転勤族のいばらきブログ

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ブエナビスタは泣いていた

2011-12-25 18:40:22 | 競馬
今年を締めくくる有馬記念が終わった。

有馬記念の回顧は後ほど投稿したいと思うが、その前に競馬ファンに見ていただきたい画像を載せたいと思います。


中山競馬場で最終レース終了後、ブエナビスタの引退式が行われた。
その模様はありがたいことに、BS11で生中継してくれた。


昨年秋の天皇賞、今年のジャパンカップを共にゼッケン2番で優勝したブエナビスタが岩田騎手を背に夕闇をバックに登場


寒空にもかかわらず、びっしりの競馬ファンがブエナビスタの引退式に残った。



GⅠ6勝という輝かしい実績のブエナビスタだが、自分には不運な馬というイメージの方が大きい。

秋華賞の降着、クィーンスプマンテの大逃げにしてやられたエリザベス女王杯、物凄い追い込みがわずか届かなかったドバイシーマクラシック、完勝しながら降着になったジャパンカップ、ヴィクトワールピサに鼻差届かなかった昨年の有馬記念、ドバイ帰りで臨んでアパアネのクビ差2着のヴィクトリアマイル。
これらは全部勝てたレースだった。でも勝てない。運が無かった。

騎手も安藤勝、横山典、ペリエ、スミヨン、ムーア、岩田と6人も乗り替わった。これほどの名馬に騎手をコロコロ代えたのは決してよくない。ブエナビスタもレースできっと戸惑ったに違いない。


しかし、ブエナビスタは2歳11月のデビューから3年2ヶ月、大きな故障一つなく23戦の現役生活を全うした。2歳から毎年GⅠを勝ち続け、5歳でジャパンカップを勝った。ジャパンカップの勝利は不運な競走実績を自らの走りで乗り越えたものだった。

終わったばかりの今日の有馬記念は異常なスローペースだったこともあるが、急に母性が芽生え、「もう走りたくない」と訴えているように感じた。国内では初めての着外だったのだから。


そんなブエナビスタ。引退式の最後の関係者との記念撮影で泣いていたのだ。


右目からあふれているものは涙としか見えない。これは偶然なのか、奇跡なのか。いや、ブエナビスタは明日には生まれ故郷の北海道に帰るのを知っているのだ。ちゃんとお世話になった関係者、ファンにお別れを言っているのだ。そんなブエナビスタの美しい涙だ。



テレビで見て、自分ももらい泣きしてしまった。ブエナビスタが怪我なく故郷に帰ることが出来て本当に良かったと思う。立派なお母さんになってもらって、4年後にはブエナビスタ2世に競馬場で会いたい。


ありがとうブエナビスタ

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