馬インフルエンザで競馬開催中止！

ＪＲＡは１７日、馬インフルエンザの感染が拡大したため１８、１９日に開催予定だった札幌、新潟、小倉競馬の開催中止を発表した。馬インフルエンザによる開催中止は１９７１年以来３６年ぶりという。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
マスコミは「ＪＲＡ最大のピンチ」だの「ＪＲＡお粗末、不始末」だの大騒ぎだが、インターネットで簡単に馬券が買えるようになった時代に、今回馬の集団風邪で競馬が出来ないことで「競馬の主役は馬で、馬は生き物なんだ」ということを再認識し、何かホッとした感もある。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
今は競馬場に行けば大スクリーンを見ながらゆったり競馬が見れる。スタンド内はまるで大ショッピングセンターのように綺麗だ。ウインズでもファンはマークシート片手にモニターを見ながら静かに楽しんでいる。何より若い特に女性が多い。そこには３０年前にはあったギャンブル場としての後ろめたさはない。

でも、「競馬とは馬と馬を育てる多くの人たちがあっての血の通ったスポーツであること」を我々は忘れてなかったか？　

これでおそらく１ヶ月は競馬再開は出来ないだろう。残念だが仕方がない。ＪＲＡには落ち度はないと思う。しっかり原因究明してほしい。写真のメイショウサムソンも陽性だったようで凱旋門賞挑戦は断念になりそうだ。これも仕方ない。

とにかく多くの犠牲が出そうだが、ただ憂うだけでなく、冷静に関係業界もファンも「競馬とは何か」を考えてみようではないか