FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ちびっこクラブ@pump2 

2012-06-07 13:09:08 | クライミングレッスン報告
5月22日(火) メンバー:リオンくん(小3)、はや君(小1)、ゲンちゃん(小2)、トージ(小2)

新しくトージを仲間に入れて新メンバーによるちびっこクラブがスタートした

先ずは仲間同士の距離を近づけるため、ゲームから。
チーム戦で分かりやすいゲーム、と言うと「どんじゃんけん」なので、アップも兼ねて当面はこれだね。

「遊び」の要素を入れると、ちびっ子たちの目は活き活きと輝きだす
「遊び」は「学び」の基本なんだな~と改めて感じる瞬間でもある。
思えば自分たちの子どもの頃も、遊んでいるときの心の高揚感が集中力を生み、ちょっとした駆け引きやコツから生じる優位性を敏感に学びとったりしたものだ

「良く遊び、良く学べ」・・・小さい頃祖父から良く言われた言葉。
教科書を「勉強」するだけでは、こうした生きた勉強の姿勢を身につけるのは難しい。むしろ、汗だくになって遊ぶ経験を積んで始めて「勉強」から生きた内容を感じ取る感性が出てくるのではないだろうか。。。


続いて基本練習。このコーナーになると子どもたちの表情が急に真剣になり、レッスンの空気が変わるから面白い

私も年齢に関係なく、なるべくフォームの習得に妥協は許さないようにしているが、
ただ一つ気をつけていることは、小さい子ども達の集中力はとても高いが長く続けることは苦手なので、
なるべく冗長にならぬよう、練習する内容をくるくると変えるように気をつけている。


今日一番みんなが熱心に打ち込んだのはハング帯からカンテをまわりこんで垂壁に立ちこむ数手の課題。
体験レッスンの時からの上達が目覚ましかったのがゲンちゃんだ
今日は一人だけテクニックの要るこの課題を完登した
ゲンちゃんはちびっこクラブの前に必ず早目に来てお父さんと自主練習をしている。
おかげで動きが洗練されてきたよ

Five Ten Cupを直前に控え、ボルダーもルートもかなりホールドが外されて少なくなっている。
まばらな配置のホールドでは小さい子どもたちには悪すぎてあまり練習にならないため、ルートに移動。

ルートではリオンくんが久しぶりにギャラリー壁をトップまで行けた

体験の時、思うように登れなくてべそをかいたゲンちゃん。
今日の目標は「ヌンチャク7本目の高さまで」だったが、練習の甲斐あって見事トップまで

はやくんはギャラリーのトップまでを何度も行けるようになったので、次の目標を自分で設定。
それは「茶色の■だけでてっぺんまで行くこと。」今日は7本目までだったけれど、とても良く頑張れた

前回ギャラリーの左側をトップまで問題なく登ったトージは、同じ壁の右側をやってみたい、とのこと。
嬉々としてトライしたが、右側はホールドが外されてかなりまばら。。。
ホールドが悪い上に遠く、下部で断念 残念だったね。