FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>十里木ボルダー&川遊び ①

2013-08-21 22:18:34 | クライミングレッスン報告
8月4日(日)
メンバー:リューセイ(小4)、のんちゃん(小4)、コージン(小5)、タイゴ(小5)、タクミ(中2)、コーヘイ(中2)

夏休みのイベント企画の一つである十里木(じゅうりぎ)ボルダー&川遊び。
初級から中級まで、様々なレベル・年齢の子が集まって一緒にボルダーをしたり川で遊んだりする交流企画だ。

もう何年も行っているのだが、この時期は各ご家庭のイベントと重なったり、また当スクールとしてはサマーキャンプが同じ月にあるため、「まぁ、どちらかに出れば良いわね」というご家庭も多く、例年参加者が少ない。
しかし一度参加した子の間では、「楽しかった」という意見も多いため、生き残っている企画でもある。
今年の参加は6人。例年になく賑やかだ。

「瀬音の湯」バス停に10時集合。
そこから歩いて約5分。川沿いの岩を伝って小さな入り江に下りる。
初級の子どもたちとそのご家族が参加するには、ちょっとワイルドなアプローチでもある。
中学生の男子二人が先に行き、小さい子を先導したり荷物を受け取ったり。
結構役に立つではないか


入り江を囲むように岩が立ちはだかっており、そこにボルダリングの課題がある。
今までここで他の人に出合ったことはなかったのに、今日は10人近くの人が・・・

先客の邪魔にならないよう気をつけながら、岩の端っこの比較的低いところからボルダリング開始


発表された課題があるわけではないけれど、結構面白い課題が数本出来る。
子どもたちは次から次へ、クルクルと交替でトライ


みんなとても積極的にトライし、実に良く登った

~つづく~




<アウトドアレッスン日誌>小川山キャンプ2013 ⑤

2013-08-15 22:12:21 | クライミングレッスン報告
さて、「オンサイト」に到着。
毎年登録することになったそうで、以前登録している私やコーヘイも、再び登録の手続きを記入し、登録料を支払うことに
お小遣いは大丈夫かな?

「オンサイト」は小さなジム。
だが、今日のような天気の時には貴重な存在だ。
すでにお二人ほど先客あり。

準備体操やストレッチをして、クライミング開始
しいちゃん、ユキちゃん、たけくんはそれぞれお互いにビレイをしながら。
一番易しい課題からたくさん登ることにする。
低グレードも結構難しい

コーヘイとタクミも様子を見ながら
11ノーマルあたりから、コーヘイもポロポロ落ち出した
設定が難しい上に、ところどころテープもはがれているようす

それを見ていたしいちゃん、たけくん、ユキちゃんの3人は、11aくらいまでグレードをあげたところで
ボルダーへシフト。


ボルダーは長ものやらテープ課題やらで大盛り上がり
子どもたちはみんなボルダーが大好きだ


3時くらいにおやつを食べながら一息ついて、またボルダー。
  ↓おやつタイム


このころから雨が上がり、お日様が・・・
みんな「あ~、今頃。。。天気のバカヤロウ~スラブ場岸壁、行きたかったな~
残念だけど、また次回。

4時にお開きにして、それぞれ家路についたり、家族旅行に切り替えたり
私は中坊2人を信濃川上駅まで送り、家路についた。

<アウトドアレッスン日誌>小川山キャンプ2013 ④

2013-08-14 18:05:09 | クライミングレッスン報告
夜半より、パラパラと雨の音・・・
朝みんなが起きても止む気配なし。。。むしろひどくなる一方
山荘にお天気チェックに行くと、午後3時ごろまでバッチリ雨マークだ


雨の中を朝食の準備。
朝ご飯はサンドイッチとカップスープ
そして昼食は炊いたご飯の残りでおにぎりを作った
これらもぜーんぶ中学生3人が相談して献立を決め、買い物リストを作って準備した
今回、私は彼らに一任し、買い出しにも同行していない。
おにぎり作りに手間取って、ちょっと時間に遅れたけれど、それ以外は合格
なかなか良いぞ

 ↑中学生たちが作ったおにぎり弁当

さて、今日はスラブ場岸壁というエリアでルートを登る予定だったが、残念ながらこの天気では岩は登れない
お昼過ぎからキャンプ場近くの「オンサイト」というジムに行くことにして、雨の中をテント撤収。
まぁ、これも良い経験だ


のんびりと撤収し、お昼ご飯は山荘前にある東屋で。


昼食後、各車に分乗し、キャンプ場を後にしてジムに向かった

~つづく~

<アウトドアレッスン日誌>小川山キャンプ2013 ③

2013-08-13 13:11:03 | クライミングレッスン報告
次は「スパイヤー」と名前のついた岩を登ることに
スラブをバランスと足の立ちこみで処理して行く課題の多いこの岩は
高さも手ごろで、小川山チックなスラブの練習にもってこいだ

昨年は全く手も足も出なかったタクミ。
でも、この一年でかなり成長
結構苦労している人の多い6級のスラブ課題を完登
で、クジラ岩の「潮吹き穴」(4級)にもトライしたが、マントルが返せなかった

ユキちゃんやたけくんの小学生チームやしいちゃんも、負けじとスラブ課題にトライ
今年は残念ながら登れなかったね

コーヘイは本当はクジラ岩の「エイハブ船長」(1級)という有名な課題を落としたい
この課題はクラシックなハイボルダー課題(高さのある課題のこと)。
こういう危険が伴うハイボルダーは、充分なクライミング能力と安全認識が育っている子でないとトライさせられない
コーヘイは安全認識に今一つ不安はあるが、クライミング能力が高いことと、
自分の状態が安全か危険かを察知する身体センサーのある子なので、トライを許している

まだアップが十分でないため、「スパイヤー」岩の1級をトライしたが、久々の花崗岩のスラブに、やはり撃沈
スラブの好きなコーヘイはちょっと心残りだったようだが、そろそろ時間も迫って来たので、エイハブ船長にトライ開始
今日は1便目でさっくりと上部のリップを止めた今日で行けるか
完登するためには、リップのスローパーをもう一手送って止め、マントルを返さなければならない
この最大核心が今日は越えられず時間となった
残念 でも、確実に前進しているよ



道すがら、薪拾いをしながらテントサイトへ。
20分ほど薪を拾い、夕食の準備。
小学生たちはそれぞれ各ご家庭で。
中学生たちは自分たちで食事の支度。

今日の献立はハヤシライスとサラダだそうだ
しいちゃんはお米係、タクミとコーヘイは調理。
なんだかんだとモメながらもほぼ時間通りに無事準備完了
結構おいしかったよ 写真を撮り忘れたのが残念

片づけをし、うす暗くなる頃から焚き火の準備。
前日スコールがあったため薪が湿っており、なかなか火がつかなかったが、みんなの頑張りでどうにか点火
マシュマロを焼いたり、ソーセージを焼いたり


ふと気付くと満点の星空 天の川も見える
しばしみんなで天を仰ぐ。
隣に座っていたユキちゃん。
「センセイ この感動を・・・感動を・・・何て表現すればいいの

あっという間に雲が流れて来て星空を掻き消した。
9時過ぎにお開き。
中学生男子二人はちゃんと寝たかな?

<アウトドアレッスン日誌>小川山キャンプ2013 ②

2013-08-09 12:10:18 | クライミングレッスン報告
クジラ岩周辺は結構人がいたけれど、子どもたちがワサワサ来たせいか、
そこにいた人たちは違うエリアへ移動してしまった

さて、トポを手に、ぐるりと周辺の岩を確認

で、みんなで「プーシェ」という岩の「穴プーシェ」7級にトライすることに
ちょっと高さがあるので、小学生が少し心配
低いところで終わることが出来る「潮吹き穴」なんてどう?と言ってみたが、
どうやらここからが良いらしい。

実力的には、多分全員大丈夫なはず
で、中2男子からトライ
「出だしの足が悪い・・・」とかなんとか言いながらも、
二人ともすんなり完登

つづいてユキちゃん。
出だしは割と調子良くサッサと処理。
途中のバンドに立ってからの一歩が、なかなか決心がつかない
小川山のクライミングって、そうなんだよな~
「え~っ ワルっコワっ」と言いながらも思い切って一歩が踏み出せて無事完登

たけくんも同じ所で詰まった
ユキちゃんの3倍くらいの長い間ずっとバンドでちょっと試しては戻り、行きつ戻りつ。。。
すでに足もパンパンな様子
もし行けないようなら木を伝って下りるように言うと、「いやだ」と言う。
もう、だれも助けることは出来ないのだから、登りたいのなら自分で勇気を出すしかない。
ちょうど「プーシェ」3級をオンサイトしたコーヘイが岩の上でたけくんに声援を送ってくれた
自分のいる所より上から応援してもらって勇気づけられたたけくん。
「えいっ」と気合いの一歩を踏み出し、決死の形相で岩のリッジに這いつくばって無事完登した

ラストにトライしたしいちゃん。
中学に上がってからあまり登っていないので、力の要るムーブがこなせない。
出だしの一歩が上がれず、残念ながら敗退

タクミはコーヘイと一緒に「プーシェ」3級にもトライし、3回目で完登
外岩ボルダーのグレードを更新した



~つづく~