FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>小川山キャンプ2013

2013-08-08 11:51:12 | クライミングレッスン報告
7月28日(日)~29日(月)
メンバー:たけくん(小4)、ユキちゃん(小5)、しいちゃん(中1)、タクミ(中2)、コーヘイ(中2)

今日から1泊2日で小川山・廻り目平キャンプ場でチームメンバーのアウトドア合宿である。
キャンプ生活とアウトドアでのクライミングを通じて自然と親しみ、
集中力のある、強いしなやかな心を育むと同時に、自然の岩場でのマナーも学ぶ機会としている

10:40に一人参加の中学生男子2人をピックアップするために信濃川上駅へ
電車が到着すると間もなく、大きな荷物を背負って二人が登場。
ザックを背負う姿がちょっとサマになってきたかな

途中のスーパーでしいちゃんと待ち合わせ(しいちゃんはご家族と参加)、買い出しの残りを済ませてからキャンプ場へGO
今回の合宿では、中学生たちは全て自分たちで食事もテントも準備することにしている。
昨日も中学生が集まってメニューを話し合い、食料の買い出しをおおかた済ませたが、
彼らの自立を図るべく、私は買い出しから全く口出しをしていない。

キャンプ場に到着すると、他の小学生のご家族はすでにテントを建て終えていた。
私たちも急いでテント設営
昨年、中学生になって初めての一人参加だったコーヘイとタクミは、ただオロオロするばかりで有効な行動がとれていなかったが、今年はテキパキと動いているではないか
しかも、「センセイ、まだ何か運ぶものありますか?」なーんて言って来る
驚いた成長するものだね

今年は中学生で役割を決めた。
タイムキーパーにしいちゃん。何時までに何をするか、というタイムテーブルを把握して、時間をメンバーに知らせる。
会計はタクミ。食料費用などをみんなから集め、管理する。
全体の進行係(リーダー)がコーヘイ。効率良く動くために段取りを考え、適材適所に仲間を配置。
この役割分担に従って、みんな上手く動き、ほぼ時間通りにテント設営&昼食完了


さて、いよいよクライミング。
今日は花崗岩に慣れるべく、ボルダーだ。
今日のエリアは、クジラ岩周辺。
足慣らしに低い岩が多いキャンプ場ボルダーで少し登ってからにする?と小学生たちに聞くと、いきなり行って良いよ、と言う。
で、タクミを先頭にクジラ岩へ。
帰りに焚き火用の薪拾いもする予定なので、薪を入れる袋なども持って出発


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@FREEDOM

2013-08-06 11:36:58 | クライミングレッスン報告
7月23日(火)
メンバー:リューセイ(小4)、たけくん(小4)、ユキちゃん(小5)、りょーた(小6)

モチベーションの高い4人のレッスン。なかなか良い顔合わせだ

近頃、リューセイが一味違って来た

クライミングは好きみたいなのだが、根気がなくてすぐに「あ、ダメだ」とあっさり諦める
「手が痛い~」と泣きが入り、1レッスン登り続けることができない
でも、アウトドアやサマーキャンプなどには必ず来て、みんなと遊ぶ時の集中力はめちゃくちゃ高い
中学生のコーヘイやタクミに人一倍可愛がられているのもリューセイなのだ

そんなリューセイだが、今日のレッスンでは基本練習を真剣な面持ちできっちり練習。
今までは「あ」とか言ってズルズル落ちていた練習も最後までこなせるようになったばかりか、なかなか良い動き
あらちょっとびっくりだよ

しかもセッションの時間では、目標の課題に最後まで諦めることなく果敢にトライし続けた
「この課題を登りたい」という気持ちが生まれて来たようだ。
目標を持ってトライする経験を初体験中だね

たけくんとりょーたはレベルが同じくらい。
片方が完登すると、もう一人も負けじと完登
なかなか良い感じでセッションしていた
ルートで恐怖心が出てしまい、伸び悩み中のたけくん
ほら、ボルダーは強いんだよもっと自信を持とうね

ユキちゃんはルートのグレードが上がって来ており、ルートのレッスンは精神的にもハードになって来ている
なので、ここでのレッスンは「楽しむ」のが目的。
まだまだ小学生のうちは、楽しむことを忘れては先々息切れしてしまう
友達とたくさん登って楽しそうだったね

<レッスン日誌>チームFCC合同練習会

2013-08-02 11:46:11 | クライミングレッスン報告
7月20日(土)
メンバー:コーヘイ(中2)、タクミ(中2)、しいちゃん(中2)、たけくん(小4)、のんちゃん(小4)

ユキちゃんが学校行事でお休み

チームの合同練習会では、なるべく座学の時間を入れるようにしている。
取り組みや日常の心構えや、自分を知ることは今後の競技生活やクライミング活動に必須だからだ。
今日は自己分析。
ワークシートに従って今の自分を振り返ってもらい、出来ていることをチャート図にしてもらう。
自分の弱いところ、出来ていないところが良く見えるね
今まで小学生と中学生を、むりやり同じレワークシートで指導してきたが、どうやら限界
私の方は手間も時間も倍かかり、非常に大変だが、小学生と中学生でワークシートを変えることにした
今回は全員にとって分かりやすかったようで、全員が良く手と頭を動かしていた

座学の後は基本練習。
チームメンバーといえども、中級に上がったばかりの子からユース大会決勝進出者までレベルがまちまち。
なので、各レベルに合わせたメニューで。

基本練習の後はムーブ力強化。
大人とは異なるので、ゲーム形式に。
今日は子どもたちが大好きなゲームだ。

5人なので、タクミ、しいちゃん、たけくんの3人と、コーヘイ&のんちゃんの2人の2チームに分けた
各チームには年長の中2男子が「主将」に。
彼らを中心にあるムーブを核心にした課題を作成。ムーブは各チームごとにムーブを書いたカードをひき、出て来たムーブで作成。

タクミチームはヒールフック、コーヘイチームはガストンで作成。
課題が出来たらお互いに課題を発表。
本来は完登者数ごとに得点とするのだが、今回はコーヘイチームが不利なので、最年少学年のたけくんとのんちゃんが代表で登ることに。チームメイトは体の使い方やホールドの持ち方などをアドバイス。
お互いに完登
次にテーマとなったムーブを当てる。当たったら、また得点。
最後にそのムーブ以外で登る方法を考える。チームメンバーの試登も時間を決めてOK
登るのはやはり最少学年の二人だ
今回は課題の精度が高かったコーヘイチームが勝利した

最後にルート。
各自の課題に即したルートを数本。
ゲームで頑張りすぎたようで、ちょっとヨレてた子が多かったね