THE BOOKハンター!

~〈本の虫〉の痛快読書日誌~

「スヌーピーの聖書のはなし」(ロバート・L・ショート/講談社)

2010年10月25日 | Weblog
 家の近くにある大型ショッピングセンター内の本屋さん。私の行きつけの店ですが、先日、初めて奥の専門書コーナーに足を延ばすと、キリスト教の棚を発見。その充実ぶりに驚いてしまいました。そして、この1冊の本に目がとまりした。

 全米で1000万部突破の名著を訳した本。聖書のたとえ話や罪と罰、不安と恐れ、愛と信仰といったポピュラーなテーマをとりあげたマンガを紹介しながら、その隠れた意味を解き明かしたユニークなもので、聖書の入門書として楽しく読むことができました。

 チャーリー・ブラウンが失敗をくり返すのには、深い深いわけがある!? ルーシーがしあわせになれない本当の原因は? ライナスの毛布が意味するものは?……その本の筆者によると、どれも聖書的な意味が込められていたのです。

 「ピーナッツ」の作者であるチャールズ・М・シュルツは、「マンガの中に何も意味をこめないのなら、むしろ何も描かないほうがましだ。含みのないユーモアには、値打ちなどない」と語っていました。

 スヌーピーが誕生して今年で60年。私はこれまでこの漫画を読んだことがなかったのですが、この本を読んで「ピーナッツ」についての理解を深めました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿