FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<大会参加報告>東京カップ2014 ①

2014-05-25 13:44:30 | コンペティション参加報告
4月27日(日)
参加者:コーヘイ(中3)、タクミ(中3)、ユキちゃん(小6)、コージン(小6)、たけくん(小5)、リューセイ(小5)、ミナミちゃん(小3)

「東京カップ」は東京都の国体代表や強化選手を選出する大会。
FCCからは、東京都民であり、東京の国体代表選手権や強化選手入りがかかっているコーヘイ、タクミの中3コンビはもちろん参加
そのほか東京在住者以外でも、チームメンバーには毎年参加を呼び掛けており、6年生になりユースの全国大会に参加出来るようになったユキちゃんのほか、今まで大会とは全く無関係な環境でのんびりクライミングを楽しんで来たたけくんやチームに入会したてのコージンも参加することとなった。
刺激を受けてもらいたいことと、今の自分に足りないものは何か、をはっきり自覚してもらうためだ

チーム以外の子どもたちには、特にこちらから参加を促すことはしていないが、自主的にミナミちゃんとリューセイが参加
まだリードクライミングに入っていないミナミちゃんは、トップロープの部で参加。
一方のリューセイはなんと「ジュニア男子」のカテゴリーでエントリー
まだ初級なんだけど、大丈夫かな?
私としてはトップロープで参加したほうが良いのでは・・・?とも思ったのだが、もうエントリーしちゃっていたことと、本人の希望とのことだったので、頑張ってもらうことに。

朝8:15に集合。
先ずはハッキー(本来ハッキーは足で蹴って遊ぶ道具なのだが)をキャッチボールしあってウォーミングアップ
笑顔になること、楽しく体を動かすこと
大会前の時こそしっかり実践したい
コーヘイやタクミの東京強化の仲間たちもいつの間にか加わって、キャッチボールの大きな輪が出来た。
観察していると、ボールを投げる動きが極端に下手な子が意外と多いことに気がついた
所謂「女の子投げ」の男の子もちらほら見かけ、ちょっとショック

「遊び」はその後の人生の縮図的なトレーニング。
今の子どもたちの遊びの機会の少なさには、将来的な社会構築の不安を覚えるが・・・


さて、受付開始時間になり、選手の子どもたちは受付へ。
子どもたちには、アップ壁のないこの大会でのやるべきことをレッスンで伝えてあるので、それをしっかりしておくように念を押す。

バタバタと時間が過ぎて、あっという間に競技開始。

1本目、トップバッターはミナミちゃん。
「ルートはどうかな?」と聞くと、「これ、行けそう
自信を持って臨んだミナミちゃんだったが、上部が思いのほか遠く、完登ならず
唇をかみしめて戻って来た彼女は、お父さんとお母さんのもとで悔し涙を流していた

が、2本目では見事に立ち直っていたミナミちゃん。
渾身の頑張りで粘りのクライミングを見せ、見事3位に

 

FCCに入ったばかりの彼女の内面を垣間見た瞬間だった。

~つづく~


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