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映画『一寸法師ちび助物語(1935)』 鬼が弱過ぎて引く 

2022-05-03 | 映画感想
一寸法師ちび助物語(1935年製作の映画)
製作国:日本上映時間:10分
ジャンル:アニメ
監督 瀬尾光世



目次

  1. 一寸法師ちび助物語 (1935年)。上映時間 10分。
  2. 童謡いっすんぼうしの歌詞


一寸法師ちび助物語 (1935年)。上映時間 10分。


一寸は約3.03cm。
定規で見てみるとなかなかの小ささ。
名前は"ちび助"。



↑姫も20センチくらいしかない。

****

一寸法師ってそういえば、ただただ突然一寸の男の子なんですね。
どういう理由で小さいのかとか、何かの罰で小さくなったとかではなく、ただただ小さい。
さらに生活圏は人間界。

虫たちと仲良く暮らすだけではなく、
大臣の家来となって、お姫様のお供で京都の京都の清水寺にお参りに行ったりする。

***

そこに謎の生物、鬼が登場。

鬼「美しい姫だ。嫁ごぜにしてやる」
※嫁ごぜ…嫁御前(よめごぜ)。嫁を敬っていう語。

一寸法師は、木のうろ(樹洞)に隠してあったスタンプ(ハンコ)を出してきて、自分の形のスタンプを押すと押すたびに一寸法師は増殖されていく。
14匹くらいに増えた一寸法師は、カエルたちも仲間にして、火をつけたマッチを鬼に投げたりして、鬼を捕まえる。

鬼が弱い。。。
鬼はこんなに弱いのになぜ悪いことしようとしたのか。。


***


「鬼が忘れた打出の小槌」

打出の小槌は鬼が忘れて行ったものだったのか。
小槌の中に複数の一寸法師が入って出てくると1人の普通サイズの"ちび助"が出てくる。
「立派な姿に喜んだ姫と一緒に末長く幸せに暮らしたという、昔々の物語。一寸法師〜ちび助物語一巻の終わりであります」




歌詞がそのまま物語になってるんですね。
姫と清水寺行くとか、鬼が出てくるとか、お鎚で大男になる、とか。


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