昭和19年(1944)に召集されて太平洋戦争に出征し、ラバウル戦線で爆撃を受け左腕を失った漫画家・水木しげる戦記“玉砕”シリーズの集大成となる本書は、水木自らの体験とその後の取材を元に、戦争を知らない人たちのために、戦争の実態をリアルに描いた410ページに及ぶ大作です。
収録作「セントジョージ岬~総員玉砕せよ~」は、今月12日にNHKで放送された終戦記念ドラマ「鬼太郎が見た玉砕"水木しげるが見た戦争"」の原作で、私はドラマを見てすぐに本書を購入しようといくつかの書店を回りましたが、どこもすでに売り切れとなっており、インターネットで注文。きょう、ようやく入手しました。
戦時下に生きる日本兵や指揮官らの姿が生々しく描かれており、目を覆いたくなる場面も多々ありますが、物語の世界にぐいぐいと引き込まれ、2時間あまりで読んでしまいました。
日本が再び「戦争ができる国」になろうとしていることを危惧する水木さん。本書には、水木さんの平和を守ろうとする願いが詰め込まれています。
当時の戦況を伝える写真や水木さんへのロングインタビューも収録されており、日本がおこなった戦争についての理解を深めることもできます。
収録作「セントジョージ岬~総員玉砕せよ~」は、今月12日にNHKで放送された終戦記念ドラマ「鬼太郎が見た玉砕"水木しげるが見た戦争"」の原作で、私はドラマを見てすぐに本書を購入しようといくつかの書店を回りましたが、どこもすでに売り切れとなっており、インターネットで注文。きょう、ようやく入手しました。
戦時下に生きる日本兵や指揮官らの姿が生々しく描かれており、目を覆いたくなる場面も多々ありますが、物語の世界にぐいぐいと引き込まれ、2時間あまりで読んでしまいました。
日本が再び「戦争ができる国」になろうとしていることを危惧する水木さん。本書には、水木さんの平和を守ろうとする願いが詰め込まれています。
当時の戦況を伝える写真や水木さんへのロングインタビューも収録されており、日本がおこなった戦争についての理解を深めることもできます。