじ寺 普門寺 樹木葬・納骨堂・家族型供養墓」

永代供養の詳細は、こちらをご覧ください。 https://fumonji727.com/eitaikuyou.php

樹木葬 桜墓苑

シンボルの枝垂れ桜の木。奥に見えるのは、元禄6年(1693)に建立された本堂です。

もみじ寺の紅葉を一望出来ます。

納骨堂 光明殿(外観)と紅葉

納骨堂内。中心には大日如来さまをお祀りしています。

 

レンタル墓/家族型供養墓

石製プレート式の墓誌  〇〇家など、お好きな文字を入れることが可能です。


「お盆・施餓鬼」の由来とは!? お盆の迎え方・精霊棚や施餓鬼旗の意味とは!?

2023年08月03日 08時21分40秒 | お盆・お彼岸

「お盆・施餓鬼」の由来とは!?

1、お盆について、お子さんへ簡単に説明する時

 8月13~15日(7月13~15日)に、ご先祖さまを家にお迎えして「いつも見守ってくれて、ありがとうございます」と感謝を伝える日。

 

2、お盆と言う言葉の語源

 昔のインドの言葉「ウランバナ」を音訳して「盂蘭盆(うらぼん)」と言う漢字に当てはめた。日本では、それを省略して「盆」「お盆」と呼ぶ。

 日本では、季節的な宗教行事として定着しているお盆ですが、その起源は2500年前のインドであり、中国を経由して、日本に伝わった。

 

3、お盆の由来

 お釈迦さまの教え「仏説盂蘭盆経(ぶっせつ うらぼんきょう)」が、基になっている。

 

 「仏説盂蘭盆経」の内容 

 お釈迦様の教えによって、餓鬼道(がきどう)に堕ちた、目連尊者(もくれんそんじゃ)の母親が救われた話。

 主人公:目連尊者 お釈迦さまの10人の偉大な弟子の1人。神通第一(じんつうだいいち)と呼ばれ超能力に似た力が、非常に強い方。

 ※六道と浄土

  ①地獄:最も苦しみの激しい世界。

  ②餓鬼:飢えと渇きでガリガリにやせ細り苦しむ世界。食べ物は灰となり、喉の渇きも潤すことが出来ません。

  ③畜生:動物や鳥、昆虫の世界。自分より強い生き物に突然襲われるため、常に不安に怯える世界。

  ④修羅:常に喧嘩や争いごとをしている世界。

  ⑤人間界:苦しみも楽しみもある私たちの生きている世界。

  ⑥天上界:六道の中では楽しみの多い世界ですが、浄土とは違って、やはり迷いの世界。悲しみもあり寿命もある。

これらの世界から抜け出す(解脱 げだつ)すると仏の世界(浄土)に到達することが出来るとされる。

 

 目連尊者が、神通力を使って亡き母の様子を観たところ、餓鬼世界で苦しんでいました。目連尊者はお母さんを助けるために、神通力を使い飲み物や食べ物を送りましたが、それらをお母さんが口にしようとすると燃え上がり、食べることも飲むこともできません。

 目連尊者は、お釈迦さまを訪ねて自分の母親を、餓鬼道の苦しみから救う方法を尋ねました。

 お釈迦さまは、「安居会(あんごえ。雨季の時期、道場などに籠もって修行を行うこと)の終わる7月15日に、大勢の僧たちに、たくさんの食べ物や水などを施して供養しなさい。その功徳によって、あなたのお母さんは苦しみから救われるでしょう」と目蓮尊者に母親を助ける手だてを授けました。

 そして、目連尊者は教えの通り大勢の僧たちに施しを行い、母親の追善供養を行ったことで、無事に餓鬼道に堕ちた母親は救われたと言います。

 この安居会の終わった7月15日に、父母や先祖の霊などのために、衆僧に対してさまざまな施しを行い、供養をしたのが "お盆" の始まりだと言われています。

 

4、施餓鬼会(せがきえ)の由来

 お釈迦さまの教え「救抜焔口餓鬼陀羅二尼経(ぐばつえんくがき だらにきょう)」が、基になっている。

 お盆とはもともと、別の行事だった施餓鬼会の法要が、先祖の霊を迎えるお盆の時期に行われることが多くなった。

 自分のご先祖様を供養するのは勿論のこと、それと同時に供養する人がいない無縁の仏様に対しても飲食を施して供養する法要。まさに生きとし生きるものすべての生命を供養する法要が施餓鬼会です。

 施餓鬼会を行うことは、善行(善い行い)とされ、良い功徳となって供養した人にも回向される(巡り回ってくる)とされています。

 

 「救抜焔口餓鬼陀羅二尼経」の内容

 阿難尊者が、お釈迦さまの教えによって、餓鬼に食べ物や水を施して短命を免れた話。

 主人公:阿難尊者(あなんそんじゃ)お釈迦さまの10人の偉大な弟子の1人。多聞第一(たもんだいいち)と呼ばれた方。お釈迦さま近くで常に身の回りのお世話を行っていた為、弟子の中で最も多くお釈迦さまの説法を聞きよく記憶していた方。

 

 ある時、阿難尊者が瞑想していると、やせ衰えた恐ろしい姿の餓鬼が突然現れました。

その餓鬼が阿難尊者に「お前は3日後に死んで、餓鬼の世界に生まれる」と告げました。驚いた阿難尊者は、助かるための方法をお釈迦さまに尋ねた所、餓鬼を供養するための作法を阿難尊者に授けました。

阿難尊者は、お釈迦さまがの教えの通り餓鬼に飲食を施し、供養を行うと餓鬼は救われ、阿難尊者は短命を免れて寿命を延ばす事ができたと言います。

 

5、お盆の時期にご先祖様を想い、施餓鬼会を執り行う意味

 今、私たちが生かされているのは、自分のご先祖さまは勿論のこと、過去の世の人々、現世の人々のお陰であることに気付き、ご先祖様やすべての生命を供養し感謝の心を捧げる。  

 そして、自分の幸せだけでなく、だれかの幸せを願って生活することを心掛けるキッカケにしてみてください。

 

お盆の迎え方・精霊棚や施餓鬼旗の意味とは!?

1、7月盆と8月盆

 お盆時期のずれが定着した理由は諸説あり!

 明治時代の改暦によって各行事が30日遅れとなり、旧暦の7月15日に行われていたお盆が、新暦の8月15日に行われるようになった。農業が盛んな地方では7月は農繁期で忙しいため、1ヶ月遅らせてお盆を行った説などです。 風習などは、地域によって異なります。

 

2、お盆・ご先祖様の迎え方

 迎え火・精霊迎え:13日(地方によって12日の夕方) 場所:お墓→家の前

 意味:我が家に帰ってくるご先祖さまが迷わない様ため。

 

3、精霊棚(しょうりょうだな)とは?

 仏壇が普及する前、お盆の時期に棚を作って、ご先祖様を迎える風習がある。

 お盆の時期に我が家に帰って来られた、ご先祖さまが休まれる場所であり、お供え物はご先祖様へのご馳走です。

 

4、お盆・ご先祖さまの送り方

 送り火・精霊流し・灯ろう流し:15~16日 ※京都の五山の送り火(16日夜)など 場所:家の前→お墓

 意味:ご先祖様を再び送るための道しるべ 

 お盆の時、精霊は山の方からやって来て、川から海に帰ると古来から信じていた為、精霊流しを行う。

 

5、お盆の時期に精霊棚や仏壇に飾る「施餓鬼旗」の意味

 5色で、欠かすことの出来ない、いのちの性質を表している。 青:空 黄:地 赤:火 白:水 黒:風

  

 五如来 5人の仏さまが餓鬼を救い、安らぎの世界へ導いてくれます。

 北方:離怖畏如来(釈迦如来)

    お釈迦さまは、慈悲の仏さま。餓鬼世界で、餓鬼は恐怖におののいている。その恐怖を取り除いてくださる。

 西方:甘露王如来(阿弥陀如来)

    餓鬼世界の苦しみを取り除き、身心を快楽にしてくれる仏さま。甘露は身心を潤してくれる意味がある。

 中央:広博身如来(大日如来)

    餓鬼の苦しみ(喉の渇き、食べても満腹にならない)から救い、飲食の楽しみを与える。

 南方:宝勝如来

    布施をせず、むさぼりの業を犯した餓鬼を救済し円満にしてくれる仏さま。

東方:妙色身如来(阿閦如来)

    醜い姿をした餓鬼を救う仏さま。妙(美しい)色身(からだ)の仏さま。供養すれば、供養する私達も穏やかな表情になります。 

 

〇普門寺の永代供養  樹木葬 ・ 納骨堂  ・ レンタル墓/家族型供養墓

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樹木葬 桜墓苑

シンボルの枝垂れ桜の木。奥に見えるのは、元禄6年(1693)に建立された本堂です。

もみじ寺の紅葉を一望出来ます。

納骨堂 光明殿(外観)と紅葉

納骨堂内。中心には大日如来さまをお祀りしています。

 

レンタル墓/家族型供養墓

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高野山真言宗 普門寺

愛知県豊橋市雲谷(うのや)町ナベ山下7番地 

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「初盆仏迎え法要を厳修しました!」お塔婆を建てて、普門寺の檀家さんで初盆をお迎えする方々の供養を執り行いました。

2023年07月31日 23時20分50秒 | お盆・お彼岸
精霊棚に水向けする様子
 
 
般若心経をお唱えして、ご供養しました。
 
 

精霊棚(しょうりょうだな)とは?

仏壇が普及する前、お盆の時期に棚を作って、ご先祖様を迎える風習がある。

お盆の時期に我が家に帰って来られた、ご先祖さまが休まれる場所であり、お供え物はご先祖様へのご馳走です。

総代さんと一緒に精霊棚を飾りました。

 
▷お墓などで見た事ある木の板「卒塔婆とは?」
卒塔婆(そとば)は、故人や御先祖様を供養するために建てるものです。お釈迦さまの遺骨を納めた仏塔が起源とされています。
仏塔は、五重塔の起源とされ塔を建立することは最上の功徳を積む行いとされています。卒塔婆を建てることは、五重塔などを建立するのと同じくらい大きな功徳を頂くことができ、その功徳が供養した人にも巡り回ってくるとされています。
仏塔を建立する意味から塔婆は一基ニ基と数えます。普門寺では、お盆や法事の際に塔婆を用意して供養します。
 
 

彼岸とは? 暑さ寒さも彼岸まで

2023年03月21日 08時24分22秒 | お盆・お彼岸

・暑さ寒さも彼岸まで:彼岸の中日は、季節の変わり目である。

・今日 彼岸 菩提の種を 蒔く日かな:ご先祖さまに感謝して、自分自身の心の中にも仏様と同じ仏心(他者のことを優しく慈しむ心)が備わっていることに気付く日

 

・彼岸とは?

3月の「春分(しゅんぶん)の日」9月の「秋分(しゅうぶん)の日」を「彼岸の中日」と言い、その前後6日間を含めた、計7日間が彼岸の期間です。

 

2023年 春の彼岸は、3月18日~24日です。

 

「春分の日」は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日

「秋分の日」は、「祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ」日として祝日に定められています。

 

・インドや中国にはない、日本独自の仏教行事です!

日本では、はるかに遠い昔から太陽を信仰するならわしがあり、太陽信仰と農耕儀礼が仏教の教えと結び付き現在の形になってきたと言う説があります。


 仏教では、仏様やご先祖さまがいらっしゃる世界<極楽(ごくらく)>を「彼岸(ひがん)」、いま私たちが生きている世界を「此岸(しがん)」といい、「彼岸」は、西に位置し、「此岸」は、東に位置するとされています。3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので彼岸と此岸がもっとも通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするようになったと言う説もあります。

 

昼と夜の長さが同じになる、春分・秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈むことから仏教で説く、かたよりのない心を持つ中道の教えにかなうとも言われています。

 

・お彼岸は、なにをしますか?

 お彼岸では、お盆の時のような特に決まった行事や飾りつけをすることはありませんが、一般的には中日の前後にお墓参りに行きます。


・お彼岸の期間の7日間は、中日はご先祖さまに感謝する日。

その前後6日間は、「六波羅蜜」という6つの仏道修行が、日ごろ実践できているかどうか見つめ直す期間でもあります。

六波羅蜜(ろくはらみつ)とは?

1.布施 (ふせ) 人に施しを与えること
2.持戒 (じかい) ルールを守ること
3.精進 (しょうじん) 常に努力すること
4.忍辱 (にんにく) 苦しくても耐えること
5.禅定 (ぜんじょう) 心を落ち着かせること。
6.智慧 (ちえ) 正しく判断力をもち、ものごとの真実を見る目をもつこと。

この6つの徳目をすべて実践するのは難しいことなので、1日1つずつの徳目を実践することを意識して彼岸の期間を過ごしてみてください。

まとめ

「彼岸の中日」の前後6日間を含めた計7日間が彼岸の期間です。

この期間中は先祖供養を行うと共に、自分自身の仏心(他者のことを優しく慈しむ心)に 改めて気付き、かたよりのない円満な心を持って優しい笑顔と、愛のある言葉で周りにおられる方に仏心のおすそ分けをして、心豊かな関係を気付くキッカケにしてみてください。

 

お家に仏壇(ぶつだん)がある場合は、仏壇や仏具(ぶつぐ)をきれいに掃除し、おはぎや季節の果物(くだもの)などをお供えします。

 

・牡丹餅(ぼたもち)とお萩(はぎ)の違いとは?

お彼岸の食べ物といえば、「牡丹餅」と「お萩」。

春のお彼岸の頃には牡丹(ぼたん)の花が咲き、秋のお彼岸の頃には萩(はぎ)の花が咲くことに由来しています。

また、牡丹の花は、大きな花ですから「牡丹餅」は大きめに、「萩」は小さな花なので「お萩」は小ぶりに作られるようになりました。

つまり、「牡丹餅」と「お萩」は、基本的には同じ食べ物ですが、食べる季節が違うため、呼びわけるようになったのです。
あんこに使われる“あずき”は、古くから悪いものを追いはらう効果があるとされてきました。春は、種をまき、食物の成長を願う季節、秋は、食物の収穫の季節です。

この時期にあずきを使った食べ物を食べたり、ご先祖さまに感謝することは、自然への 感謝や祈りとも深くむすびついているのです。

昔の人々は、自然を暮らしの中に上手にとりいれていました。季節の花を意識して食べ物の呼びかたやかたちを変え、ご先祖さまの供養を行う、こうした風習は、ずっと変わらずに残していきたいものです。

 

〇普門寺の永代供養  樹木葬 ・ 納骨堂  ・ レンタル墓/家族型供養墓

※宗派不問、生前予約可能です。

豊橋・豊川・湖西・田原・新城・浜松市で永代供養、墓じまい後の供養、墓地をお探しの方ご相談ください。

豊かな自然に囲まれた境内には樹木葬、遺骨を個別のロッカーに安置する納骨棚と合祀室を備えた納骨堂、複数霊の納骨が可能なレンタル式のお墓 家族型供養墓があります。

豊橋・豊川・浜松・湖西市の永代供養、墓じまい後の供養なら「豊橋のもみじ寺 普門寺 樹木葬・納骨堂・家族型供養墓」

永代供養の詳細は、こちらをご覧ください。 https://fumonji727.com/eitaikuyou.php

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シンボルの枝垂れ桜の木。奥に見えるのは、元禄6年(1693)に建立された本堂です。

もみじ寺の紅葉を一望出来ます。

納骨堂 光明殿(外観)と紅葉

納骨堂内。中心には大日如来さまをお祀りしています。

 

レンタル墓/家族型供養墓

石製プレート式の墓誌  〇〇家など、お好きな文字を入れることが可能です。


【豊橋のもみじ寺 普門寺!お彼岸の風景】彼岸会・永代供養(樹木葬・納骨堂・レンタル式お墓)合同供養・動物供養塔 合同供養会を厳修しました。

2022年09月24日 13時18分16秒 | お盆・お彼岸

 檀家さん、永代供養(樹木葬・納骨堂・レンタル式お墓)、ペット供養 動物供養塔を利用されている皆様と共に法要を厳修しました。

 

・暑さ寒さも彼岸まで:彼岸の中日は、季節の変わり目である。

・今日 彼岸 菩提の種を 蒔く日かな:ご先祖さまに感謝して、自分自身の心の中にも仏様と同じ仏心(他者のことを優しく慈しむ心)が備わっていることに気付く日

 

・彼岸とは?

3月の「春分(しゅんぶん)の日」9月の「秋分(しゅうぶん)の日」を「彼岸の中日」と言い、その前後6日間を含めた、計7日間が彼岸の期間です。

 

2022年 秋の彼岸は、9月20日~26日です。

 

「春分の日」は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日

「秋分の日」は、「祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ」日として祝日に定められています。

 

・インドや中国にはない、日本独自の仏教行事です!

日本では、はるかに遠い昔から太陽を信仰するならわしがあり、太陽信仰と農耕儀礼が仏教の教えと結び付き現在の形になってきたと言う説があります。


 仏教では、仏様やご先祖さまがいらっしゃる世界<極楽(ごくらく)>を「彼岸(ひがん)」、いま私たちが生きている世界を「此岸(しがん)」といい、「彼岸」は、西に位置し、「此岸」は、東に位置するとされています。3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので彼岸と此岸がもっとも通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするようになったと言う説もあります。

 

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 お彼岸では、お盆の時のような特に決まった行事や飾りつけをすることはありませんが、一般的には中日の前後にお墓参りに行きます。


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その前後6日間は、「六波羅蜜」という6つの仏道修行が、日ごろ実践できているかどうか見つめ直す期間でもあります。

六波羅蜜(ろくはらみつ)とは?

1.布施 (ふせ) 人に施しを与えること
2.持戒 (じかい) ルールを守ること
3.精進 (しょうじん) 常に努力すること
4.忍辱 (にんにく) 苦しくても耐えること
5.禅定 (ぜんじょう) 心を落ち着かせること。
6.智慧 (ちえ) 正しく判断力をもち、ものごとの真実を見る目をもつこと。

この6つの徳目をすべて実践するのは難しいことなので、1日1つずつの徳目を実践することを意識して彼岸の期間を過ごしてみてください。

まとめ

「彼岸の中日」の前後6日間を含めた計7日間が彼岸の期間です。

この期間中は先祖供養を行うと共に、自分自身の仏心(他者のことを優しく慈しむ心)に 改めて気付き、かたよりのない円満な心を持って優しい笑顔と、愛のある言葉で周りにおられる方に仏心のおすそ分けをして、心豊かな関係を気付くキッカケにしてみてください。

 

お家に仏壇(ぶつだん)がある場合は、仏壇や仏具(ぶつぐ)をきれいに掃除し、おはぎや季節の果物(くだもの)などをお供えします。

 

・牡丹餅(ぼたもち)とお萩(はぎ)の違いとは?

お彼岸の食べ物といえば、「牡丹餅」と「お萩」。

春のお彼岸の頃には牡丹(ぼたん)の花が咲き、秋のお彼岸の頃には萩(はぎ)の花が咲くことに由来しています。

また、牡丹の花は、大きな花ですから「牡丹餅」は大きめに、「萩」は小さな花なので「お萩」は小ぶりに作られるようになりました。

つまり、「牡丹餅」と「お萩」は、基本的には同じ食べ物ですが、食べる季節が違うため、呼びわけるようになったのです。
あんこに使われる“あずき”は、古くから悪いものを追いはらう効果があるとされてきました。春は、種をまき、食物の成長を願う季節、秋は、食物の収穫の季節です。

この時期にあずきを使った食べ物を食べたり、ご先祖さまに感謝することは、自然への 感謝や祈りとも深くむすびついているのです。

昔の人々は、自然を暮らしの中に上手にとりいれていました。季節の花を意識して食べ物の呼びかたやかたちを変え、ご先祖さまの供養を行う、こうした風習は、ずっと変わらずに残していきたいものです。

 

〇普門寺の永代供養  樹木葬 ・ 納骨堂  ・ レンタル墓/家族型供養墓

※宗派不問、生前予約可能です。

豊橋・豊川・湖西・田原・新城・浜松市で永代供養、墓じまい後の供養、墓地をお探しの方ご相談ください。

豊かな自然に囲まれた境内には樹木葬、遺骨を個別のロッカーに安置する納骨棚と合祀室を備えた納骨堂、複数霊の納骨が可能なレンタル式のお墓 家族型供養墓があります。

豊橋・豊川・浜松・湖西市の永代供養、墓じまい後の供養なら「豊橋のもみじ寺 普門寺 樹木葬・納骨堂・家族型供養墓」

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樹木葬 桜墓苑

シンボルの枝垂れ桜の木。奥に見えるのは、元禄6年(1693)に建立された本堂です。

もみじ寺の紅葉を一望出来ます。

納骨堂 光明殿(外観)と紅葉

納骨堂内。中心には大日如来さまをお祀りしています。

 

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彼岸とは? 暑さ寒さも彼岸まで

2022年09月22日 11時40分13秒 | お盆・お彼岸

・暑さ寒さも彼岸まで:彼岸の中日は、季節の変わり目である。

・今日 彼岸 菩提の種を 蒔く日かな:ご先祖さまに感謝して、自分自身の心の中にも仏様と同じ仏心(他者のことを優しく慈しむ心)が備わっていることに気付く日

 

・彼岸とは?

3月の「春分(しゅんぶん)の日」9月の「秋分(しゅうぶん)の日」を「彼岸の中日」と言い、その前後6日間を含めた、計7日間が彼岸の期間です。

 

2022年 秋の彼岸は、9月20日~26日です。

 

「春分の日」は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日

「秋分の日」は、「祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ」日として祝日に定められています。

 

・インドや中国にはない、日本独自の仏教行事です!

日本では、はるかに遠い昔から太陽を信仰するならわしがあり、太陽信仰と農耕儀礼が仏教の教えと結び付き現在の形になってきたと言う説があります。


 仏教では、仏様やご先祖さまがいらっしゃる世界<極楽(ごくらく)>を「彼岸(ひがん)」、いま私たちが生きている世界を「此岸(しがん)」といい、「彼岸」は、西に位置し、「此岸」は、東に位置するとされています。3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので彼岸と此岸がもっとも通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするようになったと言う説もあります。

 

昼と夜の長さが同じになる、春分・秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈むことから仏教で説く、かたよりのない心を持つ中道の教えにかなうとも言われています。

 

・お彼岸は、なにをしますか?

 お彼岸では、お盆の時のような特に決まった行事や飾りつけをすることはありませんが、一般的には中日の前後にお墓参りに行きます。


・お彼岸の期間の7日間は、中日はご先祖さまに感謝する日。

その前後6日間は、「六波羅蜜」という6つの仏道修行が、日ごろ実践できているかどうか見つめ直す期間でもあります。

六波羅蜜(ろくはらみつ)とは?

1.布施 (ふせ) 人に施しを与えること
2.持戒 (じかい) ルールを守ること
3.精進 (しょうじん) 常に努力すること
4.忍辱 (にんにく) 苦しくても耐えること
5.禅定 (ぜんじょう) 心を落ち着かせること。
6.智慧 (ちえ) 正しく判断力をもち、ものごとの真実を見る目をもつこと。

この6つの徳目をすべて実践するのは難しいことなので、1日1つずつの徳目を実践することを意識して彼岸の期間を過ごしてみてください。

まとめ

「彼岸の中日」の前後6日間を含めた計7日間が彼岸の期間です。

この期間中は先祖供養を行うと共に、自分自身の仏心(他者のことを優しく慈しむ心)に 改めて気付き、かたよりのない円満な心を持って優しい笑顔と、愛のある言葉で周りにおられる方に仏心のおすそ分けをして、心豊かな関係を気付くキッカケにしてみてください。

 

お家に仏壇(ぶつだん)がある場合は、仏壇や仏具(ぶつぐ)をきれいに掃除し、おはぎや季節の果物(くだもの)などをお供えします。

 

・牡丹餅(ぼたもち)とお萩(はぎ)の違いとは?

お彼岸の食べ物といえば、「牡丹餅」と「お萩」。

春のお彼岸の頃には牡丹(ぼたん)の花が咲き、秋のお彼岸の頃には萩(はぎ)の花が咲くことに由来しています。

また、牡丹の花は、大きな花ですから「牡丹餅」は大きめに、「萩」は小さな花なので「お萩」は小ぶりに作られるようになりました。

つまり、「牡丹餅」と「お萩」は、基本的には同じ食べ物ですが、食べる季節が違うため、呼びわけるようになったのです。
あんこに使われる“あずき”は、古くから悪いものを追いはらう効果があるとされてきました。春は、種をまき、食物の成長を願う季節、秋は、食物の収穫の季節です。

この時期にあずきを使った食べ物を食べたり、ご先祖さまに感謝することは、自然への 感謝や祈りとも深くむすびついているのです。

昔の人々は、自然を暮らしの中に上手にとりいれていました。季節の花を意識して食べ物の呼びかたやかたちを変え、ご先祖さまの供養を行う、こうした風習は、ずっと変わらずに残していきたいものです。

 

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シンボルの枝垂れ桜の木。奥に見えるのは、元禄6年(1693)に建立された本堂です。

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納骨堂内。中心には大日如来さまをお祀りしています。

 

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「お盆・施餓鬼」の由来とは!? お盆の迎え方・精霊棚や施餓鬼旗の意味とは!?

2022年08月03日 08時14分32秒 | お盆・お彼岸

「お盆・施餓鬼」の由来とは!?

1、お盆について、お子さんへ簡単に説明する時

 8月13~15日(7月13~15日)に、ご先祖さまを家にお迎えして「いつも見守ってくれて、ありがとうございます」と感謝を伝える日。

 

2、お盆と言う言葉の語源

 昔のインドの言葉「ウランバナ」を音訳して「盂蘭盆(うらぼん)」と言う漢字に当てはめた。日本では、それを省略して「盆」「お盆」と呼ぶ。

 日本では、季節的な宗教行事として定着しているお盆ですが、その起源は2500年前のインドであり、中国を経由して、日本に伝わった。

 

3、お盆の由来

 お釈迦さまの教え「仏説盂蘭盆経(ぶっせつ うらぼんきょう)」が、基になっている。

 

 「仏説盂蘭盆経」の内容 

 お釈迦様の教えによって、餓鬼道(がきどう)に堕ちた、目連尊者(もくれんそんじゃ)の母親が救われた話。

 主人公:目連尊者 お釈迦さまの10人の偉大な弟子の1人。神通第一(じんつうだいいち)と呼ばれ超能力に似た力が、非常に強い方。

 ※六道と浄土

  ①地獄:最も苦しみの激しい世界。

  ②餓鬼:飢えと渇きでガリガリにやせ細り苦しむ世界。食べ物は灰となり、喉の渇きも潤すことが出来ません。

  ③畜生:動物や鳥、昆虫の世界。自分より強い生き物に突然襲われるため、常に不安に怯える世界。

  ④修羅:常に喧嘩や争いごとをしている世界。

  ⑤人間界:苦しみも楽しみもある私たちの生きている世界。

  ⑥天上界:六道の中では楽しみの多い世界ですが、浄土とは違って、やはり迷いの世界。悲しみもあり寿命もある。

これらの世界から抜け出す(解脱 げだつ)すると仏の世界(浄土)に到達することが出来るとされる。

 

 目連尊者が、神通力を使って亡き母の様子を観たところ、餓鬼世界で苦しんでいました。目連尊者はお母さんを助けるために、神通力を使い飲み物や食べ物を送りましたが、それらをお母さんが口にしようとすると燃え上がり、食べることも飲むこともできません。

 目連尊者は、お釈迦さまを訪ねて自分の母親を、餓鬼道の苦しみから救う方法を尋ねました。

 お釈迦さまは、「安居会(あんごえ。雨季の時期、道場などに籠もって修行を行うこと)の終わる7月15日に、大勢の僧たちに、たくさんの食べ物や水などを施して供養しなさい。その功徳によって、あなたのお母さんは苦しみから救われるでしょう」と目蓮尊者に母親を助ける手だてを授けました。

 そして、目連尊者は教えの通り大勢の僧たちに施しを行い、母親の追善供養を行ったことで、無事に餓鬼道に堕ちた母親は救われたと言います。

 この安居会の終わった7月15日に、父母や先祖の霊などのために、衆僧に対してさまざまな施しを行い、供養をしたのが "お盆" の始まりだと言われています。

 

4、施餓鬼会(せがきえ)の由来

 お釈迦さまの教え「救抜焔口餓鬼陀羅二尼経(ぐばつえんくがき だらにきょう)」が、基になっている。

 お盆とはもともと、別の行事だった施餓鬼会の法要が、先祖の霊を迎えるお盆の時期に行われることが多くなった。

 自分のご先祖様を供養するのは勿論のこと、それと同時に供養する人がいない無縁の仏様に対しても飲食を施して供養する法要。まさに生きとし生きるものすべての生命を供養する法要が施餓鬼会です。

 施餓鬼会を行うことは、善行(善い行い)とされ、良い功徳となって供養した人にも回向される(巡り回ってくる)とされています。

 

 「救抜焔口餓鬼陀羅二尼経」の内容

 阿難尊者が、お釈迦さまの教えによって、餓鬼に食べ物や水を施して短命を免れた話。

 主人公:阿難尊者(あなんそんじゃ)お釈迦さまの10人の偉大な弟子の1人。多聞第一(たもんだいいち)と呼ばれた方。お釈迦さま近くで常に身の回りのお世話を行っていた為、弟子の中で最も多くお釈迦さまの説法を聞きよく記憶していた方。

 

 ある時、阿難尊者が瞑想していると、やせ衰えた恐ろしい姿の餓鬼が突然現れました。

その餓鬼が阿難尊者に「お前は3日後に死んで、餓鬼の世界に生まれる」と告げました。驚いた阿難尊者は、助かるための方法をお釈迦さまに尋ねた所、餓鬼を供養するための作法を阿難尊者に授けました。

阿難尊者は、お釈迦さまがの教えの通り餓鬼に飲食を施し、供養を行うと餓鬼は救われ、阿難尊者は短命を免れて寿命を延ばす事ができたと言います。

 

5、お盆の時期にご先祖様を想い、施餓鬼会を執り行う意味

 今、私たちが生かされているのは、自分のご先祖さまは勿論のこと、過去の世の人々、現世の人々のお陰であることに気付き、ご先祖様やすべての生命を供養し感謝の心を捧げる。  

 そして、自分の幸せだけでなく、だれかの幸せを願って生活することを心掛けるキッカケにしてみてください。

 

お盆の迎え方・精霊棚や施餓鬼旗の意味とは!?

1、7月盆と8月盆

 お盆時期のずれが定着した理由は諸説あり!

 明治時代の改暦によって各行事が30日遅れとなり、旧暦の7月15日に行われていたお盆が、新暦の8月15日に行われるようになった。農業が盛んな地方では7月は農繁期で忙しいため、1ヶ月遅らせてお盆を行った説などです。 風習などは、地域によって異なります。

 

2、お盆・ご先祖様の迎え方

 迎え火・精霊迎え:13日(地方によって12日の夕方) 場所:お墓→家の前

 意味:我が家に帰ってくるご先祖さまが迷わない様ため。

 

3、精霊棚(しょうりょうだな)とは?

 仏壇が普及する前、お盆の時期に棚を作って、ご先祖様を迎える風習がある。

 お盆の時期に我が家に帰って来られた、ご先祖さまが休まれる場所であり、お供え物はご先祖様へのご馳走です。

 

4、お盆・ご先祖さまの送り方

 送り火・精霊流し・灯ろう流し:15~16日 ※京都の五山の送り火(16日夜)など 場所:家の前→お墓

 意味:ご先祖様を再び送るための道しるべ 

 お盆の時、精霊は山の方からやって来て、川から海に帰ると古来から信じていた為、精霊流しを行う。

 

5、お盆の時期に精霊棚や仏壇に飾る「施餓鬼旗」の意味

 5色で、欠かすことの出来ない、いのちの性質を表している。 青:空 黄:地 赤:火 白:水 黒:風

  

 五如来 5人の仏さまが餓鬼を救い、安らぎの世界へ導いてくれます。

 北方:離怖畏如来(釈迦如来)

    お釈迦さまは、慈悲の仏さま。餓鬼世界で、餓鬼は恐怖におののいている。その恐怖を取り除いてくださる。

 西方:甘露王如来(阿弥陀如来)

    餓鬼世界の苦しみを取り除き、身心を快楽にしてくれる仏さま。甘露は身心を潤してくれる意味がある。

 中央:広博身如来(大日如来)

    餓鬼の苦しみ(喉の渇き、食べても満腹にならない)から救い、飲食の楽しみを与える。

 南方:宝勝如来

    布施をせず、むさぼりの業を犯した餓鬼を救済し円満にしてくれる仏さま。

東方:妙色身如来(阿閦如来)

    醜い姿をした餓鬼を救う仏さま。妙(美しい)色身(からだ)の仏さま。供養すれば、供養する私達も穏やかな表情になります。 

 

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※宗派不問、生前予約可能です。

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豊かな自然に囲まれた境内には樹木葬、遺骨を個別のロッカーに安置する納骨棚と合祀室を備えた納骨堂、複数霊の納骨が可能なレンタル式のお墓 家族型供養墓があります。

豊橋・豊川・浜松・湖西市の永代供養、墓じまい後の供養なら「豊橋のもみじ寺 普門寺 樹木葬・納骨堂・家族型供養墓」

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高野山真言宗 普門寺

愛知県豊橋市雲谷(うのや)町ナベ山下7番地 

問い合わせ:0532-41-4500(8時~17時)

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「初盆仏迎え法要を厳修しました!」お塔婆を建てて、普門寺の檀家さんで初盆をお迎えする方々の供養を執り行いました。

2022年08月02日 13時14分19秒 | お盆・お彼岸
お塔婆を建てて、普門寺の檀家さんで初盆をお迎えする方々の供養を執り行いました。
 
▷お墓などで見た事ある木の板「卒塔婆とは?」
卒塔婆(そとば)は、故人や御先祖様を供養するために建てるものです。お釈迦さまの遺骨を納めた仏塔が起源とされています。
仏塔は、五重塔の起源とされ塔を建立することは最上の功徳を積む行いとされています。卒塔婆を建てることは、五重塔などを建立するのと同じくらい大きな功徳を頂くことができ、その功徳が供養した人にも巡り回ってくるとされています。
仏塔を建立する意味から塔婆は一基ニ基と数えます。普門寺では、お盆や法事の際に塔婆を用意して供養します。
 
 
 

「お盆・施餓鬼」の由来とは!? お盆の迎え方・精霊棚や施餓鬼旗の意味とは!?

2021年08月13日 12時51分00秒 | お盆・お彼岸

「お盆・施餓鬼」の由来とは!?

1、お盆について、お子さんへ簡単に説明する時

 8月13~15日(7月13~15日)に、ご先祖さまを家にお迎えして「いつも見守ってくれて、ありがとうございます」と感謝を伝える日。

 

2、お盆と言う言葉の語源

 昔のインドの言葉「ウランバナ」を音訳して「盂蘭盆(うらぼん)」と言う漢字に当てはめた。日本では、それを省略して「盆」「お盆」と呼ぶ。

 日本では、季節的な宗教行事として定着しているお盆ですが、その起源は2500年前のインドであり、中国を経由して、日本に伝わった。

 

3、お盆の由来

 お釈迦さまの教え「仏説盂蘭盆経(ぶっせつ うらぼんきょう)」が、基になっている。

 

 「仏説盂蘭盆経」の内容 

 お釈迦様の教えによって、餓鬼道(がきどう)に堕ちた、目連尊者(もくれんそんじゃ)の母親が救われた話。

 主人公:目連尊者 お釈迦さまの10人の偉大な弟子の1人。神通第一(じんつうだいいち)と呼ばれ超能力に似た力が、非常に強い方。

 ※六道と浄土

  ①地獄:最も苦しみの激しい世界。

  ②餓鬼:飢えと渇きでガリガリにやせ細り苦しむ世界。食べ物は灰となり、喉の渇きも潤すことが出来ません。

  ③畜生:動物や鳥、昆虫の世界。自分より強い生き物に突然襲われるため、常に不安に怯える世界。

  ④修羅:常に喧嘩や争いごとをしている世界。

  ⑤人間界:苦しみも楽しみもある私たちの生きている世界。

  ⑥天上界:六道の中では楽しみの多い世界ですが、浄土とは違って、やはり迷いの世界。悲しみもあり寿命もある。

これらの世界から抜け出す(解脱 げだつ)すると仏の世界(浄土)に到達することが出来るとされる。

 

 目連尊者が、神通力を使って亡き母の様子を観たところ、餓鬼世界で苦しんでいました。目連尊者はお母さんを助けるために、神通力を使い飲み物や食べ物を送りましたが、それらをお母さんが口にしようとすると燃え上がり、食べることも飲むこともできません。

 目連尊者は、お釈迦さまを訪ねて自分の母親を、餓鬼道の苦しみから救う方法を尋ねました。

 お釈迦さまは、「安居会(あんごえ。雨季の時期、道場などに籠もって修行を行うこと)の終わる7月15日に、大勢の僧たちに、たくさんの食べ物や水などを施して供養しなさい。その功徳によって、あなたのお母さんは苦しみから救われるでしょう」と目蓮尊者に母親を助ける手だてを授けました。

 そして、目連尊者は教えの通り大勢の僧たちに施しを行い、母親の追善供養を行ったことで、無事に餓鬼道に堕ちた母親は救われたと言います。

 この安居会の終わった7月15日に、父母や先祖の霊などのために、衆僧に対してさまざまな施しを行い、供養をしたのが "お盆" の始まりだと言われています。

 

4、施餓鬼会(せがきえ)の由来

 お釈迦さまの教え「救抜焔口餓鬼陀羅二尼経(ぐばつえんくがき だらにきょう)」が、基になっている。

 お盆とはもともと、別の行事だった施餓鬼会の法要が、先祖の霊を迎えるお盆の時期に行われることが多くなった。

 自分のご先祖様を供養するのは勿論のこと、それと同時に供養する人がいない無縁の仏様に対しても飲食を施して供養する法要。まさに生きとし生きるものすべての生命を供養する法要が施餓鬼会です。

 施餓鬼会を行うことは、善行(善い行い)とされ、良い功徳となって供養した人にも回向される(巡り回ってくる)とされています。

 

 「救抜焔口餓鬼陀羅二尼経」の内容

 阿難尊者が、お釈迦さまの教えによって、餓鬼に食べ物や水を施して短命を免れた話。

 主人公:阿難尊者(あなんそんじゃ)お釈迦さまの10人の偉大な弟子の1人。多聞第一(たもんだいいち)と呼ばれた方。お釈迦さま近くで常に身の回りのお世話を行っていた為、弟子の中で最も多くお釈迦さまの説法を聞きよく記憶していた方。

 

 ある時、阿難尊者が瞑想していると、やせ衰えた恐ろしい姿の餓鬼が突然現れました。

その餓鬼が阿難尊者に「お前は3日後に死んで、餓鬼の世界に生まれる」と告げました。驚いた阿難尊者は、助かるための方法をお釈迦さまに尋ねた所、餓鬼を供養するための作法を阿難尊者に授けました。

阿難尊者は、お釈迦さまがの教えの通り餓鬼に飲食を施し、供養を行うと餓鬼は救われ、阿難尊者は短命を免れて寿命を延ばす事ができたと言います。

 

5、お盆の時期にご先祖様を想い、施餓鬼会を執り行う意味

 今、私たちが生かされているのは、自分のご先祖さまは勿論のこと、過去の世の人々、現世の人々のお陰であることに気付き、ご先祖様やすべての生命を供養し感謝の心を捧げる。  

 そして、自分の幸せだけでなく、だれかの幸せを願って生活することを心掛けるキッカケにしてみてください。

 

お盆の迎え方・精霊棚や施餓鬼旗の意味とは!?

1、7月盆と8月盆

 お盆時期のずれが定着した理由は諸説あり!

 明治時代の改暦によって各行事が30日遅れとなり、旧暦の7月15日に行われていたお盆が、新暦の8月15日に行われるようになった。農業が盛んな地方では7月は農繁期で忙しいため、1ヶ月遅らせてお盆を行った説などです。 風習などは、地域によって異なります。

 

2、お盆・ご先祖様の迎え方

 迎え火・精霊迎え:13日(地方によって12日の夕方) 場所:お墓→家の前

 意味:我が家に帰ってくるご先祖さまが迷わない様ため。

 

3、精霊棚(しょうりょうだな)とは?

 仏壇が普及する前、お盆の時期に棚を作って、ご先祖様を迎える風習がある。

 お盆の時期に我が家に帰って来られた、ご先祖さまが休まれる場所であり、お供え物はご先祖様へのご馳走です。

 

4、お盆・ご先祖さまの送り方

 送り火・精霊流し・灯ろう流し:15~16日 ※京都の五山の送り火(16日夜)など 場所:家の前→お墓

 意味:ご先祖様を再び送るための道しるべ 

 お盆の時、精霊は山の方からやって来て、川から海に帰ると古来から信じていた為、精霊流しを行う。

 

5、お盆の時期に精霊棚や仏壇に飾る「施餓鬼旗」の意味

 5色で、欠かすことの出来ない、いのちの性質を表している。 青:空 黄:地 赤:火 白:水 黒:風

  

 五如来 5人の仏さまが餓鬼を救い、安らぎの世界へ導いてくれます。

 北方:離怖畏如来(釈迦如来)

    お釈迦さまは、慈悲の仏さま。餓鬼世界で、餓鬼は恐怖におののいている。その恐怖を取り除いてくださる。

 西方:甘露王如来(阿弥陀如来)

    餓鬼世界の苦しみを取り除き、身心を快楽にしてくれる仏さま。甘露は身心を潤してくれる意味がある。

 中央:広博身如来(大日如来)

    餓鬼の苦しみ(喉の渇き、食べても満腹にならない)から救い、飲食の楽しみを与える。

 南方:宝勝如来

    布施をせず、むさぼりの業を犯した餓鬼を救済し円満にしてくれる仏さま。

東方:妙色身如来(阿閦如来)

    醜い姿をした餓鬼を救う仏さま。妙(美しい)色身(からだ)の仏さま。供養すれば、供養する私達も穏やかな表情になります。 

 

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「お盆・施餓鬼」の由来とは!? お盆の迎え方・精霊棚や施餓鬼旗の意味とは!?

2021年08月09日 10時39分19秒 | お盆・お彼岸

「お盆・施餓鬼」の由来とは!?

1、お盆について、お子さんへ簡単に説明する時

 8月13~15日(7月13~15日)に、ご先祖さまを家にお迎えして「いつも見守ってくれて、ありがとうございます」と感謝を伝える日。

 

2、お盆と言う言葉の語源

 昔のインドの言葉「ウランバナ」を音訳して「盂蘭盆(うらぼん)」と言う漢字に当てはめた。日本では、それを省略して「盆」「お盆」と呼ぶ。

 日本では、季節的な宗教行事として定着しているお盆ですが、その起源は2500年前のインドであり、中国を経由して、日本に伝わった。

 

3、お盆の由来

 お釈迦さまの教え「仏説盂蘭盆経(ぶっせつ うらぼんきょう)」が、基になっている。

 

 「仏説盂蘭盆経」の内容 

 お釈迦様の教えによって、餓鬼道(がきどう)に堕ちた、目連尊者(もくれんそんじゃ)の母親が救われた話。

 主人公:目連尊者 お釈迦さまの10人の偉大な弟子の1人。神通第一(じんつうだいいち)と呼ばれ超能力に似た力が、非常に強い方。

 ※六道と浄土

  ①地獄:最も苦しみの激しい世界。

  ②餓鬼:飢えと渇きでガリガリにやせ細り苦しむ世界。食べ物は灰となり、喉の渇きも潤すことが出来ません。

  ③畜生:動物や鳥、昆虫の世界。自分より強い生き物に突然襲われるため、常に不安に怯える世界。

  ④修羅:常に喧嘩や争いごとをしている世界。

  ⑤人間界:苦しみも楽しみもある私たちの生きている世界。

  ⑥天上界:六道の中では楽しみの多い世界ですが、浄土とは違って、やはり迷いの世界。悲しみもあり寿命もある。

これらの世界から抜け出す(解脱 げだつ)すると仏の世界(浄土)に到達することが出来るとされる。

 

 目連尊者が、神通力を使って亡き母の様子を観たところ、餓鬼世界で苦しんでいました。目連尊者はお母さんを助けるために、神通力を使い飲み物や食べ物を送りましたが、それらをお母さんが口にしようとすると燃え上がり、食べることも飲むこともできません。

 目連尊者は、お釈迦さまを訪ねて自分の母親を、餓鬼道の苦しみから救う方法を尋ねました。

 お釈迦さまは、「安居会(あんごえ。雨季の時期、道場などに籠もって修行を行うこと)の終わる7月15日に、大勢の僧たちに、たくさんの食べ物や水などを施して供養しなさい。その功徳によって、あなたのお母さんは苦しみから救われるでしょう」と目蓮尊者に母親を助ける手だてを授けました。

 そして、目連尊者は教えの通り大勢の僧たちに施しを行い、母親の追善供養を行ったことで、無事に餓鬼道に堕ちた母親は救われたと言います。

 この安居会の終わった7月15日に、父母や先祖の霊などのために、衆僧に対してさまざまな施しを行い、供養をしたのが "お盆" の始まりだと言われています。

 

4、施餓鬼会(せがきえ)の由来

 お釈迦さまの教え「救抜焔口餓鬼陀羅二尼経(ぐばつえんくがき だらにきょう)」が、基になっている。

 お盆とはもともと、別の行事だった施餓鬼会の法要が、先祖の霊を迎えるお盆の時期に行われることが多くなった。

 自分のご先祖様を供養するのは勿論のこと、それと同時に供養する人がいない無縁の仏様に対しても飲食を施して供養する法要。まさに生きとし生きるものすべての生命を供養する法要が施餓鬼会です。

 施餓鬼会を行うことは、善行(善い行い)とされ、良い功徳となって供養した人にも回向される(巡り回ってくる)とされています。

 

 「救抜焔口餓鬼陀羅二尼経」の内容

 阿難尊者が、お釈迦さまの教えによって、餓鬼に食べ物や水を施して短命を免れた話。

 主人公:阿難尊者(あなんそんじゃ)お釈迦さまの10人の偉大な弟子の1人。多聞第一(たもんだいいち)と呼ばれた方。お釈迦さま近くで常に身の回りのお世話を行っていた為、弟子の中で最も多くお釈迦さまの説法を聞きよく記憶していた方。

 

 ある時、阿難尊者が瞑想していると、やせ衰えた恐ろしい姿の餓鬼が突然現れました。

その餓鬼が阿難尊者に「お前は3日後に死んで、餓鬼の世界に生まれる」と告げました。驚いた阿難尊者は、助かるための方法をお釈迦さまに尋ねた所、餓鬼を供養するための作法を阿難尊者に授けました。

阿難尊者は、お釈迦さまがの教えの通り餓鬼に飲食を施し、供養を行うと餓鬼は救われ、阿難尊者は短命を免れて寿命を延ばす事ができたと言います。

 

5、お盆の時期にご先祖様を想い、施餓鬼会を執り行う意味

 今、私たちが生かされているのは、自分のご先祖さまは勿論のこと、過去の世の人々、現世の人々のお陰であることに気付き、ご先祖様やすべての生命を供養し感謝の心を捧げる。  

 そして、自分の幸せだけでなく、だれかの幸せを願って生活することを心掛けるキッカケにしてみてください。

 

お盆の迎え方・精霊棚や施餓鬼旗の意味とは!?

1、7月盆と8月盆

 お盆時期のずれが定着した理由は諸説あり!

 明治時代の改暦によって各行事が30日遅れとなり、旧暦の7月15日に行われていたお盆が、新暦の8月15日に行われるようになった。農業が盛んな地方では7月は農繁期で忙しいため、1ヶ月遅らせてお盆を行った説などです。 風習などは、地域によって異なります。

 

2、お盆・ご先祖様の迎え方

 迎え火・精霊迎え:13日(地方によって12日の夕方) 場所:お墓→家の前

 意味:我が家に帰ってくるご先祖さまが迷わない様ため。

 

3、精霊棚(しょうりょうだな)とは?

 仏壇が普及する前、お盆の時期に棚を作って、ご先祖様を迎える風習がある。

 お盆の時期に我が家に帰って来られた、ご先祖さまが休まれる場所であり、お供え物はご先祖様へのご馳走です。

 

4、お盆・ご先祖さまの送り方

 送り火・精霊流し・灯ろう流し:15~16日 ※京都の五山の送り火(16日夜)など 場所:家の前→お墓

 意味:ご先祖様を再び送るための道しるべ 

 お盆の時、精霊は山の方からやって来て、川から海に帰ると古来から信じていた為、精霊流しを行う。

 

5、お盆の時期に精霊棚や仏壇に飾る「施餓鬼旗」の意味

 5色で、欠かすことの出来ない、いのちの性質を表している。 青:空 黄:地 赤:火 白:水 黒:風

  

 五如来 5人の仏さまが餓鬼を救い、安らぎの世界へ導いてくれます。

 北方:離怖畏如来(釈迦如来)

    お釈迦さまは、慈悲の仏さま。餓鬼世界で、餓鬼は恐怖におののいている。その恐怖を取り除いてくださる。

 西方:甘露王如来(阿弥陀如来)

    餓鬼世界の苦しみを取り除き、身心を快楽にしてくれる仏さま。甘露は身心を潤してくれる意味がある。

 中央:広博身如来(大日如来)

    餓鬼の苦しみ(喉の渇き、食べても満腹にならない)から救い、飲食の楽しみを与える。

 南方:宝勝如来

    布施をせず、むさぼりの業を犯した餓鬼を救済し円満にしてくれる仏さま。

東方:妙色身如来(阿閦如来)

    醜い姿をした餓鬼を救う仏さま。妙(美しい)色身(からだ)の仏さま。供養すれば、供養する私達も穏やかな表情になります。 

 

高野山真言宗 普門寺

愛知県豊橋市雲谷(うのや)町ナベ山下7番地 

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