映画感想(ネタバレもあったり)

映画コラム/映画イラスト

海炭市叙景(2010年製作の映画)

2015-09-30 | 映画感想
良すぎた。。ずっと観てたかった。。なんで劇場で観なかったんだろう。。
完璧に好き。まいった、やられた。。

短編集を基にしたオムニバスだということは知っておいたほうがいいですね。
それぞれのエピソードに深い繋がりはないので。
(逆の意味での深い繋がりはあるけど)

ただ、函館をイメージした海炭市(このネーミングも素晴らしい)で
生きることに一生懸命なんだけど、
どういうわけだかあまり幸せそうに見えない人たちの空気感は同じ。

有名俳優以外のキャストは函館の方が演じたとのことでそのリアルさは迫力あった。スナックのシーンすごかったもん。。


***


竹原ピストルがもはや妖精のようだった。。
なんなのあの清らかさ。

小林薫やら南果歩やら加瀬亮やら谷村美月やらがそのあと活躍するけど、竹原ピストルの風味で全体包んじゃうもんね。


***


全然関係ないけど
高橋三千綱の小説『二月の行方』を思い出した。

けして子供から「あんな風になりた〜い!」と思われないオトナたち。
でも魅力的でかわいい人たち。

自分も十分オトナなんだけど、、学生時代に『二月の行方』読んで感じた、寂しくてダメなオトナたち。
憧れたんだよなぁ。


まぁまぁとにかく『海炭市叙景』、名作ですので!

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