木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

マツの球果 松ぼっくり

2019-12-28 08:03:57 | 木曽Now

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木曽町新開      午前7時の気温  -9.0℃      今朝の天気  晴れ

散歩の途中
落ち葉の上に落ちている
松ぼっくりを
よく目にします。


皆さんも
マツの球果
松ぼっくりは
見たことがあると
思いますが
マツの種子は
どうでしょう?


見たことがないと言う方も
多いのでは
ないでしょうか?


見たことはないが
食べたことがある?
韓国料理や
イタリア料理に
よく使われるそうですね。


地面に落ちている
松ぼっくりには
ほとんど種子は
入っていません。


松ぼっくりの
鱗片の間に
種子は入っています。


風で飛ばされるため
風受けの翼がついた
種子です。


松ぼっくりが熟すと
秋の晴れてよく乾燥した日
鱗片が開いて
種子がクルクルまわり
風に乗って
散布されます。


種子を飛ばし終わった
松ぼっくりは
役目を終えて
地面に落下します。


地面に落ちた種子は
湿気のある場所だと
すぐ翼から
外れてしまいます。


いつまでも
翼がついていると
どこまで飛ばされるか
分からないからでしょう。


雨の後
鱗片が閉じた
松ぼっくりを
拾ってきたのに
気づいたら
開いていたと言う
経験があるかもしれません。


湿気の多い時
種子を遠くに
飛ばすことができないので
松ぼっくりは
鱗片を閉じています。


種子を飛ばす
タイミングを計って
空気中の湿度によって
鱗片を閉じたり
開いたりしているのです。


そこで
拾ってきた松ぼっくりが
どれくらいの時間で
閉じるのか
実験してみました。

(10:30)

部屋の中で
乾燥し切った
松ぼっくりを
完全に水の中に
つけて見ました。

(10:33)

あとは
定期的に三脚に据え付けた
カメラで撮影を
続けました。

(10:46)


(11:04)


(11:17)

夕方が迫ってきたので
完全に閉じるまで
待てませんでしたが
約30分で種子が
風で飛ばない程度まで
鱗片を閉じることが
分かりました。

(11:30)


(11:50)