転勤族のいばらきブログ

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日本人は怒る気力もないのか?

2008-07-26 22:52:47 | 政治
とにかく生きていくのが、大変な時代になっている。

物価は高い。給料は安い。治安は悪い。不正は多い。

社会が不安定だから、結婚も出来ない。結婚しても子供も作れない。ますます少子高齢化にまっしぐらである。

一体どうしてこんな世の中になってしまったのか


もちろん、アメリカのサブプライムローンを発端とする金融不安と物価高は先進国共通である。そして先進国の多くは、中国という極めて危うい国家の発展でかろうじて破綻を免れている。

でも、日本をこんなひどい不安な国にした人。それは間違いなく小泉純一郎だと思う。小泉純一郎は公を民間に開放し、何事にも競争原理を導入した。格差を認め、一部の勝ち組が社会を牽引することを容認したのである。


その結果、1億総中流と言われた日本が、中流がなくなり、1割の富裕層、7割の中流の下、2割の貧困層という構造になってしまった。

その1割の富裕層というのも、社会で汗水たらして、努力した結果、成功し富を得たのではなく、多くは犯罪まがいのマネーゲームの勝者なのである。社会はそんな彼らを評価しないし、認めようとしない。

日本という国は、他国がどんな変貌をしようとも、変えてはいけない、捨ててはいけないものがある。それは日本は資本国家だけれども、中流、中間層が一生懸命働き、それなりの幸せを構築し、恵まれない人やお年寄りを支えていく助け合いの精神だと思う。

日本は島国だから、世界の動きには勿論敏感になりつつ、でも日本スタイルというか我が道をゆくことが出来るはずなのである。


漠然と社会に恨みを持ち、誰でもいいから殺したいという無差別殺人という、10年前は考えられなかった事件が頻発しているのは、格差社会の産物である。秋葉原や八王子の犯人などは、少し前の時代なら何とか就職し、相当精神的に弱い人間だろうけど、何とか社会が救いあげ、立ち直らせてきた。今の日本は誰も助けない、見捨てるだけなのである。

そして、あまりにおとなしい国民のストレスの矛先が、戦争を容認する世論に向かうなんてことも暴論とは思えない。みんな犯罪者になる可能性はある世の中なのである。


日本人よ、政治、経済、社会を勉強しよう。
そして、もっと、もっと怒らなければいけない。同じくらい、笑って、泣いて、喜ぼう。
健全な喜怒哀楽のある生き方にしなければいけないのだ。




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